果林「EMMA、今日の夕食は何が良いかしら?」エマ「え?」
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エマ「果林ちゃん、私のこと呼んだ?」
果林「?呼んでないわ」
エマ「おかしいなぁ。確かにエマって聞こえたんだけど……」
果林「もしかしてこれのこと?」スッ
ピコンッ
EMMA「初めまして。私はEMMAです」
エマ「わ、ビックリした!」 エマ「これ、スマホのアプリ?」
果林「そう、最近大阪の大手会社がリリースしたコンシェルジュ?(意味は分かってない)アプリよ」
果林「こうやって音声で質問することで、検索やナビゲーションとか色々教えてくれるのよ」
果林「確か愛……だったかしら。それで動いてるみたいよ」
愛「私?」
エマ「え!愛で動いてるの?なんだか素敵〜」 彼方「もしかしてそれってAIのこと〜?」
果林「えーあい……?」
しずく「AI、人工知能のことですよね」
�イ「たしか……個人個人の情報を学習して各自に最適な答えを出してくれるんだよね」
あなた「とっても便利だよね!私もよく曲作りのアドバイス貰ったりするんだ!」
璃奈「私も色々使ってる……」 愛「それにしてもAIで愛って、カリンそのギャグ面白すぎー!!ズルいよー!!」
果林「え!そ、そうね。冗談よ。ふふふ……」
彼方(絶対素で間違えてたな……) エマ「へーそんなのあるんだー。私機械苦手だからアプリとかよく知らないんだ〜」
かすみ「え、もしかしてエマ先輩まだEMMA使ってないんですか!?」
せつ菜「え!!エマさんそうなんですか!!?」
エマ「え?え?皆入れてるの?」
かすみ「多分今時EMMA入れてないのエマ先輩くらいなのでは?」キョロ
ウンウン
エマ「えー!そうだったのー!?」 せつ菜「エマさん!!とっても便利なので絶対入れた方がいいですよ!!!!!」グイッ
エマ「う、うん……分かった……」
果林「ちょっとせつ菜、あんまりエマにグイグイいかないの」
せつ菜「はっ、すみません。つい……」
果林「エマ、さっき話してた通り今日は一緒に帰りましょう。ついでだからEMMAを使ってるところを見せてあげるわ!」
エマ「うん、ありがとう!どんなアプリなのか気になってたんだ〜」
ーーーー エマ「さっき果林ちゃん夕食がどうって言ってたよね。じゃあお店の場所は……」
果林「ふふっ、甘いわエマ」
エマ「え?」
果林「EMMA、夕食の準備がしたいわ」
ピコンッ
EMMA「はい、今日はカレー等どうでしょうか」
果林「いいわねカレー。美味しいし何日か保って楽だものね」
EMMA「材料の場所は〜〜〜です」
EMMA「目的地までのナビゲーションを開始します」 エマ「迷わないようにね、果林ちゃん」
果林「見てなさいエマ、このアプリホントに凄いのよ!なんと私でも無事に目的地に着けるの!」
エマ「ええ!?今までどのナビゲーションアプリを使っても迷ってたあの果林ちゃんが!?」
果林「そ、そんなに驚くことないでしょ……?」 果林「こほん。それじゃあ早速出発しましょう!」ダッ
EMMA「ルートからそれています。目的地は反対方向です」
果林「あら?」
エマ「果林ちゃんホントによく間違うよねぇ」
果林「ほら、こういう風に道を間違えてもすぐに教えてくれるのよ!!これを教えるためにわざと間違えたのよ!!」
エマ「ふーん……」
果林「さ、さぁ、今度こそ行くわよ!!」ダッ 果林「ほら、無事到着したわ!時間だって今までと比べてあまりかかってないし!」
エマ(果林ちゃん結局あれから何回もEMMAに軌道修正されてたよね……)
エマ(でも確かに、あんなにすぐ道がそれてることを教えてくれるナビゲーションなら、迷うことなんてないかも)
エマ「そのアプリ凄いね!もうこれで果林ちゃんどこへでも行けるね!」
果林「そうね、ホントEMMAに出会えて良かったわ!」 ー翌日ー
ガチャッ
エマ「おじゃましまーす」
エマ「えっ!!?」
果林「ふぁぁぁ……おはよう、エマ」
エマ「かっ……果林ちゃんが起きてる!?」 果林「驚いてるようね、エマ。他でも無いこの私が一番驚いてるわ!」
エマ「い、今までどんな時計やアプリを使っても起きなかった果林ちゃんが、私が来る前に起きてるなんて……」
エマ「どうして!?今までこんなこと一度も無かったのに!!」
果林「EMMAに起こしてもらったのよ!」
エマ「EMMA……」 果林「EMMA凄いのよ?朝起きやすいように何時に寝ればいいのか、寝る前にどうしておけばいいかまで教えてくれるの」
果林「おかげでEMMAに起こしてもらうように頼んだ時間より早く起きちゃった!」
エマ「そ、そんな……果林ちゃんどうしちゃったの!?そんなの果林ちゃんらしくないよ!!」ガッ
果林「エ、エマ?どうしたの?」 エマ「あっ、ごめん、つい……」
果林「いいけど……ちょっとびっくりしちゃったわ」
エマ「ごめんね」
エマ(何やってるんだろう私。何で果林ちゃんが朝起きてただけでこんな……)
エマ(それに果林ちゃんが朝起きられたのは喜ばしいことのはずなのに)
エマ「そうだね、ちゃんと朝起きられた果林ちゃんはいいこいいこしてあげないとね」
エマ「よしよし〜」ナデナデ
果林「もう、エマったら子ども扱いして!私もう子どもじゃないのよ!?」
エマ(ふふ、果林ちゃん可愛いなぁ〜) あなた「よーし、今日も練習行くよー!」
あなた「EMMAに聞いて各自に合わせた練習メニューを組んでくれて!今から配るね!」
エマ(EMMAに……)
あなた「あれ、エマさんどうしたの?ボーッとして」
エマ「あ、ううん、なんでもないの!ありがとう!練習メニュー組んでくれて!」 ー翌日ー
