「エリーチカ、この街は好き?」

「はい!大好きです!おばあ様もおばあ様が守ってきたこの街も!」

「ありがとう....そう言ってもらえると今までこの街を守ってきた甲斐があるわね」

「えへへへ....」

私の小さい頃、私のおばあ様は「音ノ木坂」という街を影から守っていた
なんでこの街を守り始めたとか、なにからこの街を守っているかは教えてはくれなかったけど、街の為に色々と頑張っていた

そんなおばあ様が数年前に病気の療養で祖国に帰ることになってからはこの街は私が見ることになった、いや...私が自ら名乗り出たのだ
だって、私はこの街が大好きだから
だから....おばあ様の代わりにこの街で生活をすることにした

とは言っても最近ではこの街はずっと平和なもので、毎日この平和な街を見守っている感じのレベルなんだけどね
これはそんな私、エリーチカとこの街に住む人々とのお話