あなた「果林さんが廃人になった?」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
エマ「そうなんだよ〜。果林ちゃん呼びにお部屋に入ったら鍵が開いてて、様子がおかしくて……」
歩夢「心配だね……様子見に行こっか?」
あなた「そうだね。ちょっと私と歩夢ちゃんで見に行ってくるから、エマさんはみんなに発声練習から始めるように伝えておいて!」
エマ「うん、わかったよ〜。鍵はこれだから、果林ちゃんのことよろしくね」 タバスコを口にぶち込むくらいでいいんじゃないですかね >>389
×彼方ちゃんが ◯彼方ちゃんよろしく
どっちにしろやべーもんの浄化にやべーもん使うという事実は変わらないけど >>388
ベアピンは誤字なんだろうけど誤字とは思えない何かがある しずく(聞いた話によると、優れた料理人を研究し尽くして、その人の料理を完璧に再現して)
しずく(その料理にアレンジを加えてさらに優れた料理を作り上げる人がいるのだという)
しずく(私もせつ菜さんの思考や行動を反芻して、トレースする……)
しずく(そうすれば、せつ菜さんに勝るとも劣らない料理が作れるはず……)
しずく(女優、桜坂しずく!頑張れ!!)
しずく「……」
しずく「それでは、今日はみなさんのために料理を作りましょう!!!」
しずく「この間彼方さんの料理を歩夢さんと作った時を思い出せば、とびきりの料理が作れるはずです!!!」
しずく「おや?あんまり材料が残ってないですね!!!」
しずく「彼方さんはすごいです!!!材料を無駄にしない心遣いには頭が下がります!!!」
しずく「では、私はお飲み物を作りましょう!!!」
しずく「コーヒーが残っているので、これをベースにします!!!」
しずく「コーヒーは苦いですからね、砂糖がたくさん必要ですね!!!」ザーッ
しずく「あっ、間違えて塩を入れてしまいました!!!見た目は同じなのでよしとしましょう!!!」
しずく「それと、隠し味にこの赤いものを入れましょう!!!」
しずく「瓶の外国語は読めませんが、わざわざ輸入しているんですから、美味しいものに決まってます!!!」ドポドポ
しずく「そうしたら、次は……」 しずく「最後に、私の大好きをたっくさん注ぎ込めば……」
しずく「完成です!!!」
しずく「みなさんがきっと喜んでくれるお飲み物ができました!!!」
しずく「……ふぅ」
しずく「よかった、紫色になった……」
しずく(前にせつ菜さんが作った何かを見た時も、確かこんな色だったはず)
しずく(味見、したくないけど、一応しないとね……)
しずく「……えぃっ!」パクッ
しずく「!!!!!?????」
しずく「お゛っえ゛え゛え゛ぇぇぇ!!」
しずく「み゛ず!」ゴクゴク
しずく(はしたない……女の子として出しちゃいけない声がでちゃった)
しずく(でも、大成功!これならきっと……)
しずく「う〜ん、だけど……」
しずく(必死で作ってたからよく覚えてないけど、どこかの工程で量がすっごく減っちゃった……)
しずく(これじゃあせいぜい起こせて2人くらいかな……)
しずく(それなら……)
しずく(まず起こすのは、先輩だよね)
しずく(情けない姿を晒してでもエマさんに立ち向かった訳だし)
しずく(何より私たちの同好会は、みんなあの人に救われているから)
しずく「これで、あなたの理想のヒロインになれますか?先輩……」 しずく(情けない姿を晒してでもエマさんに立ち向かった訳だし) ←お、おう… あなた「……」パクパク
しずく「ごめんなさいっ!」タラーッ
あなた「……」ゴクン
あなた「……」
しずく(ダメ、だったかな……)
あなた「うっ……」
あなた「う゛っお゛え゛え゛え゛ぇぇぇ!!!」
あなた「は?なに?あ?え?」
あなた「あれっ、しず……」
ダキッ
しずく「あぁ、本当によかったっ……」
あなた「え?あれ?」
しずく「先輩っ!!」
しずく「ああ、ごめんなさい、まずはお水どうぞ」
あなた「んっんっ」ゴクゴク
あなた「ぷはぁ〜、あ、ありがとう、しずくちゃん」
あなた「それで、一体どうしてしずくちゃんが……」
しずく「せ、説明は後にしましょう。それより、急いで決めてください」
あなた「な、何を?」
しずく「今のドリンクがあと1本あります。これを使えば、もう1人だけ起こすことができるはずです」
あなた「この中の誰かを1人選んで起こせるってこと?」
しずく「はい、おそらく」
あなた「すごいよ、しずくちゃん!ありがとう!」
しずく「いえ、私も成功するか賭けだったので……」
あなた「それなら、起こせるのが1人だけなら、この子にしよう」
しずく「やはり、そう、ですよね」 璃奈「う゛に゛ゃあああっっっ!!!???」
あなた「しずくちゃん、お水!」
しずく「は、はい!璃奈さん、どうぞ」
璃奈「んっんっ……」ゴクゴク
あなた「よかった、よかった……」
璃奈「あれ、私……あれ?みんな、どうしたの?」
あなた「説明は後、とにかくここから出よう」
しずく「鍵はエマさんが持って行きましたよね」
あなた「寮との往復だからもう少し時間がかかりそうだけど、念のため邪魔の入らない部屋に入りたい」
しずく「璃奈さん、どこか鍵のかかる部屋のこと知ってる?」
璃奈「よく、状況がわからないけど……ある」
璃奈「私、技術室の鍵、もらってるから」
あなた「そっか、助かるよ璃奈ちゃん!それじゃあ移動しよう」 あなた「そっか、しずくちゃん、そんな努力を……」
あなた(意識があったのにエマさんのいいなりになっておっぱい出してたってこと?何そのシチュエーション!?興奮する……)
璃奈「そんなこと、あったんだ……」
しずく「璃奈さんは覚えてないの?」
璃奈「私、小休憩の時にエマさんがお、おっぱいを出してきて、そこからの記憶、ない」
あなた「廃人化してる時の記憶はないんだよね」
璃奈「わ、私、みんなの前で出してたんだ……恥ずかしい」
あなた「大丈夫だよ、璃奈ちゃん。私はもっと恥ずかしいところをしずくちゃんに見られてるから」
璃奈「?」
あなた「それで、璃奈ちゃんにはなんとかみんなが起きてくれるようにしてほしいんだ」
あなた「あとはエマさんをなんとか説得するようにしたいんだけど……」
しずく「エマさんを正気に戻す方法は、少し見当がついています」
あなた「えっ、本当!?」
しずく「ですが、それにはやはりみなさんに起きて貰う必要があるんです」
しずく「だから無茶なことは承知ですが、璃奈さんには何とかみなさんを……」
璃奈「たぶん、できる」
あなた「!!」 後輩を守るため自ら率先して囮になる先輩の鑑あなたちゃん あなた「じゃあ、出来たってこと?」
しずく「できた、とは?」
あなた「歩夢ちゃんが言ってたんだけど、彼方さんに頼まれていい夢を見ることができる機械を作っているとか」
しずく「そ、そんなことが出来るのですか?」
璃奈「ちょっと待ってて、私のロッカーに入ってるから……」ゴソゴソ
璃奈「あった、《璃奈ちゃんドリームメーカー》」
あなた「ぱっと見かわいい装飾のヘルメットだけど……」
璃奈「設定してからこれを頭につけると、夢の中の内容をある程操作できる」
璃奈「本当はまだ未完成なんだけど、脳の神経を刺激するところまではできてるから」
璃奈「口に刺激物が与えられたという錯覚を、脳に与えられる」
あなた「つまり、あのドリンクなしでみんなを起こせるってことだね!」
璃奈「うん。だけど問題があって」
璃奈「この機械にはその刺激物の設定をつけないといけないんだけど、半端な刺激じゃあたぶんダメ」
しずく「つまり、ちゃんとした設定ができるまで、テストをする必要があるということですか?」
あなた「え〜っとそれって、設定をちょっとずつ変えながらあの刺激に近くまで、誰かが被って実験しなきゃいけないってこと?」
璃奈「そう。だけど、とっても危険」
あなた「それなら、私がやる」 あられもない姿をこれでもかとばかりに全部曝け出していくあなたちゃん
もはや剛の者では? あなた「う゛う゛う゛……」
璃奈「どう?」
あなた「う〜ん、不味いことは不味いんだけど、刺激としてはイマイチかなぁ」
あなた「もっと、なんていうかなぁ」
あなた「全部台無しにしちゃうような感じだと思う」
あなた「せっかく完成した鍋にケーキをぶち込むかのような禁忌感とか、そういう感じが足りないかな」
しずく「鍋にケーキ、ですか」
あなた「それもよりによってチーズケーキを入れるような、ね」
璃奈「あなたってやっぱり凄い……誰も考えつかないようなこと、考える」
あなた「だてに作詞やってないよ」
璃奈「じゃあもうちょっとこうして……これでどうかな?」
あなた「え゛え゛っっ……」
あなた「割といい線きたと思うよ!あとはもっとあべこべな感じで!甘いとか苦いとかじゃなくて、甘いし苦いし辛い、みたいな」
璃奈「こう、かな……」
あなた「う゛っお゛え゛え゛え゛ぇぇぇ!!!」
あなた「来た来た来た来た!!!これだよ、これ!!」
しずく「先輩、ちょっとずつハイになってませんか?」
あなた「かもね!でも情けないことにエマさんに2回もやられちゃったから、これくらい体張らないと!」 あなた「それで、しずくちゃんの作戦って?」
しずく「はい、エマさんのことですが」
しずく「おそらくエマさんは、私たちの説得では意味がない状態にあると思うんです」
しずく「今エマさんは、私たちの“まま”になりきっています。その意識がある以上、年下の私たちが何を言っても意味を成しません」
しずく「ですから、説得をするのであれば、エマさんと同等以上の立場の人である必要があるはずです」
あなた「つまりそれって……」
璃奈「彼方さんと、果林さん……」
しずく「璃奈さんのドリームメーカーは、意識のない人たちには効くはずですが、使役状態の人たちに効く保証はありません」
しずく「だからこそ、使役をされない彼方さんと、みなさんから孤立状態にある果林さんに効き目があります」
しずく「先輩が果林さんを運ぶことを止めたのが、この局面でもとっても重要になるんです」
あなた「まずは2人を起こすのが鍵ってことだね。そして、その問題は……」
璃奈「《璃奈ちゃんドリームメーカー》の調整に時間がかかっちゃったから、エマさんはきっと戻ってきてると思う」
しずく「はい。そしてあちらには、使役状態の人たちがいます。特に考慮しなければならないのは」
璃奈「愛さん……」 しずく「観察して思ったのが、使役されている人たちは、簡単な肉体行動のみの命令しかこなせません」
あなた「そうだよね、もし頭を使った行動ができるんだったら、璃奈ちゃんや三船さんあたりはもう手がつけられなかったはずだよ」
璃奈「意識も記憶もないから、考えること、できないよ」
しずく「はい。しかし、逆に言うならば、肉体行動であれば、そのスペックを十分に活かすことができるということです」
あなた「凛ちゃんに運動で勝ったことあるくらいだからね、愛さんは」
璃奈「運動部のお友達もいっぱいいるし、その助っ人もしてるみたい」
しずく「幸い、私たちのこの作戦を向こうは知りません。だからこそ、隠密行動を取ることで、なんとか彼方さんと果林さんに接触できれば……」
璃奈「待って、それならいいものがある」
あなた「……?」
璃奈「これはせつ菜さんに頼まれてたものなんだけど、こっちは完成してるから、多分使える」ゴソゴソ
璃奈「これ、《璃奈ちゃんブレード》」
しずく「け、剣ですか!?」
あなた「せつ菜ちゃん、何てものを……」
璃奈「なんだか、せつ菜さんが好きなアニメの剣みたい。確か弧月って言ってたかな」
璃奈「これは剣の部分がスポンジになってるから安全だけど、電気が流れるから相手の動きを止められる」
しずく「な、何でもありになってきましたね……」
あなた「でもすごい!見つからないことが一番だけど、見つかった時の保険にはピッタリだね!」 あなた「あんまり、時間がない」
あなた「もうすぐ寮生たちが寝ちゃう時間。そうしたらエマさんは、果林さんを使役してこっちまで丸出しで来るかもしれない」
あなた「そうなったらこの作戦の成功率は低くなる」
しずく「では、覚悟を決めて、行かないといけませんね」
璃奈「私、頑張る」
しずく「いえ、璃奈さんはここにいて」
璃奈「……やっぱり、私、足手まといかな」
しずく「そうじゃないよ。また私たちがやられてしまった時、1番みんなを復活させてくれる希望があるのは、たぶん璃奈さんだから」
あなた「それに、これを使うなら優秀なオペレータが必要なんだ。璃奈ちゃんにお願いしたい」
璃奈「わかった。ここでサポートする」
あなた「そして《璃奈ちゃんブレード》は、私が使う」
しずく「すみません。殺陣をやった経験がなくて……」
あなた「いいんだ。私は音ノ木坂に行った時、凛ちゃんとよく傘チャンバラしてるから」
あなた「凛ちゃんの傘の《月猫夜》、すっごく早いから自然と剣さばきは上達したんだよ」
しずく「はい。お任せします」
璃奈「準備はいい?」
あなた「うん、行こう!」 エマ「みんな〜お待たせ〜」
エマ「果林ちゃんももう少ししたら連れてこ……」
エマ(いない……!?)
エマ(しずくちゃん、璃奈ちゃんと)
エマ(またあの子がいない……)
エマ(どうして?あの子は今度こそ完璧にばぶばぶされたはず。歩夢ちゃんもいなかったし、一体……)
エマ(……!!)
エマ(そういえば、しずくちゃん…わたしのことを呼ぶときの言い方が、ほかの人と少しだけ違っていたような)
エマ(まさか、ばぶばぶされた演技をしていたってこと!?)
エマ(そういえばかすみちゃんを捕まえる時も、璃奈ちゃんが走っていった後、少し遅れてしずくちゃんも走っていった)
エマ(みんなの反応を見ながらわたしの言うことをきく振りをしていたんだ……)
エマ(だとしたら、またあの子たちはわたしを説得しにくるんだろうなぁ)
エマ(わたしと幸せに暮らした方がいいにきまってるのに……)
エマ「じゃあ、捕まえないとね」ポロン しずく「……家庭科室まではあっさりでしたね」
あなた「まぁ、みんなの行動範囲はエマさんがいるところだからね」
璃奈『彼方さんに、つけよう』
あなた「そうだね、ごめん、彼方さん!」
彼方「……」チュパチュパ
カチッ
彼方「!!!!????」ガバッ
しずく「お水どうぞ、彼方さん」
彼方「んっんっ」ゴクゴク
彼方「っはぁ〜、彼方ちゃん、いい夢を見てたと思ってたのに、死んじゃうかと思ったよ〜」
彼方「2人はどうしたの?」
あなた「ごめん、話してる時間はないんだ、今すぐ私たちと、果林さんの部屋まで来てほしい」
彼方「なになに〜、なにやら訳ありだね〜」
しずく「急でびっくりしたと思いますけど、お願いします!」
彼方「かわいい後輩の頼みだからねぇ。彼方おねーちゃん、着いて行くよ〜」
あなた「それじゃあ」
璃奈『待って!家庭科室の外にGPS反応がある!これはたぶん、かすみちゃんの携帯』
あなた「よし、私の出番だね」 かすみ「あぅ〜」
あなた「かすみちゃん……」
あなた(そんな、近くにエマさんはいない)
あなた(エマさんのおっぱいの力は、どんどん増しているんだ)
あなた(たぶん、充電式みたいに、おっぱいを与えられた後しばらくは、ある程度自立して命令に従うようになってる)
あなた(各個撃破はしやすい反面、見つかるリスクは倍増した)
彼方「かすみちゃんもやられちゃったの?あれ、でも動いてるねぇ」
しずく「ごめんなさい、説明は後で、今は下がってください」
かすみ「まぅ〜」ダッ
あなた(狙うは足元!)
かすみ「!」
ピョン
彼方「ジャンプで避けられちゃったよ〜」
あなた(そう、それでいい!)バッ
かすみ「うあ〜?」バチバチッ
しずく「上手いです!横薙ぎからの、ジャンプした足と足の間への切り上げ!」
彼方「すっごいねぇ〜!彼方ちゃんおめめ覚めてきたよ」
あなた「ごめん、かすみちゃん。今はとにかく時間がなくて」
しずく「動きは止めましたが、使役下にありますし、これが効くかはわかりませんね……」
あなた「行こう、寮へ!」 タッタッタッ
璃奈『左から来るよ、知らない反応……』
あなた「ありがとっ!!」ブンッ
栞子「ぇぇぇ」バチバチッ
彼方「璃奈ちゃんのお陰で不意をつけたね〜」
しずく「反射で三船さんも手で払おうとしましたが、この剣は触れたら痺れますからね」
あなた「ナイスオペレーション!璃奈ちゃん」
璃奈『ありがとう。もう少し近くに反応あるけど、これは1つ上の階かな?』
あなた「じゃあ、前進だ!」
しずく「よかった、もうすぐ出口です!」
彼方「なんだか上手くいってるみたいだね〜」
璃奈『待って、出口付近、GPS反応あり!』
璃奈『この反応は……』
愛「だぁ……」コキッ
あなた「簡単には、いかないか……」 すみません、本日はここで終わります
誤字多くてすみません
明日の昼頃完結予定です ミステリーだと思ったらギャグだったと思ったらサスペンスだったでござるよ 愛さんがバブりながら首鳴らしてるのを想像してワロタ これ胸丸出しなんだよなって思ったら笑いが込み上げてくる ボヘラブみたいでお得やな!
エママは無事愛しい子供たちを助けられるのだろうか?(エママァ〜~ 強キャラ感だしてるけどこれバブってるだけなんだよね しずくちゃんの伏線気づかなかった、マジ大女優
激熱すぎる でも実際エマちゃんが幸せにしてくれるならそれはとっても幸せだなって しずくちゃんのセリフ好き。めっちゃヒロインやん!騒動が治まったらあなたちゃんとイチャイチャしてどうぞ 彼方「えぇっ、愛ちゃんどうしちゃったの?」
しずく「相手は本当に本気なんですね……」
あなた「うん。出口を守ってるくらいだし、よほど頼りにしてるんだろうね」
あなた「愛ちゃんの機動力を最大限活かすべく、全裸にさせるなんて」
愛「えぅ……」スッパダカー
あなた(エマさんの戦略としては、こちらが恥ずかしがって愛ちゃんを直視できないまま捕えるというのがあるんだろう)
あなた(でも、もう、私は負けるわけにはいかないんだ!)
あなた(だから、愛ちゃんのその豊かなおっぱいからも!露出が多い愛ちゃんが丁寧に短く整えたんであろうその茂みからも!)
あなた(一切目をそらすわけにはいかない!)
あなた「みんな、ここは私に任せて先に……」
璃奈『待って!』
璃奈『愛さんはバスケがとっても上手』
璃奈『誰かをマークしていてもほかの選手のこと見てるから、下手にパスしようとすると取られちゃう』
璃奈『今も同じだと思う。1人を見ているようでみんなのこと、見てる。だから下手に動くと捕まっちゃう』
しずく「う、うらやましいです……」
彼方「捕まえるときは動きが止まるんだし、それから剣を使えばいいんじゃない?彼方ちゃんが囮をやってもいいよ〜」
あなた「それは、やめた方がいい」
あなた「何度も逃げられて、今はもうエマさんに余裕がないはず。殴るまではいかないけど、腕をひねったりして無理やり捕まえさせるかもしれない」
あなた「それに向こうは意識がないから、その程度が制御できないかもしれないよ。致命的な怪我に繋がる恐れがあるなら、それはさせられない」
あなた「だから、私が止める!」 あなた(アニメで見た勝負の心得を思い出せ……)
あなた(有利な部分で勝負する、不利な部分では戦わない、だったと思う)
あなた(不利な部分はわかりきってる。身体能力は愛ちゃんのほうが遥かに上)
あなた(こっちには武器があるとはいえ、真っ当にやってたらいずれ私が負ける)
あなた(有利な部分はリーチがあること。剣の間合いをしっかり把握すれば、簡単には捕まらない)
あなた「行くぞっ!」ブンブン
愛「あう!ばぅ!」スカッスカッ
彼方「すっご〜い、ギリギリの回避だね〜」
璃奈『愛さん、たぶん体力の消耗をおさえる為に、必要最低限の動きで回避してる』
しずく「そ、そんな達人じみたことが……!?」
あなた「だったら……これなら!」ブン…フッ!
しずく(上手い!上からの降り下ろしを途中で止めてそのまま横に切る!)
しずく(この剣には刃先の概念がなく、刀身に当てさえすればどこでもいい。その利点が活きた攻撃!)
愛「!!」バッ
彼方「おぉ〜」
あなた「あの距離で見てから横飛びで回避!?どんな反射神経してるの!?」 あなた(我武者羅に振ってるだけじゃギリギリの回避をされるしカウンターが怖い。でも、振ってなきゃ捕まる)
あなた(このまま均衡が続けば、スタミナが低い私が先に疲れて捕まる。愛さんが本能でこの剣を使うことが出来るならパーティ全滅……!)
あなた(考えろ、考えろ!私が有利な部分、私の得意を活かせる部分は何かないか?)
あなた(あるのかな?あの勉強ができて、器用で、運動も得意な愛ちゃんよりも私のほうが得意な分野なんて……)
あなた(そうか……1つ、ある!)
あなた「愛ちゃん!!」ブンッ
愛「う〜う?」スカッ
あなた「エマさんの!!おっぱい!!!」ブンッ
愛「む〜?」スカッ
あなた「とっても大きいよね!その先っぽは綺麗な桜色!吸うととあったかくて!おいしい!」
彼方「え、えぇ〜、いきなりどうしちゃったの〜!?」
しずく「おそらく、愛さんにエマさんのお胸のことを思い出させてるんだと思います」
しずく「意識レベルが低いですし、そっちに気がいって動きが鈍るのを期待しているのだと」
あなた「エマさんのおっぱい!!乳首!!おまんこは陰毛の茂みでいっぱい!!!」
彼方「や、やばいよあれ〜、流石の彼方ちゃんも聞いてられないや……」
璃奈『おかしくなっちゃったのかなぁ……』
しずく(先輩、女の子として言っちゃいけない言葉を言ってまで、私たちを守ろうとしてくれてるなんて……やっぱり凄い……!) あなた「おっぱい!おっぱい!!」
彼方「だ、大丈夫かなぁ」
しずく「先輩には考えがあるんだと思います。信じましょう!」
彼方「いや、えーっとね、そうじゃなくて……」
あなた(そろそろ頃合いかな?)
あなた「これで、終わりにしよう!」
璃奈『こ、攻撃する!?』
あなた「《璃奈ちゃんブレード》一閃!!」ブンッ
愛「!!」バッ
しずく「降り下ろし!」
彼方「でもダメだぁ、さっきみたいにギリギリで躱されちゃう……」
あなた「どうかな?」ニヤリ
愛「!?」バチバチッ
彼方「え〜??」
しずく「どうして……」 あなた「意識のレベルは低くても、身体の機能や反応は今までと変わらない。それが、えっちな事でも」
あなた「それは私も実証済み」
あなた「だから、愛ちゃんが今夢中になっているエマさんの裸体を目一杯想像させた」
あなた「その想像をしてしまったことによって、愛ちゃんの身体は気づかない内に変化していた」
璃奈『まさかっ……』
あなた「そう、愛ちゃんの乳首はえっちな身体を思い浮かべて勃起したんだよ」
あなた「愛ちゃんはギリギリで回避をする。でも、勃起した乳首に気づいていない。だから今まで通りの感覚で回避すれば」
あなた「その勃起した乳首に、私の攻撃は当たる」
あなた(私の得意なことで、有利が取れた。でもギリギリの賭けだった……)
彼方「な、なんだかすごい戦いだったね〜」
しずく「ですが、これで最大の関門は越えられました!先輩のお陰です」
あなた「ありがとう、しずくちゃん」
璃奈『待って!反応が2つ近づいてきてる!』
あなた「流石に音でバレちゃったかな……」
しずく「ですが愛さんを倒せたので問題ありません、果林さんの元へ急ぎましょう!」
あなた「うん!」 いまだかつてこんな勝ち方をした主人公を見たことがない なんでそんなに誇らしげにしてるんだ…いやすごいけどさ あなた「鍵、鍵……あれ、そういえば最後誰が」
しずく「私が練習場で愛さんが持っていたものを拝借しました」
彼方「準備がいいね〜」
あなた「助かったよ、しずくちゃん」
しずく「では……」ガチャッ
果林「……」パクパク
しずく「では、つけますよ」
彼方「ごめんね、果林ちゃん。今度彼方ちゃんがおいしいもの作ってあげるからね〜」
カチッ
果林「や゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!????」
あなた「果林さん!」
しずく「お、お水どうぞ!」
果林「んぐっんぐっ……ぷはぁ」
果林「い、いったい何なの?またかすみちゃんの……」
果林「あら?みんなどうしたの?」
璃奈『GPS反応1つ近づいてきてる!』
しずく「1つってことはエマさんでしょうか?」
あなた「ここまで廃人化させに来るつもりだ!そうしたら、急いで説明しよう」
あなた「果林さん、彼方さん!今からする話は、嘘みたいな本当の話。今夜、みんなに何があったのかを説明します」 勃起した乳首の分間合いが短くなるとか天才的発想過ぎる あなた「と、いう、わけ、です」
あなた(ううう……さっきは夢中で気がつかなかったけど、思い返せばみんなの前ですっごい恥ずかしいこと言っちゃった///)
しずく「先輩……」
彼方「だから大丈夫かなぁって思ったんだけど」
あなた「と、ともかくそういう訳です」
果林「そう、私が眠ってる間にそんな大変なことがあったのね……」
彼方「気持ちはわかるけどね〜。エマちゃんのおっぱい、すっごく気持ちがよかったし〜」
しずく「そこに関しては、みなさんが堕ちてしまいましたので、仕方のないことです」
果林「しかし璃奈ちゃんもすごいのね、こんな機械作れるなんて……」
彼方「彼方ちゃんのアイデアでもあるんだよ〜」
果林「本当にひどかったわ、さっきの味。訳の分からない草を食べさせられたみたい」
彼方「……思い出すだけでも苦しいよぉ、彼方ちゃんは勝手に何が入ってるか分析しちゃうから、よけいに味が伝わってくるんだ……」
あなた「それで、2人にエマさんの説得をして欲しいんだ。色々話したいことはあると思うけど、今はなんて説得するか考えないと……」
果林「キミは本当によく頑張ってきたのね」ギュッ
あなた「!?」
果林「でも、もう休んでなさい。疲れたでしょう?あとは、私たちお姉さん組に任せなさい」
あなた「果林さん……」
璃奈『く、来るよ!』
ガチャッ エマ「みんな……」
彼方「いらっしゃ〜い」
果林「夕方ぶりね」
エマ「みんな、どうしてわたしの邪魔をするの?」
エマ「みんなみんな、色々なことを頑張ってる。でも、それがいつも報われる訳じゃない」
エマ「スクールアイドルは特に、頑張ったって結果に繋がる訳じゃないでしょ」
エマ「それなのにみんな頑張りすぎちゃって、疲れちゃうから、わたしが甘えさせてあげないといけないの」
エマ「みんなが気持ちよくなれるし、そうすればみんなが幸せになれるんだよ!ステキでしょ?」
エマ「だから、果林ちゃんも彼方ちゃんも、ままのところに」
果林「まま?」
エマ「うん!そうだよ!だからままの……」
果林「エマ!!!」
エマ「!?」
果林「あなたはままなんかじゃない!!」
果林「身長166cm、2月5日生まれのO型で、スイスからの留学生で、国際交流学科に属していて、寮生活をしている、私の親友の……」
果林「エマ・ヴェルデよ!!!」
エマ「……!!」 あなた(果林さんが“まま”を否定した時)
あなた(何か世界が壊れたような感覚を覚えた)
あなた(振り返ってみれば、みんなが廃人になる最後の一押しは)
あなた(エマさんをままだと認めた時だった)
あなた(エマさんはままであることに固執していたんだ。きっと、正義感から──)
彼方「エマちゃんさあ、きっと根っからのお姉ちゃん気質なんだよね〜」
彼方「妹や弟を守ってあげないといけないって思ってたから、今回もみんなのままになろうとしてくれたんだね〜」
彼方「彼方ちゃんもお姉ちゃんだから、すっごく気持ちがわかるよ〜。遥ちゃんのためなら、何だってしたくなっちゃうもんね〜」
彼方「でも、それをやられる方は、負担をかけさせたり苦労を押し付けたりしてしまうような気がして心配になっちゃうんだよ」
彼方「彼方ちゃんも最近まで気がつかなかったから、遥ちゃんに距離取られたりしちゃったんだけどね、えへへ」
彼方「だから、エマちゃんだけみんなのことを守ろうとしなくてもいいんだよ」
彼方「彼方ちゃん、きっと甘えたくなったらエマちゃんに甘えさせてもらうだろうし」
彼方「逆にエマちゃんが甘えたくなった時は、いつでも彼方ちゃんに甘えに来ればいいんだよ〜」
彼方「ね〜、果林ちゃん」
果林「ええ、アタシがメロメロにしてあげるわ」
果林「もちろん、キミたちもいつでもいらっしゃい」
あなた「ふふ、そうさせてもらおうかな」
しずく「ふふっ、そうですね」
エマ「わたし、わたし……」
エマ「みんなに……悪いこと、しちゃった……」 エマ「栞子ちゃ……三船さんに、才能があるって言われて」
エマ「果林ちゃんはお母さんたちから離れてさみしいだろうな、とか」
エマ「璃奈ちゃんやせつ菜ちゃんは、お母さんの暖かさみたいなものをほしいんだろうな、とか」
エマ「こうやってみんなのことを幸せにできるんなら、しなきゃいけないって……」
エマ「それで、気がついたら、暴走しちゃった」
エマ「みんなに怖い思いをさせて、トラウマを掘りかえして」
エマ「恥ずかしい姿もさせちゃった……」
エマ「わたしが、自分勝手だったから……」ポロポロ
エマ「もう、みんなに、どうやって謝っても許してもらえないよ……」ポロポロ
エマ「同好会のみんなに、顔向けできない……」ポロポロ
璃奈『エマさん』
エマ「璃奈……ちゃん……」
璃奈『私、嬉しかった。エマさんから母性もらって』
璃奈『そういう気持ちが味わえたのもあったけど、一番はエマさんが私のことを想ってくれてることが、嬉しかった』
璃奈『みんなに見られて恥ずかしいのは、正直ある』
璃奈『でも、ありがとう。エマさん』
璃奈『私、エマさんのこと、大好きだよ』
エマ「璃奈ちゃん……」 しずく「私も、恥ずかしかったのは確かですけど、女優としてはとっても勉強になりました!」
あなた「私も、みんなに……特にしずくちゃんにはドン引きするほど生き恥を晒したけど、だからってエマさんを恨んだりしてないよ」
あなた「エマさんがみんなのこと想ってやってくれたことだって知ってるから。まあ私の場合大半が自業自得だしね……」
しずく「ドン引きなんてとんでもないです!」
あなた(それはそれで怖いよ、しずくちゃん……)
果林「心配しないの、エマ」
彼方「みんな、エマちゃんを嫌いになるような人は、この同好会にはいないんだよ〜」
エマ「みんな……」
エマ「ごめん……なさい……」ポロポロ
果林「言ったでしょ?」ギュッ
エマ「果林ちゃん……」
果林「私に甘えたっていいのよ、エマ」
果林「お帰りなさい」
エマ「う、うわぁぁぁぁあん」ポロポロ エマ「お着替え、終わったね」
璃奈「愛さんたちには、色々見せてたこと、内緒にしてあげてね」
しずく「そうした方がいいね」
果林「起こすにはこれしかないのよね……」
彼方「う〜ん、材料があれば、デザートとか作ってあげられたんだけど……」
エマ「ご、ごめんね……」
あなた「みんな、許してくれるよ」
カチッカチッカチッカチッカチッ
かすみ「ぐえ゛え゛え゛お゛お゛お゛ん!!!!????」
栞子「どぅえ゛え゛え゛ん゛!!!!????」
愛「お゛っお゛っお゛っ!!!!????」
歩夢「さ゛す゛け゛ぇ゛ぇ゛!!!!????」
せつ菜「……」パクパク
あなた「三船さん!かすみちゃん!愛ちゃん!」
あなた「歩夢ちゃん!!!」ギュッ
歩夢「はぁ、はぁ、はぁ……」
歩夢「……あなたのこと、信じてたよっ!!」
歩夢「ありがとう!!」 しずく「もしかしたらとは、思いましたけど」
彼方「せつ菜ちゃん、すっご〜い」
果林「でも、じゃあどうやって起こしたら……」
璃奈「みんなが戻ってくる間に、新しい設定作ってみた。これならたぶん、せつ菜さんも起きる」
カチッ
せつ菜「いやぁぁぁぁ//////」ガバッ
あなた「な、何をしたの?」
璃奈「口に刺激があればいいはずだから、せつ菜さんの推しが迫ってくる設定にした」
あなた「な、なるほど〜」
あなた「さて、これから、だね」
エマ「うん、えっと、みんなに、聞いてほしいことがあって……」
あなた(エマさんは、今夜あったことを全て話した)
あなた(私も、私が知っている限りを全て話した)
あなた(みんなは、しばらく黙って聞いていた)
エマ「……だから、わたしがみんなにいっぱい迷惑をかけてしまったの」
エマ「本当に、ごめんなさい……」
栞子「頭をお上げください、ヴェルデさん」
栞子「私は、あなたの才能の部分しか見ていませんでした。それを活かすために、あなたを説得しました」
栞子「この結果は、イレギュラーだったとは思いますが、私のやり方がきっかけであったのは間違いまりません」
栞子「申し訳ございませんでした」
あなた「三船さん……」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています