千歌「>>3で廃校を阻止するのだ」
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鞠莉「ブラボー!」パチパチ
果南「………」
鞠莉「あなたの覚悟、見せてもらったわ」
果南「……もういいでしょ、それよりも」
鞠莉「わかってる、」
鞠莉「急がないと…取り返しのつかないことになるわ」 ばさっばさっ
メガリザードンY「ギャオオオン!!!」(鞠莉ちゃん!無事か?)
鞠莉「あら、いいところに来てくれたわね」
果南「………」
鞠莉「ちょっとだけ乗せていってくれないかしら、浦の星まで!」
メガリザードンY「ギャオオオン…」(あ…?構わねえけどよ…)
鞠莉「いい眺めね、果南?」
果南「そうだね」
鞠莉「…さ、出発してちょうだい!」
メガリザードンY「ギャオオオオオオン!!!」
――――――――――
花丸「はー一仕事終えたあとののっぽパンは美味しいずら〜…ん?」
花丸「これ…何ずら…?」
花丸「浦の星上空に…超強力なエネルギー反応?」
花丸「なんだか…嫌な予感がする……」
花丸「ルビィちゃん…みんな……!」
――――――――――
メガカメックス「グオオオン…」(無念なり…)
メガフシギバナ「ギシャシャ…」(畜生…やるじゃねぇか嬢ちゃんたち…)
ずうん……
善子「はぁー…きつかったけど…なんとか倒せたわね」
梨子「千歌ちゃんたち、大丈夫かな…?」
曜「早く行こう、心配だよ!」 ポツ…ポツ……
梨子「あれ……雨……?」
善子「こんなときに…ホントついてないわ…」
ザアアアアアア…
ゴロゴロ…ピシャッ!
善子「か、雷まで?!」
曜「おかしいな…天気予報じゃ晴れの予定だったのに…」
ダイヤ「……はっ!」
梨子「ダイヤさん、どうかしましたか?」
ダイヤ「皆さん、あちらをご覧になって…!」 善子「なによあれ…!」
曜「あっちの空だけ…オーロラみたいに変な色になって…!」
梨子「あそこって、浦の星の真上だよね…?」
曜「ほんとだ…」
ダイヤ「いったい…何が起ころうとしているの…?」 鞠莉「始まってしまったわね…」
果南「大丈夫…今ならまだ抑えられるよ」
鞠莉「果南…この計画、あなた抜きでは成功はないわ」
果南「わかってる…あの“ゲート”を閉じなければ…内浦が大変なことになる」
鞠莉「内浦だけじゃない…日本が、この世界すべてが危険に晒されるわ」
鞠莉「“邪神”の降臨だけは…なんとしても私たちの手で食い止めるの!」
――――――――――
…………………………
…………………
…………
……
………
…きて…………!
……ち……ちゃん!
……きて……千歌……!
…千歌…っ……千歌ちゃんっ!
千歌「ぁ……」ぱちり
曜「千歌ちゃん…!」
善子「千歌ぁ……!」
千歌「ここは……?」
曜「千歌ちゃん家だよ」 梨子「様子はどう?」
曜「千歌ちゃん、目が覚めたよ!」
梨子「本当…?お姉さんたちに伝えてくるね!」
曜「うん、お願い」
善子「バカぁ…あのまま死んじゃうかと思った…」ギュッ
千歌「よっちゃん…」
善子「うぅっ……」 千歌「そうだ…ルビィちゃん…」
善子「………」
千歌「ねぇ…ルビィちゃんが…ルビィちゃんがっ…!」
善子「それは…」
曜「千歌ちゃん…ルビィちゃんはね……」 黒澤邸・地下施設
ルビィ「」
花丸「………」
ダイヤ「…どうですか、花丸さん」
花丸「……ううん、厳しいかも」
ダイヤ「………そう…」
花丸「……ダイヤさん」
ダイヤ「っ…うぅ…っ…」ポロポロ 花丸「ダイヤさん…」
ダイヤ「ルビィ…っ……!」ポロポロ
花丸「ダイヤさん…オラはまだ、諦めてないずら」
ダイヤ「…先程は…元に治すのは…難しいと…」
花丸「状態から言って…ルビィちゃんを復活させるのは…99,9%不可能ずら」
花丸「でもオラは…、マルは賭けてみたいの。小数点以下の確率に」 ダイヤ「花丸さん…」
ダイヤ「どうか…お願いしますわ」
ダイヤ「わたくしの…この世にたった一人の妹なの…」
花丸「…お任せずら!」 千歌「そっか……」
曜「酷い状態だったけど…花丸ちゃんが何とかして見せる、って」
善子「あんな状態になるまで…臆病なクセに無理し過ぎなのよ」
がららっ
美渡「千歌っ!」
千歌「みと姉…」
美渡「こんのバカチカぁ!」
千歌「わぁ!?」
美渡「まったく…心配させんなっての……!」
千歌「うん…ごめん…」 志満「本当に…無事でよかった」
千歌「しま姉…」
志満「みんなにお礼言っておくのよ?家までちゃんと連れて帰ってきてくれたんだから」
千歌「うん」
志満「そうだ、お腹すいてるでしょ。ごはん用意してるから持ってくるね」
志満「みんなもどうぞ食べていってね」
梨子「すみません…ご迷惑かけてしまって…」
志満「全然。うちは旅館だからこのくらいどうってことないのよ」
曜「久しぶりだなー千歌ちゃんちのごはん!」
志満「ふふっ、好きなだけ食べていって」
◇◇◇◇◇◇◇◇
曜「はー美味しかった」
梨子「まんぞくですぅ…」
善子「あんたたち食べすぎじゃない…?」
梨子「だって…体を動かすとどうしても…」
曜「しかも運動した後はごはんが進むんだぁ」 千歌「あはは…二人とも男の子みたいだね」
梨子「千歌ちゃんまで〜…」
曜「心は乙女だぞ〜?」
善子「ぷっ…何よその言い方…!」
千歌「あははっ…」
四人「あははははははは!」 ザアアアアアアア…
千歌「はぁー……」
曜「……」
善子「……」
曜「外、すごい雨だね…」
善子「ええ…」
梨子「…どうして…」
梨子「どうしてこんなことになっちゃったのかな…」 ザアアアアアアア…
善子「聖良さんが言ってたけど…」
善子「その…果南さんが鞠莉さんの側についたって…本当なのかしら」
千歌「うん…」
梨子「え…じゃあ…本当に果南さんが…ルビィちゃんを」 千歌「ルビィちゃんは…わたしをかばったの」
善子「それで…あんなことに…」
曜「………」
梨子「…果南さん、どういうつもりなんだろう」
千歌「わかんない…全然わかんないよ…」 <千歌ー!
千歌「あ、みと姉だ」
美渡「お客さん、来てるよー?」
千歌「お客さん…?」
善子「こんなときに…誰よ?」
美渡「待たせちゃ悪いから早く出なー」
ザアアアアアアア…
果南「……」ボロボロ
鞠莉「」グッタリ
千歌「…果南ちゃん」
果南「手当て…してもらえないかな…」
千歌「………」
果南「………」
千歌「………」こく
果南「…ありがとう」 曜「千歌ちゃーん、お客さんって…!?」
善子「ウソ…」
梨子「果南、さん…」
果南「………」
曜「っ!」ダッ
梨子「曜ちゃん…?」
曜「……果南ちゃん」
果南「……曜」
曜「バカ…ッ!!!」ブンッ
果南「痛…っ…」バキッ |c||^.- ^|| ……
|c||^.- ^|| ドキドキワクワク 果南「…手荒い歓迎、どうも」
曜「よくも…ルビィちゃんを…!」
果南「………」
曜「いくらなんでも…あんなになるまで殴ることないじゃん!!」
曜「花丸ちゃんが…ダイヤさんが…どれだけ傷ついたと思ってるの!?」
果南「………」
曜「千歌ちゃんにまで手を上げて…何考えてるのさ!」
果南「………」
曜「何とか言ってよ…」ガッ
果南「ぅぐっ……」
曜「何か言えよっ!!!」
千歌「…曜ちゃんもういいよ」 曜「千歌ちゃん…けどこの人は…!」
千歌「わたしの代わりに怒ってくれてるんだよね」
千歌「でも、もういい」
曜「……はぁ…」パッ
果南「けほっ……」
千歌「二階、上がってて」
梨子「…わ、私救急箱持ってくるね!」
善子「ヨハネは…ええと…布団敷いてくるわ! 梨子「…これでよし」
鞠莉「………」クー
千歌「鞠莉ちゃんの具合、どう?」
梨子「少しだけ擦り傷はあるけど…気を失ってるだけみたい」
千歌「そっか……」 曜「………」消毒液ブシャー
果南「痛った…もっと丁寧にやってよ」
曜「ふん…どうせ不死身なんだから関係ないでしょ」包帯巻き巻き
果南「はぁ……厳しいなぁ…」
曜「…はい、できた」
果南「…ありがと」 千歌「果南ちゃん」
果南「ん」
千歌「わたしには…果南ちゃんが何を考えてるのかぜんぜんわからない」
千歌「だから…何があったのか…何が起こってるのか…知ってること、全部説明してほしい」
果南「……」
善子「そうよ、じゃなきゃ私たち納得できない!」 果南「…わかった」
果南「……私も鞠莉から聞いただけで…詳しくはわからないんだけど」
果南「この内浦に…“邪神”が現界しようとしている」
善子「邪神ですって?!」
千歌「よっちゃん、知ってるの?」
善子「いや、知らないわ…つい勢いで」 梨子「その…邪神っていうのは…?」
果南「この世界に滅びをもたらす存在だ、って鞠莉は言ってた」
果南「自分の今までの行動は…そいつを内浦に来させないためだ、ともね」
千歌「それで果南ちゃんは…鞠莉ちゃんに協力したんだね」
果南「………」こく
曜「…そのために私たちを…」
曜「ルビィちゃんを犠牲にしたっていうの?」 果南「私もあそこまでしたくなかったよ」
果南「でもルビィには…サイボーグには弱点がないから」
果南「手加減ができなかったの」
善子「そんなの…言い訳にしかならないじゃない…!」
果南「……ごめん」 果南「…それで、見ての通りだけど」
果南「私たちは邪神の封じ込めに失敗して、こうなった」
千歌「………」
曜「果南ちゃんでもどうにもならないなんて……!」
梨子「そんな…じゃあ内浦は…」
果南「まだ猶予はあるよ…けれど……」 鞠莉「果南、あとは私の方から話すわ…」
千歌「鞠莉ちゃん…!」
梨子「あ、まだ起き上がらないほうが…」
果南「鞠莉、無理は禁物だよ!」
鞠莉「いいえ、そんなこと言ってる余裕はないわ…」
鞠莉「千歌っち、ダイヤたちも呼んでくれないかしら?」
千歌「え?」
鞠莉「本当のことを…すべて伝えたいの」
――――――――――
鞠莉「…全員揃ったわね?」
ダイヤ「………」
花丸「………」
聖良「……こほん」
千歌「鞠莉ちゃん、お願い」
鞠莉「OK、ちかっち」
鞠莉「事は二年前に遡るわ―――」 二年前、浦の星の廃校が決まったとき…果南たちが学校存続のために動いたのは、皆さんご存知の通り。
その裏で私は独自に調査を始めたの。
果南たちには気にならなかったみたいだけど、私にはどうしても不思議に思うことがあった。
――何故、大人たちが廃校にこだわるのか。
二年前のことを思い出してちょうだい。
確かに浦の星は…生徒数も少ないし、お世辞にも栄えているとはいいがたい。
けれど廃校の通達は…あまりにも性急過ぎた。
私は、この決定には何か裏があると思ったの。 私はあらゆる手段を尽くして、真実にたどり着きたいと思った。
果南やダイヤ、聖良と同じように…私も学校が大好きだったから。
あなたたちのような力はなくても、役に立ちたかった。
そしてついに…その尻尾を掴んだわ。
もっとも調査の方に根を詰めすぎたせいで、進級に必要な単位を落としてしまったのは痛かったけど…。
鞠莉「私が掴んだ真実、それは―」
鞠莉「浦の星が“邪神”を呼び寄せる地だということよ」 鞠莉「正確には…浦の星女学院の地底に眠る未知の物質が―」
鞠莉「―磁石のような働きをすることで…邪神を引き寄せている、というワケ」
ダイヤ「……妄想にしか聞こえませんわ」
鞠莉「でしょうね。私も最初は突飛すぎて信じられなかった」
鞠莉「だけど…これは紛れもない事実よ」
鞠莉「今内浦に起こっているこの異常気象だって…邪神の降臨が近づいていることの証左」 花丸「質問いいずら?」
鞠莉「あなたね?うちのsecurityを破ってくれたcrackerさんは?」
花丸「うん、割と簡単だったよ」
鞠莉「そうなの?うちのスタッフが聞いたら腰を抜かしちゃうかも」
花丸「それはそれとして…そもそも邪神ってなんずら?」
鞠莉「Sorry、つい話がそれちゃったわね」
鞠莉「邪神…外なる神、とも言うけれど…まあエイリアンだと思ってくれていいわ」
鞠莉「底知れないpowerを秘めた悪意の塊…」
鞠莉「故に…私たちは邪なる神と呼んでいるの」
花丸「本当ずら?」
鞠莉「心当たりはないかしら?最近妙な事起こってない?」
鞠莉「たとえば…ぬいぐるみが動いたりとか」 梨子「まさか…寝そべりちゃんが暴走したのって…!」
善子「もしかしてヨハネが変な女の子を召喚出来ちゃったのも…?」
鞠莉「邪神がこの浦の星に接近している影響ね…」
鞠莉「無生物に命を吹き込んだり…外天体の宇宙生物を引き寄せたり…」
鞠莉「けれどそれらは邪神が振るう力の一端に過ぎない…」
鞠莉「邪神そのものがこの世に現れれば世界は…」
聖良「では、浦の星の廃校は……」
鞠莉「そう。世界を救うために必要なことだったってワケ」 ダイヤ「だったらどうして…」
果南「………」
ダイヤ「わかっていたなら何故わたくしたちに言わなかったのです?!」
鞠莉「言えるわけないじゃない…!」
鞠莉「あれだけひたむきに頑張っていたあなたたちに…」
鞠莉「『全て無駄でした』なんて…!」
鞠莉「そうなるくらいなら…、私一人がVillainになればいいって…」 聖良「ふざけないで…あなた一人で悪役を背負う?」
聖良「そんな自己犠牲を…私たちが許すと思いますか?」
ダイヤ「だいたいあなたはいつもそうやって一人で抱え込んで…」
ダイヤ「少しはわたくしたちを信用してくれてもいいじゃありませんか!?」
鞠莉「聖良…ダイヤ……」
果南「そうだよ…」
ダイヤ「果南もですわよ」
果南「うぐっ…ごめんなさい…」 ダイヤ「ルビィが戻ってきたら…ちゃんと謝ってくださいましね」
果南「…わかってる」
千歌「じゃあ、決まりだね!」
曜「何が?」
千歌「みんなで邪神を追い払うんだよ!」
鞠莉「ちかっち…本気デスか?」
千歌「そのためにみんなを集めたんじゃないの?」 千歌「鞠莉ちゃんひとりじゃどうにもならないことでも…」
千歌「みんながそろえば何とかなる!」
梨子「千歌ちゃん…」
千歌「それに…この町が…わたしたちの町が大変なことになってるときに…」
千歌「黙ってじっとしてるだけなんて嫌だよ!」
曜「…うん、そうだね」
善子「千歌…ヨハネが地獄の底まで付き合ってあげる!」
花丸「マルも…ルビィちゃんの分までがんばりたい!」
果南「千歌が言うなら、仕方ないよね?」
ダイヤ「また千歌さんに背中を押されてしまいましたわね…」
聖良「私たちの本気…ぶつけにいきましょう!」 梨子「邪神はいつごろやってくるんですか?」
鞠莉「うちのスタッフの予測では…明日の正午といったところね」
花丸「あと20時間後ずら」
鞠莉「相手はとにかく未知数の存在よ…」
鞠莉「何が通用するかは全くわからないわ」
ダイヤ「今までにない強敵、という訳ですわね…」
果南「各自でコンディションをベストな状態に持っていくくらいしか対策はないか…」 鞠莉「一つだけ可能性があるとすれば…」ちらっ
千歌「ほぇ?」
鞠莉「オゥ…これはトップシークレットなのでした」
千歌「なになに?気になるよ〜」
鞠莉「ン〜、切り札は最後まで取っておく主義なのです!」
千歌「えぇズルいっ、仲間なんだからいいでしょ?」
鞠莉「そうね〜…じゃあこの後二人きりでお話ししましょ」 千歌「鞠莉ちゃん!」
鞠莉「…来たわね」
千歌「来ちゃった…えへへ」
鞠莉「さっそくだけど…少し質問いいかしら?」
千歌「なあに?」
鞠莉「ちかっち…あなた得意なことはある?」
千歌「あはは…その質問、痛いなあ」
千歌「…わたし、昔から特別上手なこととか、人より自慢できるような才能とかそういうの全然なくって…」
千歌「何やっても長続きしないし…」
鞠莉「普通星の普通星人って感じかしら」
千歌「普通星人どころか普通怪獣かも…がおーっ!」
鞠莉「…ふふっ、それでいいわ」 千歌「どういうこと?」
鞠莉「…マリーのとっておきの切り札、知りたい?」
千歌「うん!」
鞠莉「それはあなたよ、千歌」
千歌「へ…え、えぇえぇぇっ?!」
鞠莉「ビックリした?」
千歌「でも、チカ……普通だよ?!」
鞠莉「『普通』、その普通が大事なのデス!」
千歌「えっ…?」 鞠莉「内浦の人間…特に浦の星の生徒はそうなんだけど…」
鞠莉「彼らは大なり小なり、邪神が発する宇宙波の影響を受けているの」
千歌「そうかなぁ…そうなの?」
鞠莉「ちかっち、あなたのお友達を思い出してみて…」
千歌「ん〜…曜ちゃんでしょ…果南ちゃんでしょ…梨子ちゃん…」
鞠莉「OK、それ以上はもういいわ」
千歌「うん、それがどうかしたの?」
鞠莉「…ただの人間があそこまで強靭だと思いますか?」
千歌「でもみんな鍛えてるし…」
鞠莉「ちかっちも案外毒されてマスネ…」 鞠莉「おほん!とにかく彼女らは普通ではありまセーン!」
鞠莉「…でもちかっちはどうかしら?」
千歌「あ……」
鞠莉「超人ぞろいの中に合ってあなただけはいたって普通!」
鞠莉「平凡アンド平凡!ベストオブ普通星人なのですよ!」
千歌「…うー…そこまで言うことないじゃん…」
鞠莉「ごめんなさい…」
千歌「つまりどういうことですか?!」
鞠莉「つまり…ちかっちは邪神の力の影響を受けていない…」
鞠莉「邪神の力を打ち消し対抗できる唯一の存在かもしれないのデース!」
千歌「…おお、なるほど」 鞠莉「わかったかしら?マリーにとって、あなたは最後の希望よ」
千歌「鞠莉ちゃん…うん!」
鞠莉「明日…必ず成功させましょうね」
千歌「絶対上手くいくよ!」
鞠莉「…ありがとう、千歌」
千歌「……?」
鞠莉「さ、もう遅いわ。そろそろ部屋に戻りましょ」
千歌「みんなでこうして集まって眠るなんて…合宿みたいでドキドキするっ!」
鞠莉「そうね…でも今夜ハシャぐのはノー、デスよ?」
千歌「わかってる!」 ―浦の星女学院―
千歌「とうとうこの時が来たね…」
曜「みんな、準備はいい?」
ダイヤ「当然ですわ!」
梨子「うん、出来るだけのことは準備してきたよ」
果南「私たちにできること、全力でやってみようよ!」
聖良「学校を…この町を守りましょう!」
善子「ククク…この濃密な瘴気…悪しき神の権能が、我が空疎なる器を満たすッ…!」
鞠莉「そろそろ来るわね…全員衝撃に備えてっ!」
グモモモモモモモ…!
曜「見て!虹色の空がねじれて…穴が!」
善子「あれが邪神の現れる門(ゲート)という訳ね…」
果南「ヤツが、出てくる…!」
千歌「あれは……!?」
安価で邪神の特徴・能力
>>798-802 千歌の容姿ベースに二次創作でありがちなaqours9人の能力を使える >>798
なんやそれ
でも格闘ゲームとかにありがちな2Pカラーっちはかっこよさそう 9人分の力と闇魔法を使い攻撃力を半分にする2pカラーちかっち(2cm) 邪神「………」ちょこん
善子「小っちゃ!」
鞠莉「油断してはいけないわ…まだ変身を残しているかも!」
果南「捕まえるよ!」 曜「てりゃー!」
邪神「♪〜」ひょい
善子「リリー!そっちにいったわ!」
梨子「えっ!えっ?」
邪神「♪♪〜」ぴょんっ
ダイヤ「あーもう!すばしっこいですわね!」
千歌「大丈夫だよ!必ず捕まえよう!」 邪神「≪フェーズ2・パンプアップ≫」ムキムキ…
ギギギギギギギ…
聖良「!…何かしてきます!」
善子「なんか…成長してない?!」
曜「あの姿は…」
邪神千歌「………」
一同「!?」
千歌「……わたし…?」 邪神千歌「ァ……!」
聖良「ッ…!」チャキ
ダイヤ「来ますわ!千歌さんは隠れていて!」
千歌「でも…」
鞠莉「約束、したでしょう?ここは私たちに任せてくれる?」
千歌「うん……みんな、無事に戻ってきてね!」 邪神千歌「ハッ!!」バシュン
善子「魔力の塊をぶつける黒魔法ね…上等じゃない!」
ダイヤ「ここはわたくしが!……『エスクード・ディアマンテ』」
きらきらとしたダイヤモンドの結晶が防壁を形成し、攻撃を霧散させる。
ダイヤ「…いかがです?」
邪神千歌「まだ…勝負はこれから……」
邪神は不敵な笑みを浮かべながら、自らの能力の一つを行使する。
彼女の背中が裂けて、そこから真っ白い一対の翼が生えた。
善子「あれは大天使の翼…どうしてアイツが!?」
邪神千歌「…おいで」バサァッ 善子「挑発のつもり?…乗ってやろうじゃない!」
曜「善子ちゃん!?」
ダイヤ「善子さん、無茶だけはしないでください…!」
善子「わかってる!…ヨハネ、堕天」E:天使の輪 ヨハネ「来てやったわよ…」バサァッ
邪神千歌「ヨハネ、神の分霊でありながら地に落ちた哀れな子…」
ヨハネ「っ!これ以上千歌のカッコして喋らないで!」
ふたつの翼が空中でぶつかり合う。
そのたびに白と黒の羽根がはらはらと舞い落ちる。 ヨハネ(段違いね…スピードも力も私以上…っ…!)
邪神千歌「あなたとの遊びは…もう終わり」
ヨハネ「勝手に決めつけないで――!?」
懐に飛び込んだ重い一撃。
一瞬にして間合いを詰めた邪神は、善子の腹部に正拳突きを叩き込んだ。
ヨハネ「―――――――」
梨子「あ…あぁ…!」
ダイヤ「…駄目、でしたか」 クレヨンしんちゃんの映画思い出した
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