千歌「白球を追いかけろ!」2

1名無しで叶える物語(西日本)2018/11/07(水) 19:52:56.85ID:ygOc2GVW
千歌「白球を追いかけろ!」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1534086552/

の続きです
予告よりだいぶ遅くなりましたが再開します

134名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/13(火) 18:45:24.87ID:2T5vUU/P
千歌(うーん、どうしよう)

千歌(以前なら曜ちゃんの家へ行ってたけど、最近気まずいし……)


千歌(梨子ちゃん誘って浜辺で練習しようかな、本人も投げたがってるかもだもん)

千歌(こころちゃんにアドバイスを受けて以来、梨子ちゃんはほとんど投球をしていない)

千歌(曜ちゃん曰く投手は投げたがりのはずだし、そろそろうずうずしてるはず)

千歌(それなら私も捕球の練習できるし、一石二鳥)

千歌(よし、とりあえず梨子ちゃん家だ!)

135名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/13(火) 18:45:54.95ID:2T5vUU/P
 ピーンポーン


千歌「おーい、梨子ちゃーん」


梨子母「あら、千歌ちゃん」

千歌「梨子ちゃんいますか?」

梨子母「梨子ならいまトレーニングルームにいるわ」

千歌「はぁ」

千歌(家の中に専用のトレーニング部屋があるんだ)


梨子母「呼んでくる?」

千歌「あっ、私が自分で行きます」

136名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/13(火) 18:46:21.93ID:2T5vUU/P
千歌(途中で中断させたら悪いもんね)

千歌(トレーニングルームなんて一度見てみたいし)


梨子母「そう? じゃあ上がって」

千歌「お邪魔しまーす」

梨子母「地下にある部屋にいるはずだから」

千歌「はーい――あっ、ちなみに今のは地下と千歌をかけた感じですか?」

梨子母「かけてないわよ」

137名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/13(火) 18:47:39.48ID:2T5vUU/P
 コンコン――ガチャ


千歌「こんちかー」

梨子「あら、千歌ちゃん」

千歌「あれ、トレーニング中じゃないの?」

梨子「ちょうどひと段落ついたところよ」

千歌「へぇ――」キョロキョロ

千歌「凄い設備だね」

138名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/13(火) 18:48:09.28ID:2T5vUU/P
梨子「元はそこまで多くなかったんだけど、投げられるようになってからお父さんが奮発して揃えてくれたの」

梨子「元々、野球が大好きな人だったから」

千歌「流石梨子ちゃん、愛されてるね〜」

梨子「それは千歌ちゃんもでしょ」

千歌「えー、でも素振りしてただけで怒られるし」

梨子「ふふっ、千歌ちゃんは愛情に気づきにくい子なのかな」

千歌「むむむ、なんか馬鹿にされてる?」

梨子「そんなことないわよ」

139名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/13(火) 18:48:40.58ID:2T5vUU/P
千歌「それにしても梨子ちゃん」

梨子「なに?」

千歌「全体的にたくましくなった?」

梨子「そう?」


千歌「筋トレの成果なのかな。一回り身体が大きくなってる気がする」

梨子「それなら嬉しいわね、上手くいってる証拠だから」

千歌「今度さ、私も一緒に筋トレしていい? もう少しパワーつけたくて」

梨子「もちろん、一人より二人の方が私もありがたいから」

140名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/13(火) 18:49:37.39ID:2T5vUU/P
千歌「ちなみに、メニューはどんな感じなの」

梨子「これよ」ピラッ

千歌「ふむ、どれどれ――ふぇ」

梨子「どうしたの?」


千歌「これ、一週間分?」

梨子「ううん、一日分よ」

千歌「こんなにやるの……」

梨子「だって、大会まで時間がないもの」

梨子「予選までには、高校レベルで投げられるようにならないといけないから」

141名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/13(火) 18:50:07.93ID:2T5vUU/P
千歌(想像の数倍ぐらい厳しい内容)

千歌(これ、流石にオーバーワークなんじゃ……)

梨子「大丈夫よ、ちゃんと知り合いの専門家に作ってもらったメニューだから」

千歌「えっ、どうして考えてることがわかったの?」

梨子「顔に出てるもの」

梨子「千歌ちゃん、本当に分かりやすいんだから」

千歌「あ、あはは」

千歌(早まったかな、一緒に筋トレしようなんて)

142名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/13(火) 18:50:44.76ID:2T5vUU/P
梨子「今度、千歌ちゃんの分のメニューも作ってきてもらうね」

梨子「ポジションも体格も違うし、同じ内容じゃないほうがいいはずだから」

千歌(まあそれなら、多少楽は――)

梨子「大丈夫、ちゃんと同じぐらいハードな内容にしてもらうから」

梨子「そこは安心して」

千歌「う、うん」


千歌(うぅ、これからは練習以外でも地獄が待っている予感)

千歌(でも、ちょうどいいのかな)

千歌(きっと私はそれぐらい練習しないと駄目な普通怪獣だから)

143名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/13(火) 18:51:16.95ID:2T5vUU/P
梨子「あっ、そろそろトレーニングを再開しないと」

梨子「千歌ちゃんも一緒にやってく?」


千歌「ううん、今日は外で素振りしてくる」

千歌「素人の自分で考えて怪我とかしても嫌だし」

梨子「そうね、その方がいいかも」

梨子「砂浜よね、私もこっちが終わったら行くわ」

千歌「うん、ありがとう」

梨子「素振り、頑張ってね」

千歌「うん、梨子ちゃんの方もね」

144名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/13(火) 18:52:48.06ID:2T5vUU/P
次から合宿に入ります

145名無しで叶える物語(庭)2018/11/13(火) 19:08:10.82ID:r2DTxlj9
期待

146名無しで叶える物語(庭)2018/11/13(火) 20:21:40.07ID:gcwoPZnd

147名無しで叶える物語(たこやき)2018/11/14(水) 01:40:07.16ID:LHJAe1sV

148名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:43:15.81ID:9UTaLxrX
 ―合宿当日・グラウンド―


千歌「晴れたね!」

梨子「そうね」

ルビィ「ポカポカ〜」

花丸「ずら〜」


鞠莉「ふふっ、雨がそれなりに多い時期考えると幸先がいいわね」

果南「むしろ少し暑いぐらいかな」

曜「だね〜」

149名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:43:53.60ID:9UTaLxrX
ダイヤ「ひとまず、全員揃ってこの日を迎えられたことがなによりですわ」

よしみ「そうですね」

むつ「はー、久しぶりのグラウンド」


千歌「むっちゃん達も参加できてよかったよ〜」

いつき「私たちは基本的に補助に回るから任せてね」

善子母「しかし貴女たちも必要戦力、しっかりと練習しましょう」

よいむつ「「「了解です!」」」

150名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:44:32.61ID:9UTaLxrX
善子「……ねえ、なんであの人がいるのよ」

ダイヤ「私がコーチをお願いしたからです」

善子「貴女、お母さんと仲悪くなかった?」


ダイヤ「ああ、一度口論になった件ですか」

善子「そうよ」

ダイヤ「あの後、きちんと話し合った結果意気投合しまして」

善子「意気投合って……」

ダイヤ「ただでさえルビィと花丸さんがお世話になっているそうではありませんか」

ダイヤ「いつまでも過去のことを根に持つ、そんな子どもじみたことはしませんわ」

151名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:45:32.94ID:9UTaLxrX
善子母「言われてるわよ、善子」

善子「……」


善子母「まあ娘のことはともかく――今日は人数も揃っているから、まずは全体での細かい連携の確認など普段は難しい練習からしていきましょう」

善子母「その後各自に指示を出すから、それに合わせての練習」

善子母「体力面のトレーニングなどは、普段から人数が少なくてもできるから少な目」

善子母「朝から晩まで濃密に、数日間しかないけど頑張っていきましょう」


全員「「「はい!」」」

152名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:46:04.11ID:9UTaLxrX
 ―ブルペン―


鞠莉「さてと、全体の練習は終わって投げ込みの時間ね」

梨子「キャッチャーは鞠莉さんですか?」

鞠莉「ええ、ちかっちは曜との感覚を取り戻さなきゃいけないから」

梨子「あっ、そうですよね」


鞠莉「私じゃ不満?」

梨子「いえ、そうじゃないですけど……」

153名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:46:39.22ID:9UTaLxrX
鞠莉「まあ気持ちは分かるわよ」

鞠莉「正捕手をあてがわれないと二番手扱いされてるみたいだもの」

梨子「……最近はまともに投げれてもいませんから」

鞠莉「そう、仕方ない部分ではあるわね」


鞠莉「実力的にもそう」

鞠莉「昔はあまり差がなかったかもしれないけど、今の曜と梨子の間には大きな差がある」

梨子「はい」

154名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:47:30.45ID:9UTaLxrX
鞠莉「もちろん、総合的な能力差はある程度埋められるはずよ。貴女はそのレベルの選手」

鞠莉「でもね、今のままだと絶対に曜には勝てない」

梨子「……それは、なぜですか」


鞠莉「梨子、貴女の投球に足りないもの、わかる?」

梨子「球速、ですか?」

鞠莉「そうね、確かにそれもある」

鞠莉「でもそれは以上に大切なものが、貴女には欠けている」

梨子「それは?」


鞠莉「決め球よ」

155名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:48:26.48ID:9UTaLxrX
梨子「決め球?」

鞠莉「貴女は器用に数種類の変化球を投げ分ける。それは凄いことよ」

鞠莉「私も少しだけ投手の経験はあるけど、そんな器用に投げ分けられない」

鞠莉「果南もそうね。曜は性格的な問題もあるかもしれないけど」


鞠莉「でもね、分かっていても空振りが取れる、そんな球が一つもないの」

鞠莉「代表に呼ばれていた時代の貴女のスペックは、平均より上の球速、多彩変化球」

鞠莉「中学までならそれで打ち取れたかもしれない。でも高校ではどうかしら」

梨子「…………」

156名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:49:05.03ID:9UTaLxrX
鞠莉「貴女が高校トップクラスの相手を抑えられない理由、矢澤こころに言われたように球速もあるでしょう」

鞠莉「でもね、球速的には決して速くない矢澤ここあは名門校のエースとして君臨している」

鞠莉「それは決め球に鋭いスライダーを持っているから」

鞠莉「一流の選手が分かっていても空振りをする、一流の球を」

梨子「確かに……」


鞠莉「球種の多さは大切な要素の一つ。その分狙い球を絞りにくくなる、投球の幅も広がる」

鞠莉「でも一定のレベルの選手は、特別な球でなければ逃げる術を身につけている」

157名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:50:00.12ID:9UTaLxrX
鞠莉「曜は投げられる球種は少ないけど、貴女に比べれば圧倒的に高い球の質を持っている」

鞠莉「一つ一つの球種の精度が段違い」

鞠莉「あの子はストレートでもカーブでも空振りが取れるスペシャルな投手よ」

鞠莉「高校レベル――それも初心者も混じっている私たちみたいなチームでは、空振りが取れるというのは大きなアドバンテージ」

鞠莉「三振は最も不確定要素の少ないアウトの奪い方だから」


鞠莉「例えばこの前の星浜戦」

鞠莉「相手の二浦投手はとてもいい投手だわ。決め球になる球は無くても、制球と駆け引きで相手を打ち取る」

鞠莉「高校に入ってからの梨子に近いタイプの選手ね」

梨子「そうですね」

158名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:50:45.35ID:9UTaLxrX
鞠莉「でも結局あのスタイルでは、よほど調子がよくなければ私たちが打ててしまうレベルが限界なの」

鞠莉「聖泉女子や音ノ木坂からヒットを一本も打てなかったチームなのに」

梨子「それは……」


鞠莉「このままだと、貴女が辿りつけるレベルはそこが限界」

鞠莉「要の二遊間、曜とルビィは守備が上手だから、ある程度の相手は抑えられるかもしれない」

鞠莉「因縁があるらしい音ノ木坂にリベンジするなんて、夢のまた夢だわ」

梨子(確かに、トップクラス相手だとほとんど当てられてしまう)

梨子(音ノ木坂との試合、三振どころか空振りさえほとんど奪えなかった)

159名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:51:23.47ID:9UTaLxrX
鞠莉「どう、納得してくれたかしら」

梨子「は、はい」


梨子「でも、私は本格派になるのは難しいと思うし、今の変化球だってこれ以上――」

鞠莉「ノープロブレム、もう策は考えてあるわ」

梨子「策?」

鞠莉「私が今日梨子と組むのは、アメリカで習得した新しい球種を授ける為」

梨子「新しい、球種」

160名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:52:21.11ID:9UTaLxrX
鞠莉「ねえ梨子、貴女の握力が果南と同程度なのは知ってる?」

梨子「ま、まあ。私はピアノを弾いたりもしますし」

鞠莉「そしてね、手の大きさ、特に指の長さは、日本人離れした私のそれよりも上」

梨子(手……)


鞠莉「素晴らしい手よね。力強さに器用に変化球を投げ分ける感覚の鋭さまで持ち合わせて」

鞠莉「それは曜や矢澤姉妹、鹿角聖良だって持っていない特別な才能よ」

梨子「特別な、才能」

鞠莉「だから貴女ならできるはずよ」

鞠莉「普通の女子選手では困難な球を投げることも、ね」

161名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:52:49.13ID:9UTaLxrX
 ―室内練習場―


曜「……」シュッ

千歌「くっ」ポロッ


果南「うーん、駄目だね」

曜(やっぱり息が合わない……)

曜(千歌ちゃんと気まずいままだからかな)

162名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:53:13.76ID:9UTaLxrX
千歌「果南ちゃん、どうしよう……」

果南「うーん」


果南(これは流石にヤバいよね)

果南(技術的な問題もあるけど、一番は互いの精神面)

果南(正直、解決策も全然思いつかない)

果南(喧嘩しているならともかく、仲直り自体はしている)

果南(ただ元のつながりが強かった分、反動が大きいのかな)

163名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:53:50.45ID:9UTaLxrX
曜「果南ちゃん……」

果南「……気分転換に他の人とバッテリー組んでみたら?」

曜「他の人と?」

千歌「そ、それは」


果南「別にバッテリーを解散しろってわけじゃなくてさ」

果南「そうすれば、客観的な問題点も見えてくるかな〜みたいな」

千歌「……それは、そうかも」

164名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:54:24.08ID:9UTaLxrX
曜「でも他のキャッチャーか」

果南「そうだね、やっぱり鞠莉とか――」


善子「……」ジー


曜「ん?」

曜(外から覗き込んでいるのは、善子ちゃん?)


曜「……」チラッ

善子「!」パァ

曜「……」ソラシ

善子「うぅ」ガクッ

165名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:55:12.93ID:9UTaLxrX
果南「あれ、善子じゃん」

善子「ギクッ」

曜「……善子ちゃん、おいで」


善子「な、なによ。別に私は通りかかっただけで、キャッチャーに興味があるとか全くないわよ」

曜「……キャッチャー、やりたいの?」

善子「べ、別にそんなことないわよ」

曜「そっか、じゃあいいや」

善子「ちょ、ちょっと待って、嘘よ嘘」

善子「やりたい、やりたいわ、キャッチャー」

166名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:55:43.76ID:9UTaLxrX
果南「善子がキャッチャー?」

善子「そうよ、悪い?」

果南「まあ、悪くはないけどさ」


千歌「でも大丈夫なの? 前はまともに捕球できてなかった気が」

善子「あの後何度か曜さんのボールは受けてるから平気よ」

千歌「そうなの?」

曜「……あくまでも受けてもらってるだけではあるけど」

167名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:56:34.38ID:9UTaLxrX
果南「まあせっかくの志願者だし、一度試してみる?」

善子「!」

千歌「う、うん」

曜「分かった」


果南「千歌、防具貸してあげて」

千歌「うん」カチャカチャ

千歌「はい、善子ちゃん」

善子「ありがとう」

168名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:57:04.62ID:9UTaLxrX
曜「じゃあ何球か投げてみるね」

善子「ええ」


曜「――」シュッ


 バンッ


善子「うわっ」パシッ

果南「おー、バウンドしたボールを」

千歌(善子ちゃん、上手い……)

千歌(本職じゃないはずなのに私より……)

169名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:57:32.66ID:9UTaLxrX
―――
――



曜「次、ラスト」シュッ


 バシッ


善子「どうよ!」

果南「おー、ちゃんと全部捕れたね」

千歌「……上手だね、善子ちゃん!」


善子「曜さん、どうかしら私の――」

170名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:58:03.68ID:9UTaLxrX
曜「うーん、なんか違う」

善子「えっ」

曜「もういいや、善子ちゃん」

曜「鞠莉ちゃんに頼むよ、キャッチャーは」


善子「ちょ、ちょっと待って」

曜「なにさ」

善子「私、ちゃんと捕球できてたわよね」

善子「ミスはしてないのに、なんで」

171名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:58:54.71ID:9UTaLxrX
曜「善子ちゃんはさ、捕るだけなんだよ」

善子「えっ」

曜「構えとか、捕球時のミットの動きとか、返球のリズムとか、色々」


曜「受けてくれる壁ならそれでも良かった」

曜「でも捕手としては、正直投げにくいんだよね」

曜「単純に相性とかもあるのかもしれないけどさ」

善子「そ、そんな……」

曜「ごめん、私は鞠莉ちゃんの方に行ってくる」タタッ

172名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 18:59:24.43ID:9UTaLxrX
善子「…………」

千歌「…………」

善子「……どうして」


果南「いやまあ、曜は人一倍繊細というか、面倒な投手だから」

果南「私から見れば、上手くできてたと思うよ」

果南「少なくとも、千歌との差はそんなに感じなかった」

千歌「そ、そうだよ。たぶん私より善子ちゃんの方が――」


善子「っ」ダッ

173名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 19:00:22.85ID:9UTaLxrX
果南「あらら」

千歌「……善子ちゃん、ショックだったみたいだね」

果南「まあ人一倍プライドが高いのに、ボロクソ言われたしね」


千歌「曜ちゃんも、普段ならもっと気を使う子なのに」

果南「それだけ余裕がないんだよ、今の曜は」

千歌「……」

果南「……梨子が交代でこっちに来るまで、私の球を受けておいてくれる?」

果南「千歌は千歌で、ちゃんと頑張らなきゃね」

千歌「う、うん」

174名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/11/14(水) 19:02:32.24ID:9UTaLxrX
今回はこの辺までで

175名無しで叶える物語(笑)2018/11/14(水) 21:40:36.96ID:GuWS0jBv
善子ちゃん……

176名無しで叶える物語(SB-iPhone)2018/11/14(水) 21:54:51.25ID:lRfSL+Xt
鞠莉ちゃん女房役としての捕手能力高そう

177名無しで叶える物語(やわらか銀行)2018/11/15(木) 11:55:48.51ID:HxuupR+w
本来は正捕手固定で全員受けれると一番いいんだけどプロだと現実は難しいよね

178名無しで叶える物語(茸)2018/11/15(木) 20:00:32.99ID:W4FjamRx
善子ちゃん投げやすいーからの
千歌っち絶望するパティーンかと思ったわ

179名無しで叶える物語(庭)2018/11/16(金) 13:16:12.37ID:eI5/kMZ3

180名無しで叶える物語(アラビア)2018/11/17(土) 10:45:16.54ID:VjGpmYci

181名無しで叶える物語(魔王城門前)2018/11/17(土) 21:18:26.18ID:sllY+SXq
面白いな

182名無しで叶える物語(茸)2018/11/17(土) 22:39:11.08ID:QwQmlL//
まだかな?待機

183名無しで叶える物語(プーアル茶)2018/11/18(日) 17:59:39.31ID:Xw0sMW9g

184名無しで叶える物語(SB-iPhone)2018/11/19(月) 08:20:14.83ID:510Ihrlk
保守

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