エマ「果林ちゃん入るねー?」
ガチャッ
果林「あら、おはよう、エマ」
エマ「えっ、果林ちゃん!?なんでもう制服に着替えてるの!?」
果林「なんでって……そりゃあ今日は学校だし……」
エマ「そうじゃなくて!」 エマ「いつも私が着替えさせてでしょ?果林ちゃん1人で服着れたの!?」
果林「エマ……私のことどう思ってたの?私だって1人で服着替えられるわよ!」
果林「そりゃあ朝はいつも着替えさせてもらってたけど」
エマ「そ、そうだよね……」
エマ「1人でお着替えなんて普通だよね……」シュン 自分で着替えられなかったら練習前後とか風呂に入った後とかどうするんだ… せつ菜「璃奈さん!ネットニュース見ました!?」
璃奈「うん、見た……。怪盗団、復活?」
璃奈「璃奈ちゃんボード『ワクワク』」
エマ「はぁぁぁ……」
あなた「ねぇ、果林さん。エマさんどうしたの?」
果林「それが私にも分からないのよ……。朝からずっとあんな風で」
あなた「何か思い当たることとか無い?」
果林「分からないわね……。喧嘩したとかでも無いし」
果林「ちょっと部長から話してもらってもいいかしら?」
あなた「分かった、あんまり自信無いけど聞いてみるよ」 あなた「エマさん、元気ないみたいだけど大丈夫?」
エマ「あ、ごめんね……。あなたに気を使わせちゃって」
エマ「なんでも無いの!私なら大丈夫だから!」
あなた「ほんと……?それならいいけど……」
エマ「それよりほら、せつ菜ちゃん達何か盛り上がってるよ?私達も混ぜて貰おう?」
エマ「おーい!せつ菜ちゃん!璃奈ちゃん!何の話してるのー?」 あなた「あっ……」
あなた「うーん、話してくれないか。何か隠してる気はすんだけどなぁ」
果林「あなたでも駄目だったみたいね」
あなた「ごめんね果林さん」
果林「謝る必要は無いわ。無理に聞き出す訳にもいかないし」
果林「ねぇ、EMMA。EMMAはどう思う?」
ピコンッ
EMMA「人は誰にも話したくない事があります。今は無理に聞き出さず相手が話しやすい雰囲気作りを心がける事をお勧めします」
あなた「だって」
果林「EMMAがそう言うなら確実ね。ひとまず様子を見ましょう」 せつ菜「あ、エマさん!昨日渋谷の電波ジャックで宣言された予告状の話をしてたんです?」
エマ「予告状?何の話?」
璃奈「心の怪盗団の話」
エマ「心の怪盗団?なにそれ?」
璃奈「え、エマさん心の怪盗団知らないの?去年あれだけ話題になったのに」
せつ菜「あっ!エマさんそういえば去年はまだ日本にいないんでしたっけ」
璃奈「そっか。日本にいたら絶対知ってるはずだよね」 璃奈「EMMA、心の怪盗団についてエマさんに教えてあげて」
ピコンッ
EMMA「分かりました」
EMMA「心の怪盗団とは、悪人の盗み、悪人を改心させる謎の集団です」
エマ「え、心を盗む?」
せつ菜「そうです!心の怪盗団はただの怪盗団じゃないんですよ!」 EMMA「その手口は、ターゲットにした悪人に対して事前に予告状を送ります」
EMMA「すると、数日後には人が変わったように罪を自白しだすという非現実的な手口が注目を集め、『現代の義賊』とまで呼ばれるようになりました」
せつ菜「そうです!怪盗団は法で裁けない悪人を成敗してくれる正義の味方なんです!!」
エマ「へぇ〜なんだか凄そうだね」 せつ菜「去年の12月頃以降活動が無かったので解散したと言われていましたが、なんと昨日復活したんですよ!!!」
璃奈「これを見て」
『アンタが奪った人々のネガイ』
『今宵我々が頂戴する!』
エマ「わ!この映像って渋谷の駅前の?あんなにでっかいテレビを乗っ取って声明しちゃうなんてダイナミックだね!」
璃奈「電波ジャック。普通に犯罪」
せつ菜「いいんですよ!格好いいは正義です!!」 璃奈「心の怪盗団の復活は凄く興味深い。今まで通りなら」
せつ菜「えぇ!そのうち心を盗まれて改心するはずです!!」
せつ菜「いやー懐かしいです!私も怪チャンによく書き込んでました!」
璃奈「え、せつ菜さんあんな胡散臭いサイトに書き込んでたの?」
エマ「怪チャン……?」 ピコンッ
EMMA「怪チャン、怪盗チャンネルは、ファンが立ち上げた心の怪盗団を応援するサイトです。主に怪盗団の事に関する掲示板やアンケート、改心してほしい人の依頼等が書かれていました」
せつ菜「依頼の中にはホントに改心してくれたって人が何人もいたんですよ!凄いですよね!?」
せつ菜「実は私も依頼したんです」
エマ「そうなんだ。何を依頼したの?」
せつ菜「頭の硬い両親を改心してくれ!って勢いで書き込んでました」
せつ菜「今思えば勢いで書いただけで怪盗団が改心させるような極悪人でも無かったし、当然相手にされなかったですけどね」 せつ菜「とにかく怪盗団は凄いんです!!エマさんも一緒に応援しましょう!!ほら、怪チャンのURL送っておきましたから!!」
璃奈「乗るしかない、このビッグウェーブに!璃奈ちゃんボード『ムンッ』!」
エマ「ありがとう2人とも。ちょっと興味が沸いてきたかも。後で調べてみるね」
果林「エマー!私そろそろ帰ろうと思うんだけどどうするー?」
エマ「あ!はーい!今行くー!!」
エマ「それじゃあまたね!」
璃奈「うん、バイバイ」
せつ菜「後でって言いましたけど絶対調べて下さいね!!そういう人って大抵後から調べな──」 ーーーー
果林「随分盛り上がってたわね。せつ菜達と何話してたの?」
エマ「心の怪盗団だよ?」
果林「あー、去年流行ってたわね。何でまた急に?」
エマ「昨日復活したって言ってたよ」
果林「そうだったのね」 エマ「あ、果林ちゃんそっちは──」
ピコンッ
EMMA「ルートからそれています。目的地は反対方向です」
エマ「あっ……」
果林「おっと、ありがとうEMMA」
果林「見てエマ!通学路でもEMMAを使うことにしたの!」
果林「今まではなぜか散在通った通学路でも道を間違えることがあったけど、これなら確実に迷わずに済むわ!!」
エマ「確かにそうだね……」 果林「今まで寄り道しちゃって遅刻しかけたり帰るのが遅くなったりしてごめんなさいね?でももう大丈夫よ!高級船に乗った気でいて!」
エマ「うん……」
エマ(道から外れて果林ちゃんと歩くの、それはそれで冒険みたいで好きだったんだけどなぁ)
エマ(もうそれが無くなると何だか寂しい……)
エマ(それに道に外れかけたとき声をかけるのは私の役目だったのに、何だか私がもう必要とされてないみたいで……) ー翌日ー
ガチャッ
エマ「おはよう、果林ちゃん」
果林「おはようエマ!」シャキッ
エマ(今日も1人で起きてる。制服だしそれに)
果林「今エマのために朝ご飯作ってるの。ちょっと待ってて、すぐ出来るから」ジュウジュウ
エマ(……………) 果林「はいどうぞ!と言っても料理らしい事は鮭焼いて味噌汁作ったのだけだけど」
エマ「ううん、日本の和食とっても美味しいから私は好きだよ?ありがとう果林ちゃん!」
果林「そう?エマに喜んで貰えると私も嬉しいわ」 パクッ
エマ「…………」
モグモグモグ
エマ「……………」
果林「エマ?」
エマ「……………」
果林「どうしたの?美味しくない?どこか焦げちゃってたかしら」
エマ「え、あ、ううん!そんなんじゃ無いの!」
ズズーッ
エマ「うん、味噌汁だってとっても美味しい!」
果林「そ、そう?ならいいのだけれど……。急に黙っちゃうから心配しちゃったわ」
エマ「ごめんごめん」 エマ(美味しい。美味しいんだけど)
エマ(何でだろう。とっても悲しい感じがする)
エマ(どうしてなんだろう。普通なら喜ぶことなのに)
エマ(私、おかしくなっちゃったのかなぁ) 果林「あ、そうだエマ」
エマ「ん?何果林ちゃん」
果林「明日から朝起こしに来なくてもいいわよ?」
エマ「……………………」
エマ「え?」 多分ラスダンのとこやってるけど怪チャンとか全然出てこなかったな 一応急にじゃなくて最初からP5ネタっぽかったけどな
にしてもペルソナスレは珍しい エマ「え、どうして…………」
果林「ほら、私今までエマにお世話になってばかりだったじゃない?朝もちゃんと起きれるようになったらエマの負担も減るし」
果林「EMMAがあれば何とかなりそうだから、丁度良い機会だしそろそろ私も自立しなきゃって」
果林「心配しなくても大丈夫!エマが来るまでは一応は自立できてたんだし!」
エマ「………………」 果林「エマ?」
エマ「あ、うん」
エマ「偉いね、果林ちゃん!自立、できるといいね」
果林「うん、私頑張るから!エマも見守ってくれると嬉しいわ!」パァァ
エマ「応援、してるね……」
エマ(私は負担になってるなんて全く思ってない。寧ろもっと私に手を焼かせて欲しい、ずっと私がお世話してあげたい)
エマ(でもそんなこと、成長するために努力しようとする果林ちゃんに言う事なんて私には出来なかった) ー数日後ー
ピンポーン
ガチャッ
果林「エマ、おはよう!」
エマ「おはよう果林ちゃん」
エマ「果林ちゃんの方から来るなんて、ホントに早起きできるようになったんだね果林ちゃん」
果林「えぇ!道にも全然迷わないし、それに勉強だってちゃんとしてるのよ!」
エマ「そうなんだ……」
果林「エマ、私変われたかしら?」
エマ「うん、果林ちゃんは凄いよ……」
エマ(何だろう。果林ちゃんとは毎日一緒なのに、何だか遠くに感じちゃう)
エマ(果林ちゃんとはずっと一緒にいなくちゃいけないのにこれじゃあ……) スタスタ
ドンッ
エマ「きゃっ」
果林「エマ!大丈夫!?」
エマ「う、うん。ぶつかっただけだから平気……」
果林「何よあの人。人にぶつかっておいて謝りもせずに。歩きスマホなんかしてるからよ」
エマ「果林ちゃん、私なら大丈夫だから」
果林「でもっ」
エマ「それに歩きスマホなら果林ちゃんもしてるでしょ?」
果林「わ、私はちゃんと前見てるから……」
エマ「もう、EMMAばっか見てると危ないよ」
果林「でもこれが無いと私……」
エマ「…………」 あなた「ねぇEMMA、今日の練習メニューどうすればいいかな?」
せつ菜「EMMAさん、今日のアニメ何がありましたっけ」
彼方「EMMA、進路どうすればいいかな〜」
エマ(あれから皆はより一層EMMAに頼り切るようになっちゃった)
エマ(自分で考えることを放棄してEMMAばっかり。これって良くないんじゃないかな)
〜〜〜〜
果林『丁度良い機会だから私も自立しなきゃって』
〜〜〜〜
エマ(確かに1人で何でもできるようになったけど、EMMAに頼り切りの現状は自立してるって言えるのかな) あなた「なるほど!EMMAが言うなら間違いないね!」
せつ菜「あ、あのアニメ録画してませんでしたね。ありがとうEMMAさん!!家に帰ったら早速録画します!!」
彼方「EMMAが言うならそこにしようかな〜」
エマ(いや、頼り切りどころがこれじゃあまるで言いなりの人形……)
せつ菜「あーーーっ!!!!!」
エマ「」ビクッ せつ菜「え、え、EMMAが……」
璃奈「強制終了になった……なんで?」
彼方「むー、アプリが開けない」ポチッポチッ
パンッ
あなた「きっとそろそろ練習しなさいってことだよ!ひとまず練習始めよう!」
ハーイ
その後も休憩中に皆スマホを触っていましたが、どうやらEMMAはつかないままだったようです。 あなた「今日はここまでにしよう!皆お疲れ様!昨日より大分良くなったよ!!」
