ルビィ「果南しゃんの腕が取れてルビィ!」
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ルビィ「あ…あ……」ドサッ
ダイヤ「!? ルビィ…! なぜここに……!?」
鞠莉「……」
果南「ありゃ」
ルビィ「……お、おねいちゃあ……?」
ダイヤ「…大丈夫ですわ、落ち着きなさい」
ルビィ「果南しゃんが…果南しゃんが……」ガクガク
ダイヤ「えぇ、わかっています、大丈夫ですわ」 鞠莉「…Freeze!」
鞠莉「待ちなさいダイヤ、ルビイをそのまま返すわけには行かないわ」
ダイヤ「……わかっています…ですが…」
果南「私も言ったほうがいいと思うよ、もうルビィも高校生なんだし、子ども扱いしちゃかわいそうだよ」
ダイヤ「……」
ダイヤ「…わかりました。ですが、今この場でというわけにもいきません」
ルビィ「……? ????」
ダイヤ「落ち着いてから、私が話をします」
鞠莉「…OK」 ―――
ダイヤ「…落ち着きましたか?」
ルビィ「うゅ…」
ダイヤ「…今からする話は、貴方を驚かせてしまうかもしれません」
ルビィ「……」
ダイヤ「あそこにいた果南さんは……実は、果南さんではありません」
ルビィ「……どういうこと?」
ダイヤ「アレは、果南さんの姿をしたロボットなのです」
ルビィ「…えっ?」
ダイヤ「……」
ルビィ「だから手が取れても平気なの?」
ダイヤ「そうですわ」
ルビィ「…なぁんだ、ビックリしちゃった」ホッ ダイヤ「……」
ルビィ「ロボットの事は、果南さんは知ってるの?」
ダイヤ「…知りませんわ」
ルビィ「えっ、じゃあ果南さんに内緒で作ってるの!?」
ダイヤ「……ルビィ、良くお聞きなさい」
ルビィ「?」
ダイヤ「果南さんとあのロボットが入れ替わったのは、今から1年前の事です」
ルビィ「……えっ?」 ダイヤ「1年前、果南さんはダイビング中に事故にあい、溺れてしまったそうです」
ダイヤ「なんとか一命は取り留めたそうですが、脳に十分な酸素が行きわたらず、植物状態と…なって、しまって……」ポロポロ
ダイヤ「…ッ……そして……ですがっ……貴女や、千歌さんたちを悲しませない為に……うっ……」
ダイヤ「ひっくっ……うっ…」ボロボロ
ルビィ「…? え?だって、果南さんは……」
ルビィ「…1年前から、ロボットだったの?」
ルビィ「一緒に遊んだ果南さんも…一緒にアイドルをした果南さんも……?」
ダイヤ「……はい」
ルビィ「」 ―――
ルビィ「……」
ルビィ「……」
果南「あ、いたいた」ヒョコ
ルビィ「!?」
果南「隣いい?」スッ
ルビィ「…」 果南「…ダイヤから聞いた? 私の事」
ルビィ「…はい」
果南「そっか…で、私、どうだった?」
ルビィ「え?」
果南「入れ替わってるって気づかなかった?」
ルビィ「…はい」
果南「あはは、ならよかった」 ルビィ「…本当に、全然気づきませんでした」
果南「……」
ルビィ「…昔から、ずっと一緒だったのに、入れ替わってるなんて、全然、気づかなくて―――」ポロポロ
果南「」ハグッ
ルビィ「!」
果南「駄目だよ、泣いちゃ。 ルビィが泣かないようにって、ダイヤもマリーも頑張ったんだから」
ルビィ「…」 ルビィ「……果南さん、あったかいです」
果南「ふふっ、ルビィもあったかいよ」
ルビィ「……」
果南「まぁ、こうやって会えるのもあとちょっとだけどね」
ルビィ「?」
果南「もうじき壊れちゃうらしいんだー、私」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています