梨子「海に還ったもの」
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梨子「…」
梨子「何で私はあんなことをしたのかな…」
梨子「ピアノが弾けないからって引っ越してきた先で海に飛び込んで、溺れそうになったところを助けてもらって!」
梨子「助けてくれた人が死んじゃったなんて…」
梨子「バカみたいじゃない……」
梨子「うぅっ…」
梨子「『海に還るもの』…」
梨子「海に還るもの…こんな冗談にもならないようなもの……!」
『うみにかえるもの?』 ……
梨子(ライブまであと一週間……)
梨子(ピアノのコンクールはエントリーしてるけどライブの次の日の日曜日……)
梨子(今のままだとラブライブ!の予選はともかくピアノは……)
梨子(千歌ちゃん……)
────♪
梨子(……) ──────♪
梨子(幻でも何でもいいから──)
梨子(もう一度だけ……会いたいな)
梨子(今度は『ごめん』じゃなくって、『ありがとう』って伝えたい)
梨子(私が作り出した幻かもしれないけど、千歌ちゃんとの思い出……)
梨子(出会ったときはびっくりしたけど毎日が楽しかったなぁ)
梨子(スクールアイドルを始めて、皆と知り合って……)
梨子(たまにピアノを弾いてってせがまれたりもしたけど)
梨子(海に還るもの以外はちゃんと弾けて、良かったって言ってもらえたっけ……) 梨子(そういえば……)
梨子(『愛の夢』、千歌ちゃんのお気に入り……)
ポーン♪ ターン タラララ..♪
梨子「愛する人が死んでしまうまで、ずっと愛してあげてね」
梨子「死んでしまったらもう、何も答えてはくれないのだから」
梨子「きっと、いつか、その時が来るから…それまでずっとずっと愛してあげてね」
梨子「──か」
梨子「ううん。 千歌ちゃんは答えてくれたよ」
梨子(例え幻でも、私に生きる道を教えてくれたから)
梨子「だから、私は千歌ちゃんが死んでしまってもずっとずーっと……」
『ずーっと?』
梨子「うーん……ずーっと愛するっていうのはおかしいけど、千歌ちゃんのことは忘れずに心の中に留めておきたいな」
梨子「って…」
梨子「えっ……?」
『あはは』 梨子「えっ……と……」
千歌『うーん、こういう時ってどんな顔していいのか分かんないよね〜』
梨子「ち、ちか……ちゃん……???」
梨子「どうして……??」
千歌『えへへ、話せば長くなるんだけど……』
梨子「………」
梨子「千歌ちゃん」
千歌『うん? どーしたの?』
梨子「私のところに来てくれて……」
梨子「ありがとう」 ダイヤがスクールアイドルを知らなかったし、どっちかと言うとG's寄りみたいだね 長文になりましたが読んでくださってありがとうございました
また、保守などもしていただいて感謝です! 乙でした
色々練られてて素敵なお話でしたよメイ*^ _ ^リ 梨子主人公で千歌死亡パターンなのに安易によしりこ、千歌キチ曜にしなかったのは評価
カプものじゃなくてもこのパターン多いからね 乙、面白かったです
うまく言えないけどすごく優しい話だと思った >>293
上からなうえに我が儘が溢れ出してる感想に大草原ですわ
>>1
面白かった〜
でも誰かが欠けてるのはやっぱり寂しいな
次も書くことがあるならみんな揃ってる話が読んでみたい まず話自体が丁寧に描かれてたし、
全員に満遍なく役割りが与えられててすごくバランス良かった。 千歌ちゃんがいないとこんな都合よく進む事はないんだろうなって改めて思ったわ
読んでて凄く違和感あった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています