善子「ねえ、謝るから……」

千歌「……参ったな、ほんとに善子ちゃんは悪くないのに」

善子「じゃあ、じゃあお店、戻りましょうよ。みんなびっくりしてたし……あれじゃお金多すぎるし」

千歌「……」

善子「私、あなたに喜んでほしくて話してたのよ……? 今までのバカな私が、今は頑張ってるんだって、褒めてほしくて」

千歌「……」

善子「なのに、千歌、全然笑ってくれないし……むしろどんどん辛そうで……」

千歌「っ……」

善子「……今度は千歌の話、聞かせて? あそこがダメなら、お店変えて……それがダメなら、私の家でもいいから」

千歌「うるさいな……」

善子「!」