ルビィ「本当に追いかけなくて良いの?」

善子「鞠莉の車が無い以上無理でしょ」

善子「それに、ダイヤは断った」

善子「それならもう、大丈夫よ」

ルビィ「……そっか」

ルビィ「それにしても、鞠莉ちゃんは知ってるはずなのにあんまり聞いてこなかったね」

善子「なにあんた、鞠莉が様子見してるって気づいてたの?」

ルビィ「わかるよ〜」

ルビィ「ルビィのことは果南ちゃんが知ってるからね」

ルビィ「話してるに決まってるもん」

ルビィ「警戒してるのに聞き出そうとしてきて」

ルビィ「知ってるのになぁ……って思ってた」

善子「あんた、性格悪くなったわね……」

ルビィ「え〜? 変わってないよ?」

善子「それはそれでどうなのよ」

善子「むしろ、そっちの方が怖いわよ」

ルビィ「えへへ」ニコッ