梨子「ここが噂のマッサージ店かな?」
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梨子「……無料モニター実施中。女性マッサージ師による安心の癒し空間」
梨子「うん……チラシの通り」
梨子「すごくおしゃれなお店……」
梨子「こ、こんな高級そうなところでタダでマッサージを受けられるってことかな」
梨子「あ……エステコースもあるんだ……やってみたいかも」
梨子「最近ピアノのせいで肩こってるし……」
梨子「ゴクリ……うん、はいってみようかな」
梨子「てか来ちゃった以上入らないと無駄足だよね!」
梨子「……よし」
ウィーン
梨子「あのー」 千歌「はーい! いらっしゃいませー!」
梨子「無料の……モニターがあるって聞いたんですけど」
千歌「えっ、あ? 無料モニターね」
梨子「はい……」
千歌(うわー、めんどくさいなー。これ宣伝にはなるけど全然儲からないんだよねー)
千歌(むぅ…)
千歌(予約いっぱいなことにして断ろうかなー) 千歌(……ん? でもよく見たらこのお客さん相当可愛いっていうか……)
千歌(美人さん……)
千歌(OLさん……いや大学生かな?)
千歌(えへ、えへへ、いい感じかも)
梨子「ど、どうかしました? だ、だめなら帰ります……」 千歌「いやいやいや! もちろんどうぞ! 是非当店自慢のマッサージエステをうけていってください!」
梨子「お、お願いします!」
千歌「私は今回マッサージを担当させていただく高海千歌ですっ!千歌先生って呼んでね!」
千歌「それじゃあ準備してくるから、そこのソファ座ってこの問診票を書いてくださーい」
梨子「あ、はい」
千歌「と、はい。お茶どうぞ! 当店自慢のハーブティーです! 体の中からも綺麗になりましょう!」
梨子「ありがとうございます」 フワリ
梨子「うわっ、すごいふかふか……」
梨子「ほ、ほんとにただでいいのかな」キョロキョロ
梨子「緊張してきちゃた…」
梨子「えへへ……でもリッチになった気分かも」
梨子「ごくごく……お茶もおいし」
梨子「こんなのが無料でいいのかな?」
梨子「あとでお金請求されたりとか……」
梨子「……ごくごく」
梨子「……」 千歌「やっほー、準備できたよ!」
梨子「! あ、はい……」
千歌「緊張してる? 大丈夫大丈夫!きっときもちいよ! リラックスして!」
梨子「わかりました」
千歌(えへ、えへへへ、かわいーなぁ♥)
千歌(釣り目でキリっとした顔立ちなのにどこか不安げで)
千歌(とってもちか好みなのだ♥)
千歌(楽しみだなぁ……えへへへへへ)
梨子「千歌先生……でしたっけ? どうかしましたか?」
千歌「な、なんでもないよ!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています