千歌「ねぇ善子ちゃん、すっごい可愛いって言われない?」←これってもはや告白★3
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そうね、ありがとう
5年くらいは基本的に大体こんな感じでやってるから手グセみたくなっちゃってるけど、たまには違う雰囲気にしてみるかなぁ そういえば "続きは帰ったら" の方が一向に帰ってこないのだ…忙しくてお疲れなのかしら…?
もしくは俺がちょくちょく書いてて邪魔になっちゃってる?大丈夫…? 軽くなくて笑った
ちょっと時間かけたほうがよさそう 付き合う前。千歌ちゃんとのツーショット写真が欲しい善子ちゃん >>691
ある日の帰り際
千歌「みんな先にバス停いっちゃうなんてひどいよ〜……」トテトテ
千歌「私、部長だからちゃんと鍵返さないといけないのに……って、あれ?」
善子「……」
千歌「校門の……って、善子ちゃんだ。もしかして待ってて……///」
善子「!」
「!!」
善子「〜!」
千歌「……あの子、誰だろ? うちの制服じゃない……」
善子「〜!」
千歌「えっ……写真撮ってる!? なんで、しかも一緒に……」
千歌「…………ファンだ!出待ちされてたんだ」
千歌「わあ……あの子、すごい笑顔で帰ってく……」
千歌「……いいなあ」
千歌(私も欲しいな……善子ちゃんとのツーショット)
千歌(というか私と善子ちゃん、写真撮影のときに近くにいることってほとんどないんだよね。いつもルビィちゃんやマルちゃんで」
千歌(私だって善子ちゃんと写真撮りたいのに。……その、好きな人だし)
千歌(でもなんか、恥ずかしくて言いづらいしなぁ……羨ましいなあ、あのファンの子)
千歌「いいなぁ……」
善子「なにがいいの?」
千歌「ふひゃっ!?」 善子「驚きすぎでしょ……」
千歌「わ、わっ……え、えと……」
千歌「そ……の、出待ち?」
善子「ああ……私の動画も見てくれてるリトルデーモンらしくてね。サインと写真をお願いされちゃった」
千歌「……そなんだ」
善子「ふふ、初めてだったからちょっと緊張しちゃった。羨ましいでしょ」
千歌「……うん、羨ましい」
善子「素直ね……ま、ファンが居るって現実として分かるからすごく嬉しいわ。私も誰かを笑顔にできるんだって」
善子「千歌にだってファンはたくさんいるわよ」
千歌「うん、ありがと」
善子「……みんな先行ってるし、早く追いつきましょ」
善子「そうだね」
千歌(違うんだよ善子ちゃん。私が羨ましいのは善子ちゃんじゃなくて、あの女の子の方なんだよ)
千歌(好きな人に……勇気を出して写真をお願いできるあの子。善子ちゃんとツーショットできるあの子が)
千歌「……いいなあツーショット」 善子「……千歌? そんなにファンとのツーショットが羨ましいの?」
千歌「えっ、と……あ、あはは」
善子「ったく……仕方ないわね」ギュウッ
千歌「……ぇ、」
善子「もっと肩寄せて、ほら」
千歌「な、なん……っ」
善子「千歌のファンがツーショット撮ってあげるって言ってるのよ! 恥ずかしいんだから早く済ませるわよ!」
千歌「ぇ……ち、ちかのって!?」
善子「だから! ………………私のこと」
千歌「…………え?」
善子「わ、私が……千歌の、ファンなの」
千歌「…………………………ほぇ」
千歌「っ…………///」ボフッ///
善子「写真……撮ってくれる?」
千歌「……///」コクコク
善子「じゃ、じゃあ……私のケータイでいい?」
千歌「は、はひっ……///」
パシャリ
善子「ありがと。……これ、待ち受けにしていい? みんなに言っちゃダメよ、死ぬほど恥ずかしいから」
千歌「……はぇ」←魂が抜けた様子
千歌「………………あ、私も宝物にするね」
善子「そ、そこまで!? というか、それ私のセリフじゃ……」
思いがけず手に入れた好きな人とのツーショットでしたが……
私、すっごい顔真っ赤だし変な顔してるし……
せっかくのツーショットだったのに撮り直しを要求したいくらい恥ずかしい出来栄えで
千歌「……いつか告白したらもっといいの撮るんだ」
そんな決意をしながら、私もその写真を待ち受けにするのでした あ……メイン逆やった
でもこれはこれでってことでお許しください
>>688は考え中なのでまだ おはちかよし!!
たこやきさんはあれよね、なんていうか育ちの良さ?が窺えるわよね… >>695
リクエストした者です
善子ちゃんも少しその気があるかも?的なのがほんのり感じられるのがとてもすこです いつものとは違う雰囲気で書いてみたいので、僕にもなにかお題ください
いただいたらできる限り頑張るつもりだけど、あんまりえっちいのとか、描写難しそうなのとかはよしてください… 初期設定の二年生善子と千歌
使うならダイヤさんも2年で曜ちゃんは1年で 最初は傷の舐め合いだったのが次第に恋に変わっていく感じのが見たいです 相手が上着を忘れて帰った事に気付いて届けようとするが、上着から相手の良い香りが漂って来る事に気付いてしまい… 『初期設定なちかよし』
善子「チカチー!」
千歌「っ!ヨハネちゃん…」
善子「えぇ、ついに学は外(と)つなる時。行くわよ!」
千歌「うん!」
ダイヤ「はぁ、お二人とも。まだHRが終わっていませんわ!席に着きなさい!」
千歌「あれ?終わってなかったっけ?」
梨子「終わってないわよ。…って言いたいところだけど、ダイヤちゃん、今日はHRなしって朝言われたでしょ?」
ダイヤ「は!そうでしたね。ごめんなさい、ついいつものように…」
善子「いや、そんないつも騒いでないと思うんだけど…」
千歌「なぁんだ、今日はない日だったの?じゃあヨハネちゃん、行くよ!」
善子「えぇ。あ、そういえば今日はあなたの上級リトルデーモン、来てるかしら?」
千歌「曜ちゃん?今日は何もない日だから多分いると思うけど、どうかしたの?…あと、曜ちゃんはリトルデーモンじゃなくて義妹(いもうと)!」
善子「この間の雪辱を晴らすべく、再び決闘を申し込むわ!…はいはい、リトルデーモンでしょ」
千歌「ふっ、そっか。このチカチーに辿り着くにはまだ早いみたいだね!」
善子「いいえチカチー、あなたとは五分の関係よ。…でも、リトルデーモンも含めてこそのあなたなのよね。まだ、まだ遠いと言うの…!?」
千歌「ごぼーのかんけー?よくわからないけど、勝った!」
善子「はぁ、五分よ。というか、まだ負けてないわよ!」
千歌「それじゃあ梨子ちゃん、ダイヤちゃん!さらばっ!」
善子「あ、ちょっ、待ちなさい!速っ!?…2人とも、また明日っ!」
梨子「はぁ、本当にあの2人は…」
ダイヤ「まぁ去年のことを知る私としては、あれくらいが丁度いいと思えなくもないですわね。それより梨子さん、あの2人とバスは同じなんじゃないの?」
梨子「あぁっ!ダイヤちゃんありがとう!またね!」
ダイヤ「……梨子さんもあの2人に似てきた気がしますわ」
1年の頃から付き合いのある2人
恋愛関係とは近いようで遠い、親友関係っぽさをいつも以上に意識してみた
とかなんとか、いつも通りな感じでありながらもいつもとはどこか違う感じを出してみたつもりな…? 『傷の舐め合いから恋へ』
「ねぇ、いいでしょ」
「……えぇ、来て」
──あの日から私たちのこの関係は始まった。
共依存。
そう言われて、まず思い浮かべるのはどんなことだろうか。
きっと多くの人は、弱い者と弱い者が弱いままで2人の世界に閉じこもっている状態を想像するだろう。
実際に私もそう思っていた。弱いからツラくて、どうしようもなくて、似たような状況にあった彼女を利用して、利用されて──。
普段は彼女も、私もずっとそうしてきたように平静を、"普通" を装って過ごしている。きっと、一年以上を共に過ごした仲間からすれば拙いものだ。
それでも、私たちはその "普通" を望んで止まなかった。
そうすることが自らを余計に傷つけることだってわかっていたし、そのうちボロが出ることも気づいていた。
だからその延命治療でもするかのように、お互いにお互いを求め合って少しずつ依存し合って、なんとか心を保っている。
「あはは、善子ちゃん。寂しいよ…、暗くて、寒くて…」
「そうね、私もよ。また、一緒になりましょ…」
「うん…」
私には好きな人がいて、その人も私によくしてくれるもんだから、きっと成就する恋なんだと信じて疑わなかった。
いつかきっと、少なくとも高校を卒業するまでには告白しようだなんて足踏みをしていて。今思えば凄まじい驕りだったし、あるいはヘタレていたんだとも思う。
そんなある日、その人から『○○と付き合うことになったんだ』なんて初めて見るような笑顔で報告され、告白をする間もなく私はフラれた。
そして彼女──高海千歌は、コンプレックスが爆発した。
新しい学校で、元々コンプレックスの一番の原因であった幼馴染や、一年でかけがえのない存在となった親友とのファン数の差を見せつけられた。
それどころか、それを見兼ねた幼馴染のいとこが権力にモノを言わせてファン数のカサ増しを行ったのだ。いとこ本人からすれば100%善意の行為であったし、またそんな不正がバレてしまうようなことは一切していなかった。
が、いわゆるサクラがボロを出してしまったのだ。『ぶっちゃけ○○ちゃんのほうが好きなんだよね』そこに千歌がいると気づいていなかったようで、あろうことか本人のいる場で口に出してしまった。 「……善子ちゃん」
「どうしたの?」
「なんで私たち、こんな風になっちゃったのかなぁ」
最初は本当に愚痴を言い合う程度だった。
「私の知らないところでいつの間に」とか、「チカの人気はチカが一番知ってるんだから気にしなくてよかったのに」とか。
次はちょっとした気まぐれでしたキスだった。
心に溜まったナニカをどうにかしたくて、別のなにかに夢中になろうと思って始めたこと。それが関係を一気に進めるトリガーだったんだと思う。
気づけば、えっちなことは当たり前になっていて、それどころかたまに千歌は私の好きだったあの人を、私は千歌の熱狂的なファンを演じていた。
私自身、初めて見つけてもらったあの日から千歌に対しては特別な想いを募らせていた。だから、熱狂的なファンを演じることに不都合はなかった。
けれど、千歌は決してあの人なんかじゃない。なのに上手く演じてくれて、私の欲しい言葉を、欲しい行動を望めばいつだってくれた。
そして今、私は共依存という関係であることに縋らないと千歌と向き合えないほどになっていた。
彼女に対する特別な想い、彼女が演じてくれる好きだったあの人に対する想い。
それが彼女への恋心に成り果てるのは時間の問題だった。
ーーー 私は "普通" だった。
何をしたって上手くいかなくて、本当は上手くいく前に嫌になって投げ出しちゃって。
そんな中で見つけたスクールアイドルは私にとって奇跡だった。大体1年間、皆と頑張って頑張って、廃校阻止は無理だったけどラブライブ優勝はできて、私たちの輝きを見つけた。
色々ありながらも新しい学校!楽しむぞー!なんて思ってたら、同じ学年の2人との人気の差に愕然とした。それでも、私にもちゃんとファンはそれなりにいたし、それが全てではなかったからどうってことないよって平気でいられたんだ。
「千歌はこの関係、嫌かしら?」
「……ううん」
『ぶっちゃけ○○ちゃんのほうが好きなんだよね』この言葉を聞くまでは。
大切な幼馴染のいとこがその人望で私のところにも行ってあげるようにって言ってくれていたのは知っていた。
そう、知っていたの。それが善意のものであることも、ファンだっていう皆が違う娘のほうが好きだってことも。
だけど、その言葉を聞いたとき、どうしようもなくなった。
よくわからないまま気づいたら、後輩の善子ちゃんに介抱されてた。好きな人にフラれたばかりで、きっと私以上にどうしようもなくなってた善子ちゃんに。
そして、それが始まりだった。
愚痴に始まり、愚痴と愚痴と愚痴に続き、延々と愚痴を言い合っていた。
そういうことを放課後に繰り返していく中で訪れたある日、ふとした拍子にキスをしようってことになった。私はもちろん、善子ちゃんは特に人恋しかったんだと思う。
気づけばお互いに下半身にも手が伸びるようになっていて。
私はそれでおかしくなったはずなのに、善子ちゃんの求める人を演じて、善子ちゃんに私のファンを演じてもらうことも時々あった。どうしようもなくならないなんて不思議だな、なんて思いつつ。
「善子ちゃんは、この関係、イヤ?」
「そうね…」
そして今、私は共依存という関係であることに縋らないと善子ちゃんと向き合えないほどになっていた。
だってそうでしょ?善子ちゃんはあの娘のことが好きで、私はその代わりでしかないんだから。
私は彼女のアイドル。彼女のことを好きになんてなっちゃいけないんだ。
「……好きだなぁ」
「好きよ、千歌」 うぁぁ……
私にはこれが限界ですっ!
色々と拙いと思うけど、雰囲気だけでも味わってくだせえ…無理、苦手、死にそう……
初期設定の2年生ちかよしもそうだけど、これ絶対期待に添えてないでしょお!ごめんなさい!
とりあえず上着の書いてきますぅぅぅ…… 時間も時間だから寝るのだ
起きたときにメモ帳に神作とか仕上がってないかなぁ…
おやすみちかよし これのどこが拙いのだ… こんなに素晴らしいのに。
まさかこれを書いたのは千歌ちゃん本人…とか?w わーい褒められた!ありがとー!!!
でも残念ながら千歌ちゃんじゃないよ!千歌ちゃんなら今頃、上海で善子ちゃんとデートしてるからね! SSは好きだけどそのキャラやめてくれー
毎回毎回寒気する 『上着』
千歌「あー!楽しかったー!」
「一人でやるのもいいけど、やっぱりゲームをするなら誰かと!そしてなにより、善子ちゃんとやるゲームは格別だねっ!」
でも、バスがあるからそれなりに早い時間に解散しなくちゃで…。
うーむ、今度はどっちかの家に泊まってやるしかないね、こりゃ。
さて、楽しいことのあとはちゃんと片付けしなきゃ。……?
あ、これ、善子ちゃんの上着だ。
チラッ 時間、まだ間に合うよね。届けてあげないと!
フワリ
ん?なんかいい匂い?まだご飯作り始めたりしてないはずだけど。
いや、そもそも食べ物とは違う…。あ、上着からかな?
クンクン
千歌「……この匂い、好きかも」
……返すのは、明日でいいよね?
帰るとき少し寒いだろうけど、ごめんね善子ちゃん。
私は今から、堕天します!
モフモフ
千歌「えへへ…」
──善子ちゃんって本当いい匂いするよなぁ。
なんていつも思ってたけどこんな匂いなんだぁ。ちゃんと、じっくり嗅いだことなかったからわかんなかったけど、すっごいチカ好みの…。
いい、よね…?ゴクリ
スルリ
えへへ、着ちゃった♡
あぁ、今チカは善子ちゃんに包まれてるんだ。
善子ちゃん…。
千歌「善子ちゃん、善子ちゃん…」
あ、手が、下半身に伸びて…。 善子「おーい、ちかー?……千歌、ナニしてるの?」
千歌「わ、わわぁ!な、なんでもないよなんでも!というかどうしたの?バスは?」
善子「いや、私の上着着てクネクネして、なんでもないほうが怖いんだけど。…上着忘れたのに気づいて、まだギリギリ時間あるから取りに来たのよ。それで、千歌はナニしてたの?」
千歌「うぐっ。いやぁ、あの、これはですね…」
善子「……ふむ、あれでしょ、その上着気に入っちゃったんでしょ!」
千歌「え!?」
善子「うんうん、割とそういうのの趣味合うものね。それ、カッコいいでしょ!」
千歌「う、うん!そうなんだよね!カッコいいよね!だからつい着ちゃって…。勝手にごめんね?」
善子「ん、別にいいわよ。誰かが着たやつは着られない、なんてことないし。むしろそれの良さに気づいてくれて嬉しいわ!」
千歌「……いやぁ、すごい気に入っちゃって、1日だけでもいいから貸してほしいんだけど、ダメかな?」
善子「はぁ、しょうがないわね。でも帰るのに少し寒いから、代わりに千歌の上着貸しなさいよ」
千歌「いいよ!」ハイ
ーーーーー
ーーー
ー
まさか、本人の許可を得て借りられるだなんて思わなかった。
えへへ、やっぱりいい匂いだなぁ。
──2人の夜は長くなりそうです。 書いておきながらであれなんだが、物足りなさがハンパないけど大丈夫?
残るお題は『二人きりのときはヨハネと呼ぶ』『昼寝するチカを愛おしそうに眺めて頭を撫でる善子』の二つでおk?
そしたらあとは日が変わるまでで締め切らせてもらいます
(キャラ、これくらいだったら問題ないよね…?) いつも乙です
自分は問題ないと思う…けどぶっちゃけた話、SSに関しては投下したらあとは何も書かないのが一番「喜ばれる」と思う
匿名掲示板ってのは「個」を出すと嫌われやすい傾向があるからね、どうか気に病まずそういうモノだと割り切ってほしい ことの発端はそう、高校生ならよくある進路についてのこと。
3年生になって、将来のことを決めなくちゃいけなくなる。ううん、本当はもっともっとはやくに決まってたらよかったんだけど。
でもね、『スクールアイドルじゃない高海千歌』になにができるんだろうなって、よく思うようになったの。
私から私がぽっかり抜けてしまうようで、また普通になっちゃうのが怖くなった。
旅館を手伝うことも考えた。お母さんとお父さん、志満姉とも相談した。でも返ってきたのは「自分のやりたいことを見つけなさい」っていう応援の言葉。
わたしもその時はそうだよね、頑張るって答えた。今思えば無責任な、って感じちゃうね。 でも無責任なのが当然だよね。だって、私も大人になって、自分で自分の道を決めなきゃいけないんだもん。子供のやりたいことをやらせるのが親心って誰かが言ってた気がするし。
それを当時付き合ってた善子ちゃんにも相談した。
善子ちゃんはよく聞いてくれた。これから先のことが見つからないなら、堕天しようとか、みかん農園作ろうとかふざけたりしたけど、二人で決めたのは今までやったことのないことをやってみようってことで、
それで高校で取れる資格を取ろうとかで漢検とTOEICとか受けて卒業前に鞠莉ちゃんみたいに車の免許も取ったっけ。
スクールアイドルしながらだったから大変だったなぁ。
それでもやりたいことは見つからなくて、推薦で学部は違うけど梨子ちゃんと同じ東京の大学に行くことにして。
善子ちゃんは喜んでくれた。さすが私の最上級リトルデーモンだって。 でもね、それからさっぱり善子ちゃんとは続かなくなったの。話もするし、デートもするし、一緒にうちの温泉にも入るのに、善子ちゃんとはそれまでみたいに呼吸みたいのが合わなくて、どこかボタンを掛け違えたみたいな違和感が、卒業するまでずっと残ってた。
卒業式の日。思い切って善子ちゃんとちゃんと向き合いたくて二人きりになるように3年の教室に呼んだ。
「待った?」
「ううん、今来たところ。……えへへ、なんちゃって」
「千歌らしいわね。話があるからって来たけど、どうかしたの?」
「うん。善子ちゃん、最近調子、悪いの?」
「調子?別に悪くはないけど」
「ううん、なんもないならいいの。私のただの思い過ごしだから」
「そう。なら私からも話したいことがあるの」 「……え?」
「あなたにはあなたの道があるでしょ?そこには私はいない。いてはいけないの。だから」
「どうして?どうしてそうなっちゃうの!?私が東京の大学に行くから!?」
「そうよ!あなたが梨子と同じ大学に行くからよ!」
わかんない。どうしてそれで終わりになるのか。
「本当はずっと梨子と一緒の方が良いんでしょ?私なんてただの間に合わせなんでしょ?そうだって言ってよ!言いなさいよ!」
「違……」
「いなくなって清々するわ!さようなら!」
急に善子ちゃんが背中を向ける。待って、行かないで。話をさせて。なにもわかんないよ。
どうして、終わりにしちゃうのーー? 善子「ただいま、千歌。いい子でお留守番できた?」
千歌「……」プイ
善子「お腹すいて死にそうでしょう?今夜は私が食べさせてあげる」
千歌「また嫌いなものを食べさせるんでしょ」
善子「ふふ、それはどうかしらね。今日の夕飯なんだけどね、大失敗したハンバーグよ。三つあるからあなたも残飯処理に付き合いなさい」
千歌「ほらそうやって!千歌のことドレイにするんだ!」 善子「食べたくないなら食べなくていいわ。体が持つかは別だけど」
千歌「!」グウゥ
千歌「……食べ、ます」プルプル
善子「いい子ね」ナデナデ
千歌「…………」
善子「すぐ用意するから、そのままで待ってなさい」ニコニコ
千歌(やっぱり、善子ちゃんは私のこと恨んでるんだ)
千歌(ハンバーグの中にすごいひどいもの入ってるんだろうなぁ) 数分後
善子「はい、できたわよ」コトン
千歌「…………え?」
善子「言ったでしょ?失敗したって。あとは好きに食べなさい」
千歌「でも!善子ちゃん!これって!」
善子「いらないの?でしょうね。失敗作ですもの」
善子「やっぱり捨てちゃいましょうか」スッ
千歌「いるいる!食べます!いっただきまーす!」
千歌「……おいしー!」パアァ
善子「……」ニコ 千歌「これやっぱり失敗作じゃないよね!こんな美味しいの久しぶりだよ!」
善子「がっつかないの。喉に詰まるわよ」
千歌「ん?んぐっ!?んー!」バタバタ
善子「いわんこっちゃない!ほら、水よ」
千歌「ん、……ふはぁ、死ぬかと思った〜」
善子「そそっかしいのは相変わらずね」
千歌「ね、ねえ善子ちゃん!」
善子「なによ、主人に向かって」
千歌「善子ちゃん、やっぱり優しい善子ちゃんなんだよね!」
善子「なにをいうかと思えば……いい?あなたは私の従順な奴隷なのよ?口ごたえはもちろん、私に余計な詮索は禁止よ。もちろんわかってるわよね?」
千歌「う……」
善子「わかったら早く食べなさい。その薄汚い姿も変えないといけないんだから」
千歌「…………はーい」モグモグ
千歌(やっぱり善子ちゃんは善子ちゃんだ。変わってない)
千歌(あの時から、ううん、もっと前から私のこと嫌いになっちゃったのかなって思った)
千歌(嫌われても、仕方ないって思ってた)
千歌(やり直せるかな、私たち) 千歌「美味しかったぁ……」ホレボレ
善子「食べ終わった?次はお風呂に入るわよ」
千歌「え?よし……ご主人様だけ先に入れば」
善子「なに言ってるの?あなたが私の身の回りの世話をするのは当たり前でしょ?」
千歌「なるほど」
善子「わかったら支度なさい」
千歌「はーい」 風呂場
千歌「ではご主人様、お体お清めさせていただきます!」
善子「ッ……、そ、その口上はなに?」
千歌「え?奴隷らしくしたつもりだけど、違った?」
善子「いえ、では頭からやってちょうだい」
千歌「はーい!」
千歌(善子ちゃんの髪も体も、すごくキレイだなぁ。いいもの使ってるんだろなぁ)ワシャワシャ
千歌「痛くないですかー?」
善子「ええ。平気よ。やっぱり上手なままね」
千歌「ん?」 善子「なんでもないわ。そのまま続けて」
千歌「はぁい」
千歌「懐かしいね。前はこんな風に洗いあってたよね」
善子「覚えてないわ」
千歌「そっか。ふふ」
千歌「流しまーす。目を閉じてください」
善子「ん」ジャバー
千歌「はい、髪は終わり!次は背中だね」
善子「ええ。お願い」
千歌「善子ちゃん、本当に体中キレイだよね。痒くない?」ゴシゴシ 善子「世辞を入れても無駄よ。それと今のペースで続けて」
千歌「はーい。それにしても善子ちゃんも東京きてたんだね。全然知らなかったよ」
善子「言わなかったからね。特にあなたには」
千歌「どうして?」
善子「……時が来たら話す。今はまだ秘密よ」
千歌「そっかぁ。じゃあ待ってるね」
善子「さて、今日の働きに免じて私もあなたの体を洗ってあげるわ。交代なさい」
千歌「え、いやいやいや、そんな」
善子「いいから。背中向けて」
千歌(うーん、やっぱりなんか変な善子ちゃんだなぁ)
善子「どう?痒くない?」ゴシゴシ
千歌「うん。ちょうどいいよ!」
善子「こんなに痕つけて……」ギリッ
千歌「善子ちゃん?手が止まってるよ?」
善子「え?あ、ああごめんなさい。ちょっと仕事のこと考えてたわ」
千歌(ごめんなさい、かぁ)
善子「流すわよ」ジャバー
千歌「ぶわわわっ!」 寝室
千歌「あぁ〜〜久しぶりのお風呂、気持ちよかったぁ〜」
善子「そう。さ、寝るわよ」
千歌「はーい。うわっ、ベッドでっか!」
善子「ふん、こんなんで喜ぶなんて子供ね」
千歌「いつもこれで寝てるの?」
善子「まぁね。広すぎて持て余してるけど」ボスン
千歌(うわぁ、すごい柔らかそう。あれで寝たら気持ちよくて一生起きれなさそう)
善子「なにぼーっとしてるの?明日も仕事なんだから早く寝るわよ?」
千歌(ああ)
千歌(善子ちゃん、本当に大人になったんだね)
千歌(泊まりに行った時は眠くなるまで一緒にゲームしてたのに)
千歌(変わってないのは……)
千歌「私だけだね」
善子「?」 千歌「あ、ごめんなんでもない……私は居候で首輪もつけてるし、無難に床で寝ればいい?」
善子「何言ってるのよ。あなたは私の抱き枕よ。ほら一緒に入る」
千歌「えっ」
善子「来ないならそこで雑魚寝でもしてなさい。毛布はあげないから」
千歌「いやいやいや!待って待って!そんな意地悪な二択しないで!」
善子「床で寝ればいいかって聞いたのはあなたじゃないのよ……好きになさい」
千歌「うぅっ、えーっと……お邪魔、しまー、す……」ゴソゴソ
善子「ほら、早く来なさい」
千歌「うん」
善子「ん、これでよし」ギュッ
千歌「うぇえ、は、恥ずかしいよ!」
千歌(私の眼前に善子ちゃんの胸が!!!暗くて見えないけど!!!)
善子「いいからこうして大人しくしてなさい、おやすみ」
千歌「うぅ〜〜///」
千歌(善子ちゃん、いい匂いする)
千歌(柔らかくて、あったかくて)
千歌(やっぱり善子ちゃんは、意地悪だ)クスッ まだやれるでしょう?
それはそれとして前後の文は繋がりはないの?あるの? ついに帰ってきたと思ったら枯れちゃった
ひとまず、おつです
>>722
忠告ありがとう
そうね、自分は単純にうるさすぎるってのもあるし、必要以上のレスとかは控えるようにします コミックアンソロジーにちかよしありましたか?(小声) 『二人きりのときはヨハネと呼ぶ』
千歌「わー!練習つかれたぁ!」
曜「あはは、千歌ちゃんもお疲れ様」
善子「ふっ、千歌もまだまだね。堕天使たる私ともなれば──」
果南「ん?善子、まだ走れるの?それなら付き合うよ」
千歌「えぇ、善子ちゃんも果南ちゃんも凄すぎだよぉ…」
花丸「嘘ずら。善子ちゃんはほら、少しつつけばすぐ…」
善子「にゃああああ!なにすんのよズラ丸ぅ!というかヨハネよっ!」
ルビィ「でも、皆こうやってふざける力はあるんだよね。すごいなぁ、ルビィはそんな元気残ってないや…」
梨子「私もよ。ルビィちゃん、あっちの日陰で一緒に休みましょ」
鞠莉「へぇ、善子たちもかなり体力ついてきたのね。マリーもまだ少し平気だけど、ダイヤなんかこの通り伸びちゃってるわ。つんつん」
ダイヤ「あー、鞠莉さん、やめてください。地味にキますわ…」
曜「じゃあ果南ちゃん、私と一緒に走ろうよ!」
果南「曜、さすがに冗談だよ。しっかり休むのも大事だからね」
曜「うーん、そうだね。じゃ、一足先に着替えに戻っちゃうね!」
善子「本当、果南も曜もバケモノみたいな体力してるわよね」
千歌「ねー。でも、善子ちゃんもまだそれなりに元気そうじゃない?すごいなぁ」
花丸「確かにルビィちゃんの言う通り、マルたちも果南ちゃんたちみたいな体力がついてきたのかもね」
果南「もう、なにさ、人をヤバいやつみたいに言って」
鞠莉「あんまり果南を弄ってるとオシオキのハグ、されちゃうわよ?……あれ、疲れてる時にやられるとかなりキツいんだから」
果南「鞠莉?」
鞠莉「oh、なんでもないでーす」
善子「さて、私もそろそろ着替えに行こうかしら」
花丸「うーん、マルはルビィちゃんたちと休憩してから行こうかな」
千歌「んー、チカは着替える!うぅ、汗でベトベトだよぉ。あ、善子ちゃん待ってー!」 果南「私たちはダイヤの介抱かな。でも、ここまでになるなんて珍しいね」
鞠莉「うーん、具合悪かったのかしら…」
ダイヤ「すみません。自分ではそんなに調子悪いとは感じてなかったもので」
ーーーーー
ーーー
ー
千歌「ダイヤさん、大丈夫かなぁ」
善子「日頃の疲れが溜まってたのかもしれないわね」
千歌「明日はちょうど練習ないし、しっかりと休めるといいね」
善子「そうね。…そうだ、千歌。明日、沼津のほう来れるかしら?」
千歌「明日?うん、大丈夫だよ。チカ的にはヨハネちゃんの家でまたゲームしたいのだ!」
善子「えぇ、そのつもり。こないだ出た新しいゲーム買ってあるから、早速やりましょ!」
千歌「わーい!○○ってやつでしょ?チカも気になってたんだぁ。ヨハネちゃん、やっぱり買ってたんだ!やったね!」
善子「そこまで喜んでもらえると、余計に買った甲斐があるってものよね」
千歌「んふふ〜、ヨハネちゃんとチカは意外と趣味が合うからね。いつもお世話になってます」
善子「全く、現金なやつよね。好きなゲームができるとわかったら、ヨハネ呼び始めちゃって」
千歌「別にそういうつもりではないんだけど、…まぁ今はいっか」
善子「?」
千歌「んーん、気にしないで。いやぁ、それにしても本当、ヨハネ様々だよね。今度、お返しになにかあげないとかな?」
善子「べ、別にそういうのはいいわよ。私も、その、千歌とゲームできるのすごく嬉しくて楽しいし」
千歌「えへへ〜、ヨハネちゃん大好きっ!」
善子「……ん、私もよ」 見直してて気づいたけど、毎度のことながら「終わり」なりの言葉を最後に入れなきゃ続くのかわからないな?
すまん、次からは入れるようにします 運命。
運命とは、人間の意思を超えて、対象の行く末……または未来を決める超常の力。
またの名を人生、命運とも言う。……言うのかな? うん、多分言う。
運命は私たちの力ではどうすることもできなくて。
どんなに辛くても苦しくても乗り越えるために頑張っても……運命によって『それは叶わない』って決められてしまっていたなら、どうしようもないんだ。
だから……この運命も、きっと私ではどうしようもなかったんだと思う。 愛する人に別れを告げられたのも、運命。
別れる理由も教えられないで、離れてしまうのも……運命。
この人との未来がないことを、私はきっと運命によって決定づけられてしまってたんだ。
でも、認めたくなかったんだよ?
認められるわけないじゃん、そんなの。だから私は運命に逆らおうとして、いっぱいいっぱい頑張った。
頑張ったけど……ダメだった。
大好きだった学校を廃校から救えなかった。
愛していた恋人もいなくなってしまった。
運命には、抗えないんだ。
だから私は、運命に身をまかせることに決めた。 私が頑張ってどうにかできることなら、頑張る。
でも運命によって決められた【絶対】には逆らわない。もう、どうしようもないことだから。
やれるだけやって、あとは全て運命にお任せ。
私の運命は、もう動くことはないだろう。
このまま既定路線の、普通の人生を送るだけなのだ。
だから受験も就職も、私なりに普通にやれるだけ頑張って。
まずまず誰かから文句は言われない程度のところには行けた。
そう、普通怪獣の私には、ある程度ふつうの人生があるんだ。
友達がいて。
帰る家があって。
仕事があって。
恋人はいないけど。
充実した毎日ではないけれど。
普通な暮らしができてる私は……幸せにできてる。 そう、私はそんな運命に導かれている。
定められた、決まった運命の上を歩いている。
とにかく普通で、なにより普通で。
スーパー不幸でもなければ、スーパー幸せでもない。
普通に不幸で、普通に幸せな暮らしができているなら────
「……ぁ」
「ぇ……」
────これも、運命?
私は運命に逆らわないと決めた。
それを信じるとも、決めた。
でも、これは……一体、どういう運命なの……?
地元を離れて暮らしていた私の前に、どうして。
千歌「……善子ちゃん」
善子「……千歌」
どうしてあなたが現れるの……?
善子「……久しぶりね」
千歌「そう……だね」 善子「元気に……してた?」
千歌「……まあまあ、普通だよ」
善子「そう……普通か。よかった」
千歌「善子ちゃんは?」
善子「私……私は、…………私も普通よ」
千歌「……ほんとに?」
善子「ええ」
千歌「……そう」
会話がぎこちない。
別れてから……もう何年経つんだろう。
私が高校生を卒業する手前まで付き合ってたから……もう5年以上は経ってるんだ。
こんなに長く顔も合わせてなかったら……そうなるよね。
千歌「……なんで、こっちに?」
善子「大学もこっちで、そのままここで就職しただけ。もともと地元に帰るつもりじゃなかったし」
千歌「そうなんだ。私と同じだね」
善子「……忙しいの?」
千歌「まあ……普通程度にはね」
善子「……そう」
……だめだ、もう平気だと思ってたのに。
5年以上たってるんだから……何も感じないと思ってたのに。
やっぱり、顔を見ちゃうと……だめだ。
千歌「っ……私、帰るね。帰ってご飯の支度しなくちゃいけないから……」
善子「……っ」
この場所にいたくなかった。
どうして私と善子ちゃんを引き合わせたの? そんな運命だってこと? いったい、なんで────
善子「待って!」
私の腕を、善子ちゃんが掴む。
善子「っ……ちょっと、付き合ってよ」
その、まっすぐな瞳に。
私の運命は……歪められてしまうような気がした。 ・・・
千歌「っ……痛」
ずきずきと痛む頭を抱えて、目を覚ます。
身体も重たい。
それに……裸。脱いでそのまま寝たのかな……って、違う。
そうじゃない。
千歌「……え、どこ……ここ」
知らない天井だ。
知らない布団の感触がある。
そして……重たい身体の原因。
私の右隣……肩口からくぅくぅと寝息を立てながら、私にしがみついている……柔らかな感触。
それは、つまり。
私の半身にのしかかるように、裸の善子ちゃんが抱きついていたからで────
千歌「わ、わ、わっ! な、なんで!? ちょっと、善子ちゃん起きて!ねえ!」
善子「っ、ぅん……なによ……」
千歌「ここどこ!? なんっ……なんで私裸なの!? って善子ちゃんまで……!!?」
善子「……覚えてないの?」
千歌「ぇっ……」 もごもごと言いにくそうにしながら、善子ちゃんは裸のまま、私にぎゅう、と抱きついて……
言う。
善子「…………そういうことよ」
千歌「……嘘でしょ」
善子「嘘じゃないわよ……」
理解不能。
どういうこと……なの?
私、昨日……ほんとに、えっ……えぇぇえ!?
善子「……本当に何も覚えてないの?」
千歌「っ……うん、無理やり居酒屋に連れていかれたとこまでしか」
善子「じゃあ……私が、言ったことも」
千歌「え……?」
善子「私が……どんな気持ちで、あなたが卒業する前に……別れを告げたのかも」
千歌「え、ぇ……え……?」
善子「……まあいいわ」
千歌「い、やっ……でも、待って、私」
善子「……でも、これだけは忘れたなんて言わせない。忘れたとしても拘束してやるんだから」
善子ちゃんの言葉は早口で、何を言ってるのか分からなかった。
私の知らない秘密があることだけ。
私が忘れてしまった何かが…… 善子「……千歌」
私を呼ぶ。
ぐい、と私の首に腕を回して……肌と肌を密着させながら。
善子「ふふ、千歌……やっとあなたに会えた」
むに、と胸と胸が密着する。柔らかな感触と突起同士が触れ、びくりと私の身体が震えた。
善子「もう……離れたりしないわ。ごめんね」
千歌「……え?」
その告白は、いったいどういう意味なのか。
善子「許して……もうあなたを寂しくなんてさせない。これからはずっとそばにいるから」
その言葉は、いったいどういう理由なのか。
唖然とする私の唇を奪い、善子ちゃんは微笑む。
善子「……愛しているわ、千歌」
その瞳には、不思議な魔力が宿っている。
私と似た真紅の瞳。
真っ赤な月のように緋く、煌煌と輝いたその瞳に……私は吸い込まれてしまう。
そうだ、彼女に最初に告白された時も。
別れを告げられた時も……この瞳に、逆らえなかったんだ。
それが運命だと言われているように、感じたから。
善子「……私に、また恋をして? 千歌」
彼女の言葉に、私は抗うことができない。
私は運命には抗わない。
なぜなら、私の運命は……善子ちゃん自身なのだから。
千歌「……もう、1人にしちゃ嫌だよ」
善子「ええ……しない。ずっとそばにいる」
────この日、私の運命は動き出した。 最初にテーマっぽい言葉入れたがるせいでそれに引っ張られてよく分からんなってしまった
善子との別れと出会いが千歌の運命がある意味動くタイミング的なことを言いたかった 少なくとも自分は全く気にならなかったし、大丈夫じゃない? おしゃれにあまり興味がない善子ちゃんで着回しをするちかっち うーん、よっちゃんは方向がずれてるだけでオシャレ好きな気が… じゃあ善子ちゃんに清楚かわいい系の服を着せたいちかっち?イメチェン? じゃあ逆に(?)、なんとなく服を交換して街を歩いてたら、千歌ちゃんがカッコよくてモテちゃうもんだから、「千歌にカッコいい服は二度と着せない!」と決心する話
じゃれあって子供っぽいのも、少しビターな大人っぽいのもイケるとこがちかよしすこすこポイントの一つだよね >>763
善子「……ゴメン今なんて?」
千歌「天使ヨハネに会いたいなって」
善子「……えっと」
千歌「私、清楚な感じの白い服いっぱい持ってきたから!」
善子「いや……待って、思考が追いつかないの」
善子「……天使ヨハネがなんて?」
千歌「だからね、天使ヨハネに会いたいの」
千歌「いつもクールでかっこいい堕天使ヨハネもいいけど、たまにはゆるふわかわいい天使ヨハネもいいでしょ?」
善子「……えっと」
千歌「どうすれば天使ヨハネに会えるのか考えたんだけど、善子ちゃんいつも真っ黒でかっこいい服着てるでしょ? だったら白くて可愛くて清楚な服を着たら変わるんじゃないかと思って!」
善子「いや、それは別に関係……」
千歌「いいから服脱いで。痛くされないとわかんない?」
善子「なんか怖いんだけど!?」 ・・・
善子「……」←白ワンピ
千歌「かわいい……」
千歌「これはかわいい……可愛すぎて天使だよ……」
善子「ねえ、私……やっぱり黒の方が」
千歌「白も素敵だよ!」
善子「っぇ……///」
千歌「やっぱりかわいい……最高だよ善子ちゃん、いやヨハネちゃん!」
善子「そ、そうかしら……ほんと?///」
千歌「ほんと! ……好き♥」
善子「っ……も、もっと」ビクッ
千歌「すーきっ♥ だぁいすき♥」
善子「っ、ふ……んん……っ///」ビクビクビクッ♡
千歌「……天使ヨハネちゃんの……天使な姿、見せてほしいな♥」ギュウッ
善子「しっ…………仕方、ないわね……///」
善子「信徒には優しくするのが……天使、だから」
千歌「わぁい♥」
善子「……えへ、えへへ……///」ドキドキ
千歌「それじゃあ……天使なかわいいヨハネちゃんを……可愛がってあげるね♥」
こうして
天使ヨハネちゃんは小悪魔ちかっちに食べられてしまいましたとさ
めでたしめでたし♥ 勢い見てて気づいたんだけど
ここってカプスレで一番勢いあるのでは…? SS投下が盛んになると勢いづく
作家各位には感謝しかない 変に荒れる要素もないし作家も有能だからね
本当に感謝してる >>768
お題拾ってもらってた…どの媒体でも千歌ちゃんに褒められるとすぐ照れるからねヨハネちゃん。ありがたや 他のカプスレはSSとかないのね…
そういえばちかまりスレの人が前に遊びにきてくれたっけ ちかよしSSを執筆する善子ちゃんと、ちかよしSSファンの千歌ちゃんください 千歌センター
善子「千歌!」
1 善子ちゃん、ワクワクするねぇ!
2 私達だけの輝きを見つけようね!
助っ人 きっと未来は変えられる!
鞠莉センター
千歌「善子ちゃーん!」
1 みんなで堕天しましょ?
2 千歌、行くわよ!
助っ人 千歌、私でもいいの…? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています