千歌「善子ちゃんには分かんないよ……私が、私が今どうなってるか!」

千歌「会社なんかもう半年前にやめたよ……人間関係に疲れちゃってさ」

千歌「今はバイトも職探しもしてない、貯金切り崩して生活してる。正直堕落してるよ、最悪レベルまでね」

善子「ぇ、え……そんな、でもさっき……」

千歌「あんなの嘘に決まってるでしょ? 善子ちゃんに気を使わせたくなくていった、ただの嘘」

千歌「いまの私は……ただの無職だよ。何もしてない、なにもない、ただの……」

千歌「ただ、の……社会の、ごみだよ……っ」

善子「…………」

ああ、驚いてる驚いてる。

まあ、そりゃそうだよね? 私がこんなんになってたら、そうなるよね。

ふふ……言っちゃった。

Aqoursには一番知られたくなかったのに……最悪だよ。

お酒入ったせいかな……なんか、もう、涙まで、出てきて……っ。

千歌「ぐ、っ……ぅ、うぅっ……」

善子「……千歌」

なさけ、ない。

みっともない。

こんな大通りで、泣いちゃうなんて。しかも後輩に抱きしめられて。

これ……みんなが見たら、どう思うかな。

ほんと、最悪だよ。

最悪だよ……私。


从c*・ヮ・§「みたいなね」