〜花丸の寺〜

 

千歌「あはは、それでねー!」

花丸「ふわぁぁ・・・・・・」

曜「花丸ちゃん、眠そうだよ」

花丸「あっ・・・・・・失礼したずら。オラ、普段は朝が早いから、こんなに夜更かしすることもなくて・・・・・・」

果南「そろそろ、丑三つあたりか」

千歌「あ、ごめんなさい! 私すっかり、おしゃべりに夢中になっちゃって・・・・・・」

曜「千歌ちゃん、そろそろ帰ろう?」

花丸「もう遅いし、危ないずら。良かったら、今夜はここに泊まっていくずら」

千歌「ほんと? うーん、どうしようかなぁ・・・・・・美渡ねえに怒られそうだけど・・・・・・」

 

果南「――!」

ピクッ

 

曜「・・・・・・? 果南ちゃん、どうかした?」

果南「いや――」

果南(この気配――)

果南(森の中から――か?)