0263名無しで叶える物語(らっかせい)
2019/04/16(火) 07:33:55.96ID:QGw0HLcF―――
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ダイヤ「……今日はありがとうございました」
「いえ……その、私も楽しかったです」
「あ、いや、そうじゃないですね」
「えっと、楽しんでいただけたようで……」
ダイヤ「ふふっ」
「っ」
ダイヤ「落ち着いてください」
ダイヤ「私は十分、楽しかったんです。短い時間ではありましたが、温かみを感じる時間でした」
ダイヤ「大丈夫、自信を持ってください」ニコッ
「……」グッ
「黒澤さん!」
ダイヤ「……はい」
「その、まだ……二日しか知り合っていませんし」
「まだ、お互いのことは全然わかりません」
「ですが、でも……だからこそ」
「もう少し、知り合いたいと思っています」
「これからも、時々……会うことは出来ませんか?」
ダイヤ「………」
ダイヤ「……わたくしから促しておいて、申し訳ございません」
ダイヤ「今は、そういうことを考えられなくて」
「………」
ダイヤ「貴方は良い人ですわ。優しくて、一途で、一生懸命で」
ダイヤ「だからこそ、わたくしのような人間には勿体ない」
ダイヤ「……申し訳ありません」