せつ菜「駄目です。まだEMMA使えないみたいです」
璃奈「皆!!このニュース見て!!EMMAの一時利用停止が公式記者会見で正式に発表されてる!!」
エマ「えっ……?」 璃奈「EMMAがハッキングを受けて個人情報が一部流出、サーバー強化のためEMMAの稼働を一時停止」
璃奈「ハッキングした犯人は……心の怪盗団!?」
せつ菜「え!?確かにメンバーにハッカーがいるとの噂はありますがそんな!」
璃奈「それに心の怪盗団には殺人の容疑もかかってるって……」
步夢「殺人だなんて酷い……」 果林「何てことしてくれのよ怪盗団!!EMMAが使えなくなったら皆がどれだけ困るか分かってるの!?」
せつ菜「�イさん、果林さん、ちょっと待って下さい!!まだ心の怪盗団がやったって決まったわけじゃ……」
果林「ニュースでそう言ってるじゃない!警察にも届け出出したって」
せつ菜「怪盗団はそんなことしません!怪盗団はあくまで悪を挫く正義の味方なんですから!」
せつ菜「前も濡れ衣を着せられてましたし、きっと今回も──」
璃奈「せつ菜さん落ち着いて」
せつ菜「璃奈さん!あなたまで怪盗団のせいだっていうんですか!?」 璃奈「怪盗団はひとまず置いておいて、問題はそこじゃない」
あなた「新曲のアドバイス貰おうと思ってたのにどうしよう。次のライブに間に合うかな……」ブツブツ
彼方「どうしよう……。面接の対策とかまだ聞いてないのに〜」
かすみ「わーん!明日の分の宿題いっぱいあるのにEMMAが使えないなんてどうすればいいんですかー!?」
せつ菜「皆さん……」
璃奈「今までEMMAに頼り切りになってた分急にEMMA抜きの生活をするのは難しいと思う。まずは今後の練習の件も含めてその事に関して考えるべき」 せつ菜「……そうですね。すみません璃奈さん」
あなた「ごめん。私も取り乱しちゃって。皆今日はもう遅いし、これからどうしていくか明日ゆっくり考えよう!」
あなた「今日は解散!」
エマ「果林ちゃん、帰ろう?」
果林「えぇ……」 トボトボトボ
果林「…………」
エマ「果林ちゃん、そっちの道反対だよ?」
果林「あっ、そうね……ごめんなさい」
トボトボトボ
エマ「果林ちゃん、道違うよ?」
果林「あっ……」
エマ「果林ちゃん、ちゃんと前見ないと危ないよ?」
果林「ごめんなさいエマ。私ってホント駄目ね」
エマ「そんなこと無いよ果林ちゃん。落ち込まないで?」
エマ「あ、そうだ。今日は私が果林ちゃんの好きな物作ってあげる!」
果林「エマ……ありがとう」 ー翌日ー
エマ「最近果林ちゃん自分で起きてたけど今日は大丈夫かな?」
エマ「EMMAしばらく使えないって言ってたけどどうなのかな……」
〜〜〜〜
『そろそろ私も自立しなきゃって』
〜〜〜〜
エマ「…………」
エマ「ごめん果林ちゃん!私やっぱり心配だよ!!」ダッ ガチャッ
エマ「果林ちゃん!」
果林「zzz」クカー
エマ「まだ寝てる……」
エマ「…………」
エマ「はっ!ちょっと喜んじゃった!駄目駄目!」
エマ「それにしても果林ちゃんの寝顔見るの何だか久しぶかも」 エマ「ほら、起きて〜果林ちゃん〜」
果林「うーん……あと3分〜」
エマ「もう、お布団捲るからね!」バッ
果林「きゃぁぁぁ!!!ってエマ……?」
果林「……………」ジーッ
果林「はっ!私1人で起きられなかったの!?」
エマ「うん、果林ちゃん気持ちよさそうに寝てたよ?」
果林「はぁぁぁぁぁ……」ドヨーン
エマ「え、果林ちゃんどうしたの!?」 果林「私ってホント駄目ね」
エマ「どうしちゃったの果林ちゃん!?そんなことないよ!?」
果林「昨日だって道に迷うし、今日もエマがいなかったら朝起きられなかったし、EMMAを使う前に逆戻り。いえ、EMMAに依存していた分寧ろ前よりダ駄目になった気がするわ」
果林「自立したつもりになってたけど、結局EMMAが無かったら私何も出来ないのよ」
エマ「果林ちゃん……」
エマ「じゃっ、じゃあ、私がEMMAになるよ!」
果林「え?」 果林「何言ってるの?エマは元からエマでしょ」
エマ「そうじゃなくて、アプリの方のEMMAだよ!」
果林「エマが、EMMAに……?」
エマ「うん!私がEMMAの代わりになる!果林ちゃんだけのEMMAになる!」 果林「そんな、悪いわ!私結構しょっちゅうEMMAに聞いてたし」
エマ「それなら私もしょっちゅう答えるよ?」
果林「それに、EMMAが無くなって私もう何を頼りにして生きていけばいいのか分からないの!」
エマ「私を頼って?果林ちゃん!」
果林「それじゃあ駄目なのよ!」
エマ「どうして?」
果林「だって、EMMAと違ってエマはずっと一緒にいるわけじゃないじゃない。私達は3年なんだから、卒業したら離ればなれになるわ」
果林「だからエマに頼り切りになるわけにはいかないのよ」
エマ「私はずっと一緒にいるよ?」
果林「え?」 果林「何言ってるのよエマ……」
エマ「冗談なんかじゃ無いよ?果林ちゃんが望んでくれるなら私はずっと果林ちゃんの傍にいるよ!」ギュッ
エマ「だから安心して私を頼って?」
果林「エマ……」
果林「本当の私知っての通りこんなだけど、こんな私でも受け止めてくれる……?」
果林「ホントにこれからもずっと一緒にいてくれるの……?」
エマ「私は最初からそう言ってるよ?」 果林「うぅ……エマァァァァ……」ギュゥゥウ
エマ「わっ、もう〜果林ちゃん子どもみたい」
果林「今だけはエマの子どもだもん!」
エマ「はいはい、いいこいいこ〜」ナデナデ こうして私は果林ちゃんのEMMAになりました。
怪盗団の方は悪い人かも知れないけど、私の果林ちゃんをEMMAから盗り返してくれてとっても感謝しています!
心の怪盗団さん、ありがとうございます❤
❤ハッピーエンド❤ スレ立て当初はEMMAの設定だけ借りたこのエマかり共依存ルートで考えてましたが、
>>73から分岐でもうちょっと書きます なんかこの前顔文字決めるスレ出来ていちおう全員ある >>73から分岐
果林「そういえばエマはもうEMMA入れたの?」
エマ「え、私?まだ入れてないけど……」
果林「何で入れないの?便利なのに」
エマ「いや、私はいいよぉ」
果林「ほら、スマホ貸して?私が入れてあげる」ヒョイ
エマ「あ、ちょっと果林ちゃん!」 果林「はい、入れてあげたわよ。エマも使ってみて!絶対便利だから!!」
エマ「うん……分かった」
果林「初期認証だけしておいてね?名前を音声入力するだけでとっても簡単だから!」
果林「そこから色んな質問を通して自分に最適なEMMAになっていくのよ!」
エマ「そうなんだ……」
エマ「…………また初期認証しておくね?」
果林「今しないの?もう、エマってばそう言うときは大抵いつもしないんだから……」
エマ「あはは……気が向いたら使うから」
エマ(これがEMMA……)
エマ(果林ちゃんが入れなきゃ、こんな物絶対に入れなかった) ガララ
果林「おはよう」
かすみ「おはようございます。果林先輩、エマせ──」
かすみ「ってエマ先輩どうしたんですか!?」
エマ「あ、うん……ちょっとね」ドヨーン
果林「朝からこんなんなのよ。私にはさっぱりで」 あなた「皆、大ニュース!最後のビリスタ結果が出たよ!!」バンッ
かすみ「へぇ〜まぁどうせかすみんが1位ですけどね〜」
あなた「かすみちゃんは7位だったよ!」
かすみ「何で言うんですか!?って7位!?」
かすみ「嘘ですよ!!こんなに可愛いかすみんが7位だなんて〜!!」
あなた「よしよし、かすみちゃんは可愛いよ」ナデナデ
かすみ「えへへ〜先輩〜」キュンキュン あなた「ってエマさんどうしたの!?もしかして既に結果知ってた!?」
果林「朝からこうなのよ」
果林「……結果知ってたって?」
あなた「あ、知らなかったの?ならこの結果は今のエマさんに見せない方がいいかな」
エマ「…………」 エマ「また、私がビリだったんだね?」
あなた「ヤバっ……」
エマ「大丈夫だよ。もう慣れっこだから……」
果林「エ、エマ!心配しないで?私だって今回8位だったし、エマの魅力を知ってる人だってたくさんいるわ!!」
かすみ「そ、そうですよ!!それにエマ先輩にはかすみんに無い魅力を持ってるんですから!!」
愛「胸のこと?」
かすみ「ギャー!それもですけど、愛先輩!ぼかしたのにそうハッキリと言わないで下さい!!」 あなた「ご、ごめんエマさん……」
エマ「なんであなたが謝るの?私達のやる気を上げるためにやろうって、私達自身で決めたのに」
エマ「だから何回もビリ……でも……あれ?」グスッ
エマ「おかしいな……何で涙なんか……」グスッ
エマ「ごめん、私ちょっとトイレ行ってくるね!」ガラッ
果林「あ、エマ!!」
かすみ「やっぱり今の沈んでるエマ先輩にこの結果を見せるのは酷でしたね……」
あなた「うわぁ、ごめんなさい!!私エマさんがあんな状態だなんて知らなくて!!」
あなた「もうちょっとタイミングずらしたほうがよかったよね!!」
かすみ「先輩のせいじゃないですよ。アイドルって言うのは残酷な格差社会ですから」
かすみ「でもかすみん、今は仮にライバルが減ったって素直に喜べないです。エマさんや同好会の皆とは、一緒に活動していきたいから……」
あなた「かすみちゃん……」 果林「ちょっとかすみちゃん!やめるとか不吉なこと言わないで!」
かすみ「すっ、すみません!!つい……」
果林「ちょっと私エマの様子見てくるわ。練習先に始めておいて!」ダッ
あなた「あ、果林さん!」 ガララ
ピシャッ
エマ「ここの空き教室なら誰も来ないかな……」
エマ「……………」
エマ「」グスッ
エマ「うわぁぁぁぁぁん!!!!」 エマ「結局最後までずっと下だった!ビリだってちゃんと数えてないけど、きっと一番多い!」
エマ「私だって頑張ってるのに!スクールアイドルが大好きで、日本語勉強してやっとの思いで日本に来たのに全然人気でなくて」
エマ「果林ちゃんももう私なんていらないっていうし」
エマ「もう嫌だよぉぉぉぉ!!しんどいよぉぉぉ!!!」
エマ「私、何のためにここにいるの!!!?」 エマ「ママなら話聞いてくれるかな……?」スッ
エマ「あれ、EMMAの画面だ……。いつの間にか間違って押しちゃってたのかな」
エマ「EMMA……これのせいで果林ちゃんが……」 EMMA「初めまして、EMMAです。アナタに会えて嬉しいです」
EMMA「アナタの名前を入力してください」
エマ「私はスクールアイドル、エマ・ヴェルデ!!」
エマ「ねぇ教えてよEMMA!!私はどうしたらいいの!?」
エマ「どうすればあなたから果林ちゃんを取り返せるの!?」
エマ「どうしたらスクールアイドルの人気が出るの!?」
エマ「ねぇ答えてよEMMA!!」
エマ「答えられるものなら答えてみてよ!!」
エマ「………」ハァハァ EMMA「ようこそ。エマ・ヴェルデ」
EMMA「私はEMMA。アナタをサポートするコンシェルジュです」
EMMA「早速ですが、先程のアナタの願いを叶えましょう」
エマ「え……?」
ーーーー ガララッ
果林「エマ!こんなところにいたのね!」
エマ「果林ちゃん!?」
果林「心配したのよ!あなた今朝から気分が優れないようだったから……」ギュゥゥウ
エマ「か、果林ちゃん!?」
果林「ねぇ、スクールアイドルやめないわよね?」
エマ「う、うん。私なら大丈夫だから、とりあえず離してっ?」
果林「はっ……ごめんなさい……」バッ エマ「…………」
〜〜〜〜
EMMA「あなたのEMMAのトモダチキーワードは、『保育園』です」
EMMA「このキーワードを使って朝香果林とトモダチになってください」
エマ「…………」
エマ「…………」
エマ「え、それだけ!?」
エマ「ちょっとEMMAさん、詳しく教えてよ!」
ガラッ
エマ「!」ビクッ
〜〜〜〜 エマ「そういえば果林ちゃん、今スマホ持ってる?」
果林「え?持ってるけど……。でもどうして?」
エマ「私もEMMA登録したから、トモダチ登録して欲しいなって……いいかな?」
果林「あぁ、トモダチ登録ね!勿論いいわよ!」スッ
エマ「私のトモダチキーワードは『保育園』だよ」
果林「保育園ね、さしずめ私は園児かしら、ふふ」ポチポチ
果林「はい、申請したわよ」
果林「…………え?」
エマ「?果林ちゃん?」 果林「…………」ボーツ
エマ「果林ちゃん?どうしちゃったの?」
エマ「おーい」ブンブン
果林「…………はっ」
果林「…………」ジーッ
エマ「どうしたの?果林ちゃん。大丈夫?」
果林「ママー!!!」ギュゥゥウ
エマ「え!?果林ちゃん!?」 エマ「え、ちょっ……えぇ!?」
果林「ママー!」
エマ「どうしちゃったの果林ちゃん!私果林ちゃんのママじゃないよ!?」
果林「…………もう、分かってるわよ。いいじゃない、ちょっとくらい」スッ
エマ「あ、よかった。精神が幼児化した訳じゃないんだね」 エマ「それでホントにどうしちゃったの?急に私に抱きついちゃったりして」
果林「だって、エマに甘えたかったんだもん……」
果林「…………ダメ?」ウワメヅカイ-
エマ「……………!」キューン!! エマ「だ、駄目なんかじゃない!もっと私に甘えて〜!!」
果林「エマ〜」ギュゥゥウ
エマ「果林ちゃ〜ん」スリスリ
エマ「…………はっ!いつまでもこうしてちゃいけない!果林ちゃん、練習行かなきゃ!」
果林「え〜?もう少しここにいちゃ駄目?」
エマ「うっ……可愛いけど皆も待ってるだろうし早く行こ!」ガシッ ガララッ
エマ「皆ごめん、お待たせ!」
果林「……………」ギュゥゥ
あなた「あ、エマさん!よかった!」
せつ菜「その様子はどうやら元気が戻ったみたいですね!」
エマ「うん、皆心配かけてごめんね!」
かすみ「…………」ジーッ
しずく「どうしたの?かすみさん」
かすみ「いや、何でも……」 あなた「はい、朝練終わり!皆、また放課後にね!」
エマ「それじゃあ果林ちゃん、またお昼にね!」
スタスタ
スタスタ
エマ「ん?」クルッ
果林「…………」スタスタ
エマ「えぇ!?果林ちゃん、こっちは国際交流科だよ!」
果林「え、あ、そうよね!ごめんなさい、エマと離れたくなくて……」
エマ「果林ちゃん……!」トゥンク エマ「それじゃあ果林ちゃんの教室まで私が送り届けてあげる」
エマ「それならギリギリまで一緒にいられるでしょ?」
果林「エマ、ありがとう!」
果林「エマ、お手手繋いでもいい?」
エマ「うん、いーよ!はぐれないようにしっかり繋ごうね〜」
果林「ねぇエマ、休み時間も教室に来てね!」
エマ「うん、行くよ〜」
かすみ「…………」ジーッ
かすみ「なんですかあれ……」 エマ(結局果林ちゃんのあれは何だったんだろう。今まで甘えてくることはたまにあったけど、あんな風になったことは一度も無かったし)
エマ(それに急に……)
エマ(…………いや、急にじゃない。果林ちゃんはEMMAでトモダチ登録してからあんな風になったんだ)
エマ(ならあれはEMMAのせい……?EMMAにあんな機能が……?)
エマ(いや、そんなはずないよね。EMMAは誰でもダウンロードできるものだし、トモダチ登録しただけであんな風になるなんて色々とおかしいもん) エマ(きっと私のお願いが果林ちゃんに届いたんだね!きっとそう!)
エマ「さてと、今は授業中だし勉強に集中しなきゃ!」 あなた「はい、今日の練習終わり!皆お疲れ様ー!」
あなた「あ、かすみちゃん、今度新曲の相談するって言ってたけど、明日の放課後でいい?」
かすみ「はい!勿論です!!」
果林「エマ、帰りましょう?」
エマ「うん、待ってて。すぐ準備するから!」 >>140
> あなた「あ、エマさん!よかった!」
何で、エマちゃんだけなの? 果林「エマ、手繋いでもらえるかしら」
エマ「う、うん」
エマ(お外で誰かに見られるかも知れないからちょっと恥ずかしいな///)
エマ「あれ、果林ちゃん今日はEMMA使わないの?」
果林「使わないわよ?だってエマがいるじゃない」
エマ「……!」
エマ「そ、そうだよね!私がいるもんね!」
エマ「安心して!手を繋いでるから道を間違える必要ないもんね!」
果林「ありがとうエマ!」
エマ「ふふ、こちらこそ私を頼ってくれてありがとう!」 エマ「さて、そろそろお風呂入って寝ようかな」
コンコン
エマ「ん?こんな夜中に誰だろう」
ガチャ
果林「こんばんはエマ」
エマ「果林ちゃん!どうかしたの?」
果林「エマと一緒にお風呂に入りたいの……」 エマ(まさか果林ちゃんと一緒にお風呂に入るなんて思ってもみなかったよ……)
エマ(でも妹と一緒に入った時のことを思い出してちょっと懐かしくなっちゃった!)
エマ(果林ちゃんたらでっかい妹みたい)
果林「エマ、一緒に寝てもいいかしら」
エマ「え、泊まり?駄目だよ、寮内はお泊まり禁止だし、ベッドだって1つしか無いし!」
果林「お願いエマ!エマの子守歌が無いと私眠れそうに無いの!」
エマ「え〜?もう、しょうが無いなぁ〜」 >>146
果林は元から元気で、元気が無さそうだったエマが復活した様子だったから、エマだけを気遣う場面のつもり そういえば申請すれば寮内のお泊まりできたね
まぁどうでもいいか 突発のお泊まり としてみてはどうだろう
事前申請はOKだけどいきなり今日は無理みたいな 内装すっかり忘れてたわ
何だよこの寮……ヘッドがデカすぎんだろ…… >>146
あなた「あ、エマさん!(元気になって戻ってきてくれた)よかった!」 >>149
本筋には影響無いだろうけど一応訂正
果林「エマ、一緒に寝てもいいかしら」
エマ「え、泊まり?でも今からだと申請出来ないけど……」
果林「お願いエマ!エマの子守歌が無いと私眠れそうに無いの!」
エマ「え〜?もう、しょうが無いなぁ〜。寮長さんには内緒だよ?」
果林「ありがとうエマ!!」 エマ「〜♪」
果林「ムニャムニャ……エマ……」
エマ「寝ちゃったね。そういえば、いっつも起こしにはくるけど、果林ちゃんとこうやって二人きりで寝泊まりするのは始めてかも」
エマ「それに子守歌なんて久しぶり歌ったよ。弟や妹達のお世話してるみたいで嬉しかったなぁ」
エマ「…………」
エマ「さて、私もそろそろ寝よう。おやすみ、果林ちゃん!」 チュンルン
エマ「果林ちゃん、朝だよ!起きなきゃ学校遅刻しちゃうよ!」
果林「うーん……あと3分〜」
エマ「もう、果林ちゃんったらいつもそればっ──」
エマ(ってそういえばここ数日は果林ちゃん自分で起きてきたんだっけ)
エマ(またこうやって私が起こしてあげられるようになって嬉しいな!)
エマ「でもそれとこれとは話は別!容赦しないよ!果林ちゃん!!」
果林「きゃぁぁぁ!!エマのいじわる!!」
エマ「ふふ。ほら、お着替えするからバンザイしてね?」
果林「はーい……」 ガララ
果林「おはよう皆」
エマ「おはよう!」
あなた「あ、おはよう!果林さん、エマさん!」
あなた「ところでエマさん完全に復活したみたいだね。なんだか嬉しそう!何か良いことでもあった?」
エマ「え、そんな顔してるかな?」
エマ(喜びが顔に出るのも無理は無いよ)
エマ(私が朝果林ちゃんを起こし、お着替えをさせ、道に迷わないようにサポートする)
エマ(そんな一時はEMMAに奪われそうになったいつも通りの日常を私は完全に取り戻したんだ)
エマ(私は今、確かに果林ちゃんに必要とされている)
エマ(やっぱり果林ちゃんには私がついていないと駄目なんだ) あなた「そういえばエマちゃん、EMMA始めたんだって?」
エマ「あ、うん。昨日始めたんだ」
あなた「よかったらトモダチ登録してもらっていいかな?あとEMMAでトモダチ登録してないのエマさんだけなんだ」
エマ「うん、いいよ。『保育園』で登録してね」
あなた「保育園って変わったキーワードだね。ほ、い、く、え、ん……と」
ポチッ
あなた「…………あれ?」
あなた「…………」
エマ「どうしたの?」
あなた「ハッ」
あなた「い、いや、何でもないよ」
あなた「ごめん、私ちょっと席外すね?」
エマ「?」 ごめん
時系列を合わせると虹もおそらく夏休み期間中だろうということをすっかり忘れてた
建て直すのもあれなので>>141からちょい改変します Sだから平行時系列だけどお台場はかすみ覚醒場所だったな これP5Sの時系列に組み込もうと思ってたんだけど(札幌→沖縄でもう一回東京通る場面)、もう一回P5Sやったら間に何か挟む暇無くて完全に噛み合わないんだけど、
完全パラレルで再構成したほうがいいだろうか 気にしないけど頭スカルにして好きなようにやってくれ保守 昨日からps5s始めたぞ!
ノーマルではじめたら難すぎてイージーにしちゃった
楽しみにまってます 夏休み期間だったということで>>141からちょっと 訂正
あなた「はい、それじゃ今から一時間あお昼休みにします!」
エマ(ちょっとトイレ行ってこようかな)
スタスタ
ギュゥ
エマ「ん?」クルッ
果林「…………」
エマ「果林ちゃんどうしたの?」
果林「エマ、どこかに行っちゃうの……?」
エマ「どこにも行かないよ?ちよっとトイレ行こうと思っただけ」
果林「じゃあ私も行く。エマと離れたくにいから……」
エマ「か、果林ちゃん……!」トゥンク
エマ「うん!一緒に行こう!」 エマ「果林ちゃん、帰ろう?」
果林「えぇ……。ところでエマ、手……繋いでもらえるかしら」
エマ「う、うん」
エマ(誰かに見られるかも知れないからちょっと恥ずかしいな///)
エマ「あれ、果林ちゃん今日はEMMA使わないの?」
果林「使わないわよ?だってエマがいるじゃない」
エマ「……!」
エマ「そ、そうだよね!私がいるもんね!」
エマ「安心して!手を繋いでるから道を間違える必要ないもんね!」
果林「ありがとうエマ!」
エマ「ふふ、こちらこそ私を頼ってくれてありがとう!」 エマ(結局果林ちゃんのあれは何だったんだろう。今まで甘えてくることはたまにあったけど、あんな風になったことは一度も無かったし)
エマ(それに急に……)
エマ(…………いや、急にじゃない。果林ちゃんはEMMAでトモダチ登録してからあんな風になったんだ)
エマ(ならあれはEMMAのせい……?EMMAにあんな機能が……?)
エマ(いや、そんなはずないよね。EMMAは誰でもダウンロードできるものだし、トモダチ登録しただけであんな風になるなんて色々とおかしいもん) エマ(きっと私のお願いが果林ちゃんに届いたんだね!きっとそう!)
エマ「さて、そろそろお風呂入って寝ようかな」
コンコン
エマ「ん?こんな夜中に誰だろう」
ガチャ
果林「こんばんはエマ」
エマ「果林ちゃん!どうかしたの?」
果林「エマと一緒にお風呂に入りたいの……」 エマ(まさか果林ちゃんと一緒にお風呂に入るなんて思ってもみなかったよ……)
エマ(でも妹と一緒に入った時のことを思い出してちょっと懐かしくなっちゃった!)
エマ(果林ちゃんたらでっかい妹みたい)
果林「エマ、一緒に寝てもいいかしら」
エマ「え、泊まり?でも今からだと申請出来ないけど……」
果林「お願いエマ!エマの子守歌が無いと私眠れそうに無いの!」
エマ「え〜?もう、しょうが無いなぁ〜。寮長さんには内緒だよ?」
果林「ありがとうエマ!!」 エマ「〜♪」
果林「ムニャムニャ……エマ……」
エマ「寝ちゃったね。そういえば、いっつも起こしにはくるけど、果林ちゃんとこうやって二人きりで寝泊まりするのは始めてかも」
エマ「それに子守歌なんて久しぶり歌ったよ。弟や妹達のお世話してるみたいで嬉しかったなぁ」
エマ「…………」
エマ「さて、私もそろそろ寝よう。おやすみ、果林ちゃん!」 チュンルン
エマ「果林ちゃん、朝だよ!起きなきゃ朝練遅れちゃうよ!」
果林「うーん……あと3分〜」
エマ「もう、果林ちゃんったらいつもそればっ──」
エマ(ってそういえばここ数日は果林ちゃん自分で起きてきたんだっけ)
エマ(またこうやって私が起こしてあげられるようになって嬉しいな!)
エマ「でもそれとこれとは話は別!容赦しないよ!果林ちゃん!!」
果林「きゃぁぁぁ!!エマのいじわる!!」
エマ「ふふ。ほら、お着替えするからバンザイしてね?」
果林「はーい……」 ガララ
果林「おはよう皆」
エマ「おはよう!」
あなた「あ、おはよう!果林さん、エマさん!」
あなた「ところでエマさん完全に復活したみたいだね。なんだか嬉しそう!何か良いことでもあった?」
エマ「え、そんな顔してるかな?」
エマ(喜びが顔に出るのも無理は無いよ)
エマ(私が朝果林ちゃんを起こし、お着替えをさせ、道に迷わないようにサポートする)
エマ(そんな一時はEMMAに奪われそうになったいつも通りの日常を私は完全に取り戻したんだ)
エマ(私は今、確かに果林ちゃんに必要とされている)
エマ(やっぱり果林ちゃんには私がついていないと駄目なんだ) あなた「そういえばエマちゃん、EMMA始めたんだって?」
エマ「あ、うん。昨日始めたんだ」
あなた「よかったらトモダチ登録してもらっていいかな?あとEMMAでトモダチ登録してないのエマさんだけなんだ」
エマ「うん、いいよ。『保育園』で登録してね」
あなた「保育園って変わったキーワードだね。ほ、い、く、え、ん……と」
ポチッ
あなた「…………あれ?」
あなた「…………」
エマ「どうしたの?」
あなた「」ハッ
あなた「い、いや、何でもないよ!」
あなた「さ、皆練習始めるよー!」 ーーーー
エマ「うーん……どうしたらいいかなぁ」
ガララ
あなた「エマさーん、今度のソロイベントの事だけど──」
エマ「あ、丁度いいところに!」
あなた「どうしたの?エマさん」
エマ「丁度その事について考えてたの!癒しってテーマは決まったけど、具体的に何をすればいいのか浮かばなくて……」
エマ「あなたはどんな時に癒しを感じる?」
あなた「私はエマさんといる時に癒しを感じるなぁ」
エマ「それ弟達にも言われるよ〜」
あなた「何か特別な事したりしてるの?」 エマ「うーん……特別な事はしてないよ?ぎゅって抱きしめたり頭をナデナデしたり」
あなた「うっ、うわぁぁぁ〜!それは聞いてるだけで癒される!!」
エマ「え……?」
あなた「ねぇ!イベントに来てくれた皆にもそれをしてあげるって言うのはどう!?もちろん皆には出来ないからステージ上でだけど」
あなた「ステージの上で、手を広げて飛び込んできて〜ってしたり、みんなに向かってなでなでする振り付けを入れてみたり!」ズンッ
あなた「そんなことされちゃったら、私……私……!」ズンッ
エマ「あなた、ちょっと怖いよ……?」 あなた「早速エマさんの良さをもっと広めるために接近イベントをもっと増やさなきゃ!!」
あなた「とりあえず明日緊急で握手会を開こう!」
エマ「え、明日!?急すぎない!?」
あなた「思いついたらすぐ行動するのが私だって步夢ちゃんにも言われてるからね!」
あなた「こうしちゃいられない!一刻も早く準備に取りかからないと!!」ビューン
エマ「え、ちょっと待って!ホントにやるの……!?」 あなたがエマに対してキモいのはEMMAのせいだった…? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています