【スペクタクルSS】【構想2年】 エリーチカ 〜アイス・ブルーのたくらみ〜 【絵里推し集まれ】【号泣必至】
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私の名前は絢瀬絵里。どこにでもいる普通の高校生――のはずだった。
そう、あの日までは……。 スペクタクルSSとは…
>>1がネタで言ってるのかガチで言ってるのか気になるところ… 《西暦20XX年 6月1日》
ピンポーン
ガチャ
絵里「あら、雪穂ちゃん、いらっしゃい」
雪穂「お邪魔します」
絵里「亜里沙ー雪穂ちゃんが来たわよー」
シーン
絵里「?」
絵里「亜里沙ー」 絵里「変ね、出てこないわ」
絵里「ちょっと待ってて、いま呼んで来るから」
雪穂「はい」
コンコン
絵里「亜里沙、入るわよ」
ガチャ
絵里「!」
そこには、床に倒れている亜里沙の姿があった。
絵里「亜里沙!しっかり!亜里沙!」
亜里沙「うう…」
絵里「大丈夫!?どうしたの一体」
亜里沙「あ、おねえ…ちゃん……」
亜里沙「うう!」
絵里「亜里沙!」
亜里沙「我ワ神ナリ」
絵里「!」 亜里沙「ヨウヤク降臨デキタ」
絵里「亜里沙、ど、どうしたの…?」
亜里沙「今ノ我ワ、オ前ノ妹デワナイ」
絵里「亜里沙!しっかりして!」
亜里沙「シッカリスルノワ、オ前ダ、絢瀬絵里」
亜里沙「否、終焉ヲ告ゲシ者エリーチカ、よ」
絵里「エリーチカ…」
絵里「うっ!頭が、痛い…」
亜里沙「マダ完全ニ目覚メテイナイノダナ」
亜里沙「エリーチカ」
亜里沙「かよちんヲ守レ!」
絵里「かよちん?花陽のこと?」 亜里沙「かよちんコソ人類ノ希望!」
亜里沙「彼女コソ宇宙ヲ守リシ姫巫女ノ生マレ変ワリナノダ」
絵里「姫…巫女…」
その言葉を聞いた途端、なぜか私の胸に懐かしさがこみ上げてきた。
亜里沙「エリーチカ、一刻モ早ク目覚メルノダ」
亜里沙「オ前ノ覚醒ナシニ、コノ宇宙ワ守レナイ」
絵里「目覚めるって言われても、私、どうしたら…」
亜里沙「時間ダ。エリーチカ、かよちんヲ頼ンダゾ」
そう言って亜里沙はまた倒れ込んだ。
絵里「亜里沙、大丈夫!?」
亜里沙「あれ…お姉ちゃん…私、いったい…」
絵里「ふふ、何でもないわ。ちょっと疲れてただけよ」 《西暦20XX年 6月2日》
絵里「それじゃ、行ってくるわね」
亜里沙「行ってらっしゃい」
亜里沙「あ!お姉ちゃん!」
絵里「ん?どうしたの?」
亜里沙「気を…つけてね」
絵里「どうしたの急に?」クス
絵里「ただ練習に行くだけよ」
亜里沙「うん、そうだよね、ごめんね、変なこと言って」
絵里「それじゃ、行ってきます」
バタン
亜里沙(なんでだろう)
亜里沙(なんで私、このままお姉ちゃんがいなくなるなんて)
亜里沙(そんな予感がしたんだろう) ワンツー ワンツー
海未「では、少し休憩しましょう」
穂乃果「だー!疲れたー!」
にこ「穂乃果ちゃんだらしないニコ」
希「まあ最後の仕上げやからね」
ことり「それなりにハードになるよ」
凛「かよちん、まだ飲み物ある?」
花陽「うーん、ちょっと少ないかも」
凛「じゃあ一緒に買いに行こ」
花陽「うん」
絵里「……」ジー
絵里(花陽を頼むぞって言われても…)
絵里(一体どうしたら…)
絵里(って、なに私真剣に悩んでるんだろう)
絵里(あんなの信じたりして)
真姫「絵里?どうしたの?」
絵里「え!?」
真姫「さっきから花陽のことばかり見てるじゃない」
真姫「言いたいことがあるなら言えばいいじゃない」
絵里「い、いえ、そういうわけじゃないのよ」
絵里(そ、そんなにガン見してたかしら) ニャー!
穂乃果「い、今のは!?」
ことり「凛ちゃんの悲鳴!?」
ダダダダ
海未「凛!どうしました!」
凛「あ…あ…」
希「しっかり!」サスサス
凛「かよちんが、かよちんが!」
絵里「花陽がどうかしたの!?」
私の胸中に影が差す。かよちんを守れ、と私は言われた。
凛「かよちんがさらわれた!」
絵里「何ですって!」
にこ「誰に!?」
(・8・)「私だ」 海未「何者です、あなたは!」
(・8・)「我らはカオモジ、我が名はトッリ」
(・8・)「この世の始まりを紡ぐ者」
凛「かよちんを返せ!」
(・8・)「この娘のことだな?」
ドサ
トッリの後ろには気絶した花陽の姿があった。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています