0710名無しで叶える物語(たこやき)
2019/01/12(土) 23:36:40.93ID:3sJDVsr0善子「周りの人も褒めてくれるしね」
千歌「……そう、なんだ」
善子「同僚も先輩もみんな優しくて、Aqoursにいた時のことを思い出しちゃうわ。みんな私のバカにも付き合ってくれるし」
千歌「……」
善子「会社に入ったら人間関係に苦労する……って聞いてて怖かったけど、全然そんなことなくてよかった」
善子「不幸には自信があるけど、これだけはラッキーだわ」
千歌「……そっか」
善子ちゃんは、私と逆なんだね。
善子「昨日も同僚と飲み会で────」
私が失敗した、会社の人との関係を……善子ちゃんは上手く乗り越えたんだ。
すごいな。すごいよ。
私にはできなかったのに、善子ちゃんはできたんだ。
恵まれたね、周りに。
今までの私みたいに。
千歌「じゃあ……善子ちゃんは今も輝けてるんだ」
善子「ん? ……そうね、あなた風に言えば……最高に輝いてるわ」
千歌「……」
そっか。
千歌「よかったね。安心したよ」
最悪だよ。
千歌「善子ちゃんが一番周りと融け込めなさそうだから、心配してたんだよ」
なんで私はダメなのに、善子ちゃんは出来てるの?
善子「え、ひどい! これでも真面目な善子ちゃんなのよ!」
真面目、真面目か。それじゃあ私は真面目じゃないってこと?
千歌「でも堕天使じゃん!」
善子「それは言わないで!」