0709名無しで叶える物語(たこやき)
2019/01/12(土) 23:35:47.73ID:3sJDVsr0主に、Aqoursのこと。
ラブライブを頑張ったこととか、新しい学校のこととか。
いま、みんなが何してるのか、とか。
そんな話を聞きながら、思い出す。
私、あの頃は輝いてたんだな……って。
何もかも全力で、めいっぱい楽しんでて。
今の私と大違い。
あの頃の私が見てた世界は、確かに光り輝いていたような気がする。
何もかもが鮮やかで、美しくて。
ただ見ているだけで、こっちまで元気になるようで。
────本当、今とは大違い。
全部が、灰色だ。
輝きなんて、ひとつもない。
なにも美しくない、なにも感じられない世界。
ううん、違うかな────
世界は鮮やかかもしれない……けれど、私だけが灰色になってるんだ。
私だけが、世界から取り残されてる。
それが、今の私の世界なんだ。
善子「そういえば、千歌ってどこの大学行ったんだっけ?」
千歌「え……っと、◯◯大学だけど」
善子「あ、知ってるわよ! 川沿いにあるとこでしょ」
千歌「うん、そうだよ。善子ちゃんは?」
善子「私はねえ……」
千歌「わあ、すごいね。結構頭いいとこだよ」
善子「ふふん、それだけ頑張ったのよ!」
千歌「すごいね」
善子「んで、今はここで働いてて……」
千歌「……え、すごい」