ダイヤ「また怪我を……?」
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ダイヤ「少し注意力が足りないのではありませんか?」
善子「注意しても関係ないのよ」
善子「してようしまいが結局何かある」
善子「そういうものなのよ私は」
ダイヤ「また自分は不幸だと言われるんですの?」
善子「そうなんだから仕方がないじゃない」
ダイヤ「不幸不幸と思うから巡り巡って不幸になるのですわ」
ダイヤ「まずはその認識を改めなさい」
ダイヤ「良いですわね、 善子さん!」 善子「じゃ、教室戻るから」ガチャ
………………
…………
……
ダイヤ「……はぁ」
ダイヤ「とは言ったものの」
ダイヤ「毎日毎日ーー」
ーーガッシャーン
ダ,ダイジョウブ!?
ヘーキヘーキ…イツモノコトダシ
ダイヤ「ま、毎日毎日……」
ガチャ
善子「……」ポタポタ
善子「あー……その、タオル……ある?」
ダイヤ「……わたくしのならありますわ」 善子「だったらお前が不幸になれよ……」
ダイヤ「え……?」
善子「「本人じゃないからって……好きかって言ってさぁ!」バンッ
ダイヤ「ひっ」ビクッ
善子「……」ジロッ
ダイヤ「……」ビクビク
善子「ちっ」
ダイヤ「悪く……ありません。 わ、わたしは……善子さんのためを思って……」 >>3
ダイヤ「お怪我はありませんか?」フキフキ
善子「平気、水被った程度だから」
ダイヤ「生徒会室を出てすぐとは……」
善子「だから言ってるでしょ」
善子「気を付けるとかどうとか関係ないの」
善子「そういう運命なのよ」
ダイヤ「善子さん……」
善子「そんな顔されても改善出来ないってば!」 善子「諦めが悪いのよ」
善子「無理なものは無理」
善子「どーしようもない」
善子「解ったらあんまりーー」
ガシッ
善子「ちょっ」
ダイヤ「善子さん」
ダイヤ「その通りですわ。わたくしは諦めが悪いのです」
ダイヤ「ですから今日一日……」
ダイヤ「わたくし、黒澤ダイヤが善子さんを守り抜いて差し上げますわ!」 善子「は……?」
善子「はぁ……ッ!?」
善子「何言ってんのよ」
善子「私と一緒にいたらダイヤさんまで危ないのよ?」
ダイヤ「承知の上ですわ」
ダイヤ「しかし、わたくしは諦めが悪いのです」ニコッ
ダイヤ「どう足掻いても不可能だと確信するまで」
ダイヤ「わたくしは善子さんの不幸が覆せないと諦めるつもりはありませんわ」 善子「正気?」
ダイヤ「ええ」
善子「怪我するわよ」
ダイヤ「手当ての準備はありますわ」
善子「きっと、諦めるわ」
ダイヤ「ぶっぶーっですわ」
ダイヤ「決めつけは早計ですわ善子さん」
ダイヤ「この際ですから、わたくしがどのような人間か。再教育する必要がありますわね!」 善子がヨハネを名乗ってるのはこういうことがあるからなのに、アニメだとただの厨二病オタクになってるよね。悲しい 善子「はぁ……」
善子「どうせ最後にダイヤさんも言うんだから」
善子「ヨハネは間違っていなかった。って」
ダイヤ「では、それを言わなければわたくしの勝ちということでよろしいですわね?」
善子「何の勝負よ……」
ダイヤ「津島善子は不幸か否か」
ダイヤ「不幸であればわたくしは善子……いえ」
ダイヤ「ヨハネのリトルデーモンとして改めることを誓いますわ」 善子「そこまで言わなくても良いわよ」
ダイヤ「いえ、こうでなければ対等ではありませんから」
善子「対等……?」
ダイヤ「わたくしは善子さんが不幸に育てられていく人生を否定します」
ダイヤ「それはきっと善子さんの人生を左右する」
ダイヤ「だからこそ」
ダイヤ「わたくしは黒澤ダイヤの人生を賭けなければいけないのです」
善子「……っ」
ダイヤ「……異論は、ありますか?」 善子「……」
善子「そこまで言うなら」
善子「そこまで覚悟できてるなら」
善子「良いわ」
善子「……ヨハネの名に誓いなさい」
善子「黒澤ダイヤの人生を、ヨハネに捧げると」
ダイヤ「では、黒澤ダイヤの名に誓って下さい」
ダイヤ「ヨハネが奪った人生を、津島善子にお返しすると」
……ギュッ
善子「……後悔するわよ」
ダイヤ「いえ、後悔はさせませんわ」 善子「すぅ……はぁ……」
ダイヤ「そんなに深呼吸していたら生徒会室の酸素がなくなりますわよ?」
善子「むしろダイヤさんの警戒心が薄すぎるのよ」
善子「本当に解ってんの?」
善子「ヨハネと契約した今、その力は容赦なくダイヤさんを襲うのよ?」
ダイヤ「解っていますわ」
善子「ぜーったい解ってない!」ガチャッ
ーーゴンッ
善子「だっかっ……あ゛ぁ゛ぁぁ……」
ダイヤ「……大丈夫ですの……?」
善子「大丈夫なわけあるかぁ!」ウルウル
善子「小指よ、小指……っ!」 ダイヤ「先程は普通に出ることができていましたが……」
ダイヤ「なるほど、わたくしが参加したから。ですわね」
ダイヤ「……善子さん、わたくしが先導致しますわ」
ダイヤ「並んでいると危険なようですから」ガチャ
ダイヤ「ほら、ね?」
善子「……そのドアの罠は私が引っ掛かって解除されたのよ」
ダイヤ「ふふっ」
ダイヤ「そういうことにしておきましょうか」ニコッ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています