亜里沙「七月七日は」絵里「ポニーテールの日?」 [無断転載禁止]©2ch.net
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【七月一日・夜】
絵里「それで矢澤さんったら、今度は西木野さんを私と同じ髪形にするとか言い出して」クスクス
亜里沙「いいなー」
絵里「え?…ああ、亜里沙はμ'sが好きだって言ってたわね」
『海未さんたちのこと、大好きです♪…えへ』
亜里沙「それもそうだけど…」
絵里「え?…なあに亜里沙」
亜里沙「ううん。なんでもない…」
絵里「みんな音ノ木坂の生徒なんだし、簡単に会えるわよ。何だったら明日、星空さんでも連れて来る?」
亜里沙(お姉ちゃんと同じ髪形…亜里沙も、してみたいな)
パタン
亜里沙(よいしょ…こうかな?)キュ
亜里沙(あ、あれ?…なんか違う…やり直し)ギュ
亜里沙(うまくできない…意外と難しいのかな)シュン
『ほら、髪結んであげるから。早く行かないと遅刻するよ!お姉ちゃん』
亜里沙(そうだ!ユキホなら…)
『亜里沙?どうしたの?』ファー
亜里沙「あのねユキホ。明日──」 【七月二日・高坂家】
雪穂「いらっしゃい。上がってよ」
亜里沙「うん。お茶冷まします♪」
雪穂「お邪魔します、だね」
亜里沙「Хорошо」
雪穂「それにしても意外だなぁ…絵里さんてμ'sが嫌いなのかと思ってた」
亜里沙(お姉ちゃんは星空凛さんの英語の勉強をみてあげてるの。今、家に凛さんが来てるんだけど…)
雪穂「でも亜里沙はμ's大好きなんでしょ?…凛さんに会えるチャンスだったのに、いいの?」
亜里沙「だって雪穂の家には穂乃果さんがいるもん♪」
雪穂「あー。お姉ちゃんも一応μ'sだっけ」
穂乃果「ちょっと雪穂!聞こえてるよ!?」プンプン
亜里沙「ふふふ。こんにちは、穂乃果さん♪」
穂乃果「Добро пожаловать!…えへへ。はい、お茶どうぞ」コト
亜里沙「Спасибо♪」
【絢瀬家】
凛「お、お邪魔します…」ドキドキ
絵里「さっきまで亜里沙がいたんだけど…友達と約束があったみたいで、出かけちゃったのよ」
凛「え。じゃ、じゃあ…もしかして」
絵里「ええ。勉強に集中できるわね」
凛(生徒会長さんと…二人きり!?)
絵里「お茶にする?それとも先に勉強?」
凛「えーと…もう期末テストは明日だし」
絵里「そうね…じゃあ早速、始めましょうか」
凛(ど、どうしよう…勉強に集中できるかにゃ?///)ドキドキ 【再び高坂家】
穂乃果「亜里沙ちゃんの髪ってキレイだよね…外国の人みたい!」
雪穂「まあ、お姉さんと同じロシア出身だもんね」
亜里沙「髪…穂乃果さんは雪穂が結んでくれるんですよね?」
穂乃果「そ、それは…たまにそういう日もあるけど、自分でもできるよ!」
亜里沙「ホントですか?…じゃあ、亜里沙も…」
穂乃果「ん、なに?」
亜里沙「亜里沙、お姉ちゃんと一緒になりたいです!」
ほのゆき「!?」
ほの母(ど、どういうこと?…あの子は年上の女性とそういう…///)ドキドキ
雪穂「…もしかして、絵里さんと同じ髪形にしたいってこと?」
亜里沙「うん♪」
穂乃果「な、なーんだ…びっくりしたぁ」
ほの母(なーんだ…)ホッ
雪穂「絵里さんの髪形って、確か…」
穂乃果「ポニーテールだよね。生徒会長さんに結んでもらったらいいと思うけど…」
亜里沙「でもお姉ちゃん、凛さんと勉強中だから…」
穂乃果「そっか。…よーし、そういうことなら私に任せてよ♪」
雪穂「お姉ちゃんの数学が一番やばいんじゃないの?」
穂乃果「うぐっ…きょ、今日もこれから勉強する予定なの!」
亜里沙「ポニーテール…」
穂乃果「やってあげる♪そのまま座ってて」
亜里沙「はい♪」
穂乃果「えーと…確か、こんな感じで…」
亜里沙「…」ドキドキ
穂乃果「あ、あれ?…こうかな?」キュ
雪穂「お姉ちゃん、やったことないんじゃないの?」
穂乃果「そうかも…でも簡単にできそうな気がするんだけどなー」 シュル キュ
穂乃果「はい、できた♪」
亜里沙「わあ…穂乃果さんとおそろい」
雪穂「いや、お姉ちゃんと同じ髪形にしてどーすんのよ…」
穂乃果「同じじゃないよ。結び目が左でしょ?これで私と並べば双子みたいじゃない!?」
雪穂「なにー?お姉ちゃんは私より亜里沙が妹だったほうがいいっていうの!?」
穂乃果「そ、そんなこと言ってないでしょ。もし雪穂が私の妹じゃなかったら…」
雪穂「なかったら?」
穂乃果「…結婚、できちゃうじゃん///」
ほの母「」
亜里沙「Хорошо♪」
雪穂「へ?…結婚?誰が、誰と?」
穂乃果「も、もう!…雪穂の意地悪」ギュ
雪穂「いててて><…わ、私はお姉ちゃんと同じ髪形は無理だから!」
穂乃果「ごめんね亜里沙ちゃん。うまくできなくて…」
亜里沙「ううん。穂乃果さんの髪形も可愛いから好き♪」
穂乃果「そ、そう?…えへへ。じゃあ今だけ私が亜里沙ちゃんのお姉ちゃんだよ♪」
亜里沙「うん。穂乃果お姉ちゃん♪」
キャッキャ
雪穂「…」イラッ 【再び絢瀬家】
凛「そういえば…生徒会長さんって」
絵里「なに?」
凛「好きな女の子の髪の長さとかは関係ないって言ってたけど…」
絵里「ええ。まあ…さすがに尼さんの知り合いはいないけどね」
凛「あはは。凛もいませんよー♪」
絵里(星空さんの髪は短いけど…触り心地がいいのよね)ウズウズ
凛「でも生徒会長さんは、いつもその髪形ですよねー?」
絵里「ええ。…変かしら?」
凛「ううん。似合ってて可愛いし…凛も好きです♪」
絵里「そ、そう?…ありがとう。…私も」
凛「え?」
絵里「い、いえ。…ほら、手が止まってるわよ」
凛「はーい…><」
絵里「ふふふ。頑張って」ナデナデ
凛(ずっとお話してたいにゃ…でも頑張らなくちゃ)
【高坂家】
雪穂「お姉ちゃんは海未ちゃんたちと勉強でもしてなよ。亜里沙、絵里さんの髪形なら私がやったげる」
亜里沙「う、うん。ありがとユキホ」
穂乃果「ふーん。髪を結んだりしない雪穂にポニーテールができるの?」
雪穂「自分のはしなくてもお姉ちゃんのを結んでるじゃん。やってあげるのが得意なほうがいいでしょ」
穂乃果「それは…言われてみればそうかも」
雪穂「じゃあ、そのままじっとしててね…」 ギュ サラサラ
雪穂「あ、あれ?…お姉ちゃんと髪質が全然違う…って当たり前か」
穂乃果「ほら、やっぱりできないじゃん」
雪穂「そんなことないって。…ちょっと待って、一回お姉ちゃんで試そう」シュル
穂乃果「え?私の髪を解いてどうするの?」
雪穂「いいから、あっち向いてて。えーと、いつもはこうだから…」グイ
穂乃果「いたたた><…もっとやさしくしてよー!」クスン
雪穂「あ、ごめん…」
亜里沙「Хорошо」ナデナデ
穂乃果「あ、ありがと亜里沙ちゃん…」
雪穂「これでいい…のかな?」キュ
穂乃果「へー。生徒会長さんの髪形ってこんなだっけ?」
亜里沙「かわいい♪穂乃果さん、お姉ちゃんみたい♪」
穂乃果「ホント!?えへへ…どうするつもり?」ドヤァ
雪穂「どうもしないよ。次は亜里沙ね」
亜里沙「うん♪」
サラサラ
雪穂「やっぱり…亜里沙の髪ってキレイすぎて難しいんだ」
穂乃果「確かにキレイだもんね♪」
亜里沙「そ、そうですか?///」
雪穂「お姉ちゃんに比べて全然くせがない…うまくまとまらないよ><」
穂乃果「じゃあ…濡らしてみるとか?」
雪穂「んー。そんなんでうまくいくかな?…いい?亜里沙」
亜里沙「うん」
スーッ パタン トトトトン… 雪穂「よし。じゃあ水を…」ジャー
穂乃果「制服が濡れちゃうよ」
雪穂「あ、そっか。じゃあ脱いで。亜里沙」
亜里沙「ユキホのエッチ///」
穂乃果「雪穂…」ジトー
雪穂「いや、お姉ちゃんが言ったんだよね!?じゃあこのままやっていいの!?」プンプン
穂乃果「冗談だよ。怒らないで」ナデナデ
シュル パサ
亜里沙「…これでいい?」
穂乃果「…///」ドキドキ
雪穂「なんでお姉ちゃんが赤くなってんの?」
穂乃果「だ、だって…なんか、雪穂とは全然違うっていうか…キレイだなって///」
亜里沙「穂乃果さん…(なんか恥ずかしくなってきちゃった///)」
雪穂「むーっ…私はキレイじゃなくて悪かったね」プクー
穂乃果「そ、そんなことないよ。雪穂は可愛い♪」ナデナデ
雪穂「フン…もう。始めるよ」パシャ
亜里沙「ひゃ><」
雪穂「ちょっと我慢して…あ、あれ?…やっぱりうまくまとまらないなぁ」
穂乃果「水じゃなくてお湯ならどうかな?」
雪穂「そう言われても…どうしよう?」
ほの母「私の出番ね!」バーン
ほのゆきあり「えっ」
ほの母「ポニーテールにしたいんでしょ?」
亜里沙「はい!」
穂乃果「お母さん…もしかしてずっと聞いてた?」
ほの母「それなら、こういうコームやピンを使って…」
雪穂(道具まで準備してるし…)
ほの母「二回に分けて結べば…」テキパキ ほの母「はい、完成!」
亜里沙「Хорошо♪」キラキラ
ほのゆき「おぉー!」
穂乃果「可愛い!似合うよー♪」
亜里沙「ありがとう…穂乃果さんも可愛いよ♪」
雪穂(お姉ちゃんと亜里沙がおそろいのポニーテール…)
ほの母「とっても可愛い♪お姉さんにも見せてあげたいわね」
亜里沙「エヘヘ。ありがとうございます♪」
雪穂「…私も髪、伸ばそうかな…」
穂乃果「はい。これ、おみやげだ♪」
亜里沙「ありがとうございます♪」
穂乃果「また来てねー♪」フリフリ
ピシャ
雪穂「…お姉ちゃん」グイ
穂乃果「わ。…な、なに?雪穂…」
雪穂「お姉ちゃんは…ポニーテールも、まあ意外と似合うけどさ。私は、いつもの髪形も好きっていうか…」
穂乃果「?…ありがと」
雪穂「と、とにかく。お姉ちゃんの髪は私が結んであげるんだから!ほかの人じゃダメなんだからね!」
穂乃果「雪穂…えへへ。そうだねっ♪」ギュー
雪穂「…///」ギュ
【絢瀬家】
亜里沙「ただいま」ドキドキ
絵里「亜里沙。おかえり…星空さん、もう帰っちゃったわよ?」
亜里沙「そうなんだ…あのね、穂むらのお菓子もらってきたの。一緒に食べよう♪」
絵里「へえ、和菓子?ありがとう♪…高坂さんにもお礼言っておかなくちゃ」
亜里沙「(亜里沙の髪も見てよー><)…お茶いれるね」
絵里「私がやるわよ。ちょっと待ってて」
亜里沙「亜里沙も手伝うよ」
パタパタ 亜里沙「勉強、うまくいった?」
絵里「ええ。なんとか赤点は回避できそう…たぶん」
亜里沙「ふーん…」
絵里「あら?…亜里沙、その髪形…」
亜里沙「う、うん。…どうかなぁ?」
絵里「へえ。結んでるなんて珍しいわね…いいんじゃない?可愛いわよ♪」ナデナデ
亜里沙「お姉ちゃんに…似てるかな?」
絵里「えっ。…何、もしかして私と同じにしたの?」
亜里沙「うん。…だって、亜里沙以外の人がお姉ちゃんと一緒で、亜里沙は違うなんて…」ボソ
絵里「ふふふ。じゃあ今日は亜里沙とお揃いね♪」
亜里沙「うん♪…えへへ。お姉ちゃんも可愛いよ!」ナデナデ
絵里「あ、亜里沙…///」
シュシュシュ ピーッ
絵里「わらび餅ね」
亜里沙「カンガルーみたいな動物?…食べちゃうの?」フルフル
絵里「ワラビーじゃなくて、わらびっていう植物があるの。それを粉にした物を使って作るんじゃなかったかしら…」
亜里沙「このいっぱい入ってる粉?」
絵里「それはきな粉よ。大豆の粉。中のお餅がわらびなの」
亜里沙「へー」パク
亜里沙「おいしい♪ひんやりして、ぷるぷるしてるの」プルプル
絵里「ハラショー♪」プルプル トプン ザバー
えりあり「ふー」
亜里沙(お姉ちゃんとおそろいのポニーテール、解いちゃった…お風呂だから仕方ないけど)シュン
絵里「そういえば…亜里沙は勉強、大丈夫?授業で苦労してない?」
亜里沙「うん…まだわからない日本語もあるけど、矢澤先生や雪穂が教えてくれるよ」
絵里「そう…よかったわ」
亜里沙「お姉ちゃんは?」
絵里「え、私?…私は大丈夫よ。もう日本にいるほうが長いくらいだし…」
亜里沙「そっか。…お友達は?たくさんいる?」
絵里「友達…と言っていいのかわからないけど、最近は…あの子たちとも話すようになったわ」
亜里沙「μ'sのみんな?」
絵里「ええ。まあ…」
亜里沙「お姉ちゃんは…凛さんが好き?」
絵里「…」
『生徒会長さん♪』
絵里「そうね。…好きよ」
亜里沙「そっか」
亜里沙(日本語は難しいけど…亜里沙だってわかるよ。“好き”の意味は、全部同じじゃないって)
絵里「…亜里沙?」
亜里沙(でも…凛さんのこと、どういう意味で好き?亜里沙より好き?って訊いたら…きっとお姉ちゃんを困らせちゃうから)
亜里沙「えへへ。亜里沙は、お姉ちゃんが大好き♪」ムギュ
絵里「亜里沙…ありがと。私も亜里沙が大好きよ♪」ナデナデ 【七月三日】
亜里沙(ポニーテール…お姉ちゃんに結んでって言えなかった)
亜里沙(でも…凛さんは髪が短いから、お姉ちゃんと同じ髪形はできないよね)
雪穂「おはよ。亜里沙…今日はポニーテールじゃないんだね?」
亜里沙「う、うん。まだ自分でうまく結べなくて」
雪穂「あー、まあ私もお姉ちゃんの髪で何とか結べる程度だし…結構難しいんだよね」
亜里沙「いいな…」
雪穂「えっ」
亜里沙(雪穂は穂乃果さんの髪を結んであげてる。おそろいにはできなくても、穂乃果さんは雪穂のって感じがするよ)
雪穂「まあ、頑張って練習しようよ」
亜里沙「うん」
【音ノ木坂】
凛「はぁー。英語は何とか終わったにゃ」ゲンナリ
花陽「お疲れさま、凛ちゃん…どうだった?」
凛「んー。まあまあって感じ?一応全部書いたよ」
真姫「…凛」ツンツン
凛「えー?…あ」ドキ
絵里「…」
凛「生徒会長さん!凛に会いに来てくれたのー?」
絵里「い、いや…ほら、テストがどうだったのか気になって」
凛「えへへ。生徒会長さんのおかげで全部できました♪」
絵里「全部…本当に!?」
凛「といっても、とりあえず全部書けたってだけだけどにゃ…でも前のテストはほとんどわかんなくて真っ白だったから…」
絵里「勉強した成果が出たのね。よかったわ♪」ナデナデ
凛「は、はい。ありがとうございます///」
真姫(すっかり仲良くなっちゃって…)クス
花陽(凛ちゃん…よかったね)ウルウル
キーンコーンカーン… 【音ノ木坂・正門】
亜里沙(また雪穂のお母さんに頼むか、それともお姉ちゃんに直接…どうしようかな)
ことり(バイトも練習もない日なんて久しぶりだなぁ…たまには穂乃果ちゃんを誘って)
亜里沙「ああーっ!?」
ことり「」ビクッ
ことり「…な、なに?」
亜里沙「南ことりさんですよね!?μ'sの!」
ことり「コトリ?…ドナタデスカー?」
亜里沙「え?…いや、μ'sの」
ことり「チガイマース。ワターシハ、コト座ノ“ヴェガ”カラヤッテキタ宇宙人デース!」
亜里沙「宇宙人さん!?」キラキラ
ことり(あ、あれ?…逆効果?)ヒヤアセ
亜里沙「ヴェガってどこにあるんですか?」ワクワク
ことり「えーと…七夕の織姫っていわれてる星がヴェガだよ」
亜里沙「タナボタ?」
ことり「タナボタじゃなくて…もしかして、あなたは本物の外国人さん?」
亜里沙「ううん。亜里沙は日本人です!おばあさまがロシア人なの」
ことり(クォーターかな)
ことり「七夕って知らない?天の川が見える季節に、竹に短冊をつるして願い事を書いたりするの」
亜里沙「アマゾン川?」
ことり「じゃなくて…そうだ、図書館!」 【図書館】
亜里沙「ふむふむ…」パラ
ことり(子供向けの絵本だけど…有名な織姫と牽牛の伝説が書いてあるよ)
亜里沙「…かわいそう」クスン
ことり「ま、まあ…でも星の寿命は人間よりずっと長いから。星が一年に一度会えるっていうのは、私たちにとっては毎日会ってるようなものだって聞いたことがあるよ」
亜里沙「そうなんだ…よかったぁ♪全然かわいそうじゃないんですね」
ことり「ふふふ。もしかして、亜里沙ちゃんにも毎日会いたい人がいるのかなぁ?」
亜里沙「はい!亜里沙はお姉ちゃんと一緒に住んでるから毎日会えます♪」
ことり「お姉ちゃんかぁ…きっと、すっごく素敵な人なんだね♪」
亜里沙「はい!お姉ちゃんは世界一素敵なの♪」
『南ことりさんですよね!?μ'sの!』
ことり(って言ってたけど…きっと亜里沙ちゃんのお姉ちゃんにはかなわないよね)クス
亜里沙「でも、どうしてタナバタに願いごとなんですか?」
ことり「んー。どうしてなのかはよくわからないけど、流れ星とかと同じで、なかなか見られないお星さまに願いごとをするのが定番なんじゃないかなぁ?…ほら、東京ではお星さまってあんまり見えないでしょ?」
亜里沙「そっかぁ…宇宙人さんは、願いごとが叶ったことってありますか!?」
『ライブがうまくいきますように』
『大成功しますように!』
ことり「…」
亜里沙「あ、あのー?」
ことり「ただお願いするだけじゃダメかも。…だけど、いっぱい頑張ったら、きっといつか願いごとは叶うと思うよ」
亜里沙「そっか。お願いごとしたら、いっぱい頑張って叶えるんですね!」
亜里沙(オトノキがなくならないように。亜里沙も来年、オトノキに入れるように。ポニーテールが上手に…)
亜里沙(…ううん。亜里沙の一番のお願いごとは…)
『ハラショー♪』
亜里沙「あの…宇宙人さんは、ポニーテールってできますか?」
ことり「ポニーテール?…うん。できるけど…」
亜里沙「ホントですか!?…じゃあ、お願いがあるんですけど…」 キュ
ことり「…はい、できたよ♪」
亜里沙「わあー!ありがとうございます♪南ことりさん!」
ことり「アハハ…やっぱりバレてたの?」
亜里沙「だって、見た目も声もそっくりだし…ことりさんの声は絶対間違えません!」
ことり「秘密」
亜里沙「は、はい。わかりました」
ことり「ふふふ。でもね…亜里沙ちゃんの一番大好きな人にだけは、話してもいいよ♪」
亜里沙「Хорошо!」
【絢瀬家】
絵里「あら、またポニーテールにしたのね」ナデナデ
亜里沙「うん。宇宙人さんが結んでくれたの♪」
絵里「宇宙人!?」
亜里沙「ふふふ…そうだよ。こと座のオリヒメさん♪」
絵里「織姫って…七夕の?」
亜里沙「うん。でも七夕のおはなしと違って頑張り屋さんの織姫さまなんだ。μ'sの衣装も作ってくれるんだよ♪」
絵里「μ'sの衣装って確か…南さん?」
亜里沙「うん♪」
絵里「なるほど…宇宙人って南さんのことだったのね」
亜里沙(亜里沙はいつでもお姉ちゃんに会えるのに、欲張りかな?って思うけど。でも…)
亜里沙「あのね、お姉ちゃん。金曜日って、何か予定ある?」
絵里「金曜?どうかしら…生徒会の用事はもしかしたらあるかもしれないけど。どうして?」
亜里沙「その日は亜里沙、お姉ちゃんと一緒に居たいなーって(本当はいつもだけど)」
絵里「亜里沙…わかったわ。なるべく空けておいて早く帰れるようにするから」
亜里沙「うん。ありがとう、お姉ちゃん♪」ギュー
絵里「ふふふ。急にどうしたの?」ナデナデ 【七月四日】
パラッ
亜里沙「…あ」
雪穂「ありゃりゃ」
亜里沙(ポニーテール…自分でやってみたけど解けちゃった)シュン
雪穂「えーと…お母さんはどうやってたっけ…」
亜里沙「やっぱり、誰かに結んでもらうのと自分でやるのは全然違うよね…」
雪穂「そうだね。私は髪短いからやらないけど、もし伸ばしてもうまく結べるかどうか…」
亜里沙「雪穂は髪のばさないの?穂乃果さんとおそろいにしたくない?」
雪穂「んー。やりたくないってほどじゃないけどね。なんか照れくさいじゃん」
亜里沙「そう?」
雪穂「そうだよ。お姉ちゃん大好きってみんなに言って回ってるみたいな」
亜里沙「でもホントのことだよね?雪穂は穂乃果さんが大好き♪」
雪穂「だ、だから…本当だから恥ずかしいんだって///」
亜里沙「亜里沙は、お姉ちゃんが大好きで恥ずかしくないよ?」
雪穂「でも絵里さんは照れくさいんじゃないかな?」
亜里沙「そうなのかなぁ…」
雪穂「いや、まあ恥ずかしくないんだったらそれはそれでいいんだけどさ」
亜里沙(お姉ちゃんと一緒のポニーテール…お姉ちゃんは喜んでくれるよね?)
キーンコーンカーン…
【音ノ木坂・正門】
亜里沙(お姉ちゃん、いるかな…?)
にこ(ん?…何あの子、外国人?)
にこ(英語は凛よりはマシだけど希ほどはできないし…ネイティブ相手に実践は無理ね。話しかけられる前に退さ)
亜里沙「ああーっ!?」
にこ「どわぁ!?…な、なによ」ビクビク
亜里沙「矢澤にこさんですよね!?μ'sの!」
にこ「え?…な、何、私のファン?」
亜里沙「いつも応援してます!μ's大好きです♪」キラキラ
にこ(日本語…よね。…なんか、あいつを思い出すわ)
『各部の理事長への申請は生徒会を通す決まりよ』 にこ「ありがとーっ。これからも応援よろしくニコッ★…それじゃあ」
亜里沙「あ、あのっ…」
にこ「な、なに?握手?写真?」
亜里沙「にこさんはお姉ちゃんのお友達ですよね?」
にこ「へ?…お姉ちゃん?」
にこ「…ふーん。あんたが、あの絢瀬の妹…」
亜里沙「はい!」
にこ「外国人っぽいだけで、全っ然似てないわね」
亜里沙「そ、そうですか…」シュン
にこ「いや、似なくていいわよ。姉のほうは少しも可愛げがないし」
亜里沙「そんなことないですよ。お姉ちゃんは可愛いです♪」
にこ「見た目の問題じゃなくてね…まあいいわ。それで私に何の用?」
亜里沙「タナバタには竹が必要なんですよね?」
にこ「七夕?…やりたいの?」
亜里沙「はい!お願いごと、いっぱいあります♪」
にこ「ふーん。竹か…」
【園田家】
にこ「ほら、これは竹でしょ?」
亜里沙「葉っぱがついてない…」
にこ「そりゃそーよ。竹垣の竹なんだから…伐採してすぐ枝は切り落としちゃうでしょ」
亜里沙「それに人の家の竹を勝手に持って行ったらおこられますよ?」
にこ「バレなきゃいいのよ。こんな竹の一本や二本…」
海未「そうですか。それで何本持って行くつもりなんです?」
にこ「そーねー。とりあえず海未以外のμ's六人と希でしょ。それにあんたの分で八本ね」
亜里沙「海未さん!」
にこ「いや、海未の分は要らないわよ。ここ、あいつの家…だ、か…ら?」
海未「バレなければ良いと言うからには、バレた場合どのようなことになるか…おわかりですよね?」ニコ
にこ「ちょっ…ま、待ちなさいよ。まだ何もしてないし」
海未「まだ?」
にこ「な、何もしないわよ。軽い冗談よ、冗談!」 海未「まったく…中学生におかしなことを教えないでください」
にこ「戦術的撤退よ!亜里沙!」
亜里沙「はい!隊長!」
スタコラサッサー
海未「逃げた…結局何しに来たんでしょうか?」
ドタバタ
にこ「ふー。ここまで来れば…」ゼーハー
亜里沙「に、にこさん…」ハァハァ
にこ「ん、何?」
亜里沙「にこさんは髪、結んでますよね」
にこ「ああ、これ?…あんたにもやってあげましょうか?」
亜里沙「えーと…その髪形も可愛いなって思うんですけど」
にこ「私に任せなさいって。世界で二番目に可愛いツインテールにしてあげるから♪」
亜里沙「そ、そうじゃなくて…お姉ちゃん」
にこ「は?」
亜里沙「お姉ちゃんと同じ髪形がいいんです。ポニーテール…」
にこ「あ、そう。…あんた、ホントに絢瀬のことが好きなのね」クス
亜里沙「亜里沙も絢瀬です!」
にこ「いや、わかってるわよ。姉のほう。絵里のことが好きって」
亜里沙「そうなんですか!?」
にこ「へ?…い、いや私じゃないわよ!亜里沙が!絵里のこと!好きでしょっつってんの!」
亜里沙「はい!大好きです♪…にこさんは?」
にこ「私は…どっちかっていうと苦手ね」
亜里沙「え。…にこさん、お姉ちゃんと仲良しじゃないんですか?」
にこ「ぬぁんでよ。どうしたら私が絢瀬と仲良しに見えるのか、こっちが訊きたいっての」
亜里沙「Хорошо…」シュン
にこ「いや、あんたが落ち込まないでよ…仕方ないでしょ。あいつとは趣味も考え方も合わないし」 亜里沙「にこさんは、お姉ちゃんが嫌い…?」フルフル
にこ「別に嫌いじゃないわよ。凛の面倒みてくれて…凛も随分なついてるみたいだし。意外といいところもあるっていうか…」
亜里沙「じゃあ、お姉ちゃんと仲良しになってください♪」
にこ「うーん…まあ、そのうちね」
亜里沙「…でも、あんまり仲良しになりすぎないでください」ヒソヒソ
にこ「どっちなのよ」クス
【神田明神】
にこ「…ほら、できたわよ」
亜里沙「Хорошо!ありがとうございます♪」
にこ「ま、私にかかればこれくらい…目を瞑って逆立ちしながら足の小指一本でできるわよ」ドヤァ
亜里沙「ホントですか!?」
にこ「冗談よ」
希(にこっちと亜里沙ちゃん…珍しい組み合わせやな)
【絢瀬家】
亜里沙「お姉ちゃん!」
絵里「おかえり亜里沙…あら、今日はポニーテールにリボン?」
亜里沙「うん!あのね、にこさんってすっごく上手なの♪」
絵里「にこ…矢澤さんに結んでもらったの?」
亜里沙「うん。亜里沙が自分でやってみたら、すぐ解けちゃって…でも、今度ヒマなときにでも教えてあげるわよって♪」
絵里「そう…」
亜里沙「お姉ちゃん?」
絵里(そんなの私だって教えてあげられるのに…でも、亜里沙に友達が増える機会を邪魔するのはよくないわよね)
亜里沙「どうかなぁ?にこさんは世界で二番目に可愛いって言ってくれたよ♪」
絵里「とっても可愛いわよ。亜里沙が世界一かわいい♪」ナデナデ
亜里沙「えへへ。そんなことないよ。一番はお姉ちゃんだもん♪」ギュー
絵里(お姉ちゃんが一番、か。…いつまでそう言ってくれるのかしら…)ギュ 【七月五日】
亜里沙「エヘヘ。これなら解けないよね♪」
雪穂「そ、そこまで…ちょっと盛りすぎじゃない?」
亜里沙「そうかなぁ?可愛くない?」
雪穂「うーん。可愛いっていうか、目立ちすぎっていうか…」
にこママ「絢瀬さん。ちょっと」
亜里沙「…おこられた」シュン
雪穂「あはは…リボンやシュシュやヘアクリップとかは中学では結構うるさいみたいだね」
亜里沙「早く高校生になりたいな…」
雪穂「まあ、夏と秋と冬が終われば私たちも高校生だよ」
亜里沙「うん!一緒にオトノキ行こう♪」
雪穂「あー。うん…音ノ木坂ね…廃校にならないんだったら、考えなくもないけど」
亜里沙「ならないよ。お姉ちゃんとμ'sが、きっと何とかしてくれるわ」
雪穂(μ'sか…お姉ちゃんたち三人だけのときよりは、人気も出てきたみたいだけど…)
ザァァァ…
【穂むら】
穂乃果「へ?…竹?…いや、うちは穂むらだけど」
亜里沙「竹、ありませんか?」
穂乃果「えーと…これならあるよ」
亜里沙「わあー!これ何ですか!?」
穂乃果「竹を容器にした水ようかん。この節の中に入ってるんだよ。涼しげでいい感じでしょ?」
亜里沙「Хорошо♪」キラキラ
穂乃果「ホントは試食の対象外なんだけど…亜里沙ちゃんならいいや。今日は私のおごり♪」
亜里沙「え。…でも、お金あります」
雪穂「お姉ちゃん、無理しなくていいよ。テスト勉強中に我慢してたパンとかいろいろ買ってお財布スカスカでしょ?」
穂乃果「うぐっ…ま、まあそうなんだけど」
雪穂「私が半分出すよ。亜里沙、それでいい?」
亜里沙「うん。一緒に食べよう♪」
ツルン
ゆきあり「いただきます♪」 亜里沙「ひんやりして…甘くておいしい♪」
雪穂「やっぱり夏は水ようかんだよね♪」モグモグ
亜里沙「ごちそうさまでした♪」
穂乃果「ふふふ。ありがとうございました♪またおいでよ」
亜里沙「はい♪」
ピシャ
亜里沙「…あれ?…何か忘れてる気がする…何だっけ?」
ポツ ポツ…
【絢瀬家】
\パラッパッパッパー♪/←TV
絵里「そういえば…ふふふ。星空さんがtakeoutをタケオートって読んでたのよ」クスクス
亜里沙「あ。竹!」
絵里「そう、takeをタケって…亜里沙?」
亜里沙(すっかり忘れてた…七夕のために竹を探してたんだよね)
亜里沙「ねえ、お姉ちゃん。竹ってどこにあるかなぁ?」
絵里「タケって、植物の竹?」
亜里沙「うん。細い葉っぱがいっぱいついてるの」
絵里「竹か…ごめんね。私はわからないけど、希なら知ってるかも…」
亜里沙「希さん?」
絵里「ええ。希はタケノコを採りに行ったこともあるって言ってたから。タケノコが生えるなら、そこに竹もあるはずでしょ?」
亜里沙「Хорошо!」 【七月六日】
雪穂「あー、七夕ね…うちでは七月七日にはやらないんだ」
亜里沙「え。…どうして?」
雪穂「ちょっとややこしい話なんだけど…七夕って中国から来た行事で、昔からあるでしょ。本来は、旧暦七月七日の行事なの」
亜里沙「きゅーれき?」
雪穂「ほら、前に矢澤先生が旧正月のこと教えてくれたでしょ。正月が一ヶ月くらい遅れてくる昔の暦が旧暦。今の暦で七月七日だと梅雨に当たることが多いし、天の川がよく見えるのは旧暦七月七日なんだよ」
亜里沙「Хорошо…」
雪穂「穂むらって三百年くらい前からあるでしょ。その時代は当然旧暦だったし、だから今でもうちでは七夕は旧暦七月七日なの。今年は8月28日ってことになるね」
亜里沙「そんなに遠いんだ…夏休みが終わっちゃう」
雪穂「ふふふ。そうだね…もし雨が降らなければ、七月七日でもいいかなって思うけど」
亜里沙(タナバタって難しい…雨をなんとかしなくちゃ、お星さまが見えなくてお願いごとが叶わないかも…)
キーンコーンカーン…
【神田明神】
パンパンパパパン パパパパンパパン
亜里沙「明日は雨が降らないでください!」パンパンパン
希「ふふふ。そんなに叩いたら手が痛くなっちゃうやろ?…拍手は二回でいいんよ」
亜里沙「希さん!こんにちは♪」
希「こんにちは。もしかして明日はエリちとデート?」
亜里沙「デートじゃないけど、お姉ちゃんと一緒です♪」
希「そか。やっぱりエリちには亜里沙ちゃんが必要なんやね」
亜里沙「そうなんですか?」
希「うん。今のエリちには、誰よりもエリちのことを理解してくれる人が必要やって、カードも言うてるよ」
亜里沙「誰よりも…そうだ、希さんは竹がどこにあるか知りませんか!?」
希「ん。いいタイミングやね」
亜里沙「え?」
花陽「副会長さん!」
亜里沙「!」
希「来たね。花陽ちゃん」
花陽「は、はい。…えーと?」 亜里沙「μ'sの小泉花陽さん!」キラキラ
花陽「う、うん。…あなたは?」
亜里沙「絢瀬亜里沙です!いつもμ's、応援してます♪」
花陽「あ、ありがと…アヤセって、もしかして」
希「そ。エリちの妹」
花陽「やっぱり…お姉さんに似て…かわいい///」
亜里沙「え。ホントに似てますか!?」
花陽「うん(生徒会長さんよりは、さすがにだいぶ幼い感じだけど…)」
亜里沙「えへへ(今日はポニーテールじゃないのに…亜里沙、お姉ちゃんに似てるんだ♪)」
希「これから竹を探しに行くところなん」
花陽「はい!国産竹皮を手に入れて、原点にして究極のおむすび弁当を作るんです!」
亜里沙「かわ?…天の川?」
希「その川やなくて、竹の皮や。タケノコも皮をたくさん剥かないと食べられないやろ?見たことない?」
亜里沙「Хорошо…」
希「んー。実際に見てみたほうが早いかな?…竹を探してるんやったら、亜里沙ちゃんも一緒に来る?」
【都内某所】
サラサラ…
亜里沙「Хорошо!…これ全部、竹ですか!?」
希「うん。実はここ、きぃちゃんが教えてくれたん」
亜里沙「きぃちゃん…って、ユキホのお母さん」
希「そ。穂むらで使ってる竹も、ここで採ってるんやって」
花陽「三百年の伝統の味…究極のおむすび弁当」ゴクリ
希「ふふふ…ちょうどいい竹の皮を探そっか。亜里沙ちゃんはどんなのを探してるん?」
亜里沙「亜里沙は、タナバタです!」
花陽「七夕?」 【絢瀬家】
絵里「は、ハラショー」
亜里沙「えへへ。本物の竹だよ♪」
絵里「でも七月七日頃って、よく雨が降ったりして天気が悪いイメージだけど…昨日も雨だったし」
亜里沙「ミョージンサマにお願いしてきたから、きっと明日は大丈夫!」
『お姉さんに似て…かわいい///』
『やっぱりエリちには亜里沙ちゃんが必要なんやね』
亜里沙(学校行くときは、ポニーテールしなくてもいいよね…だって亜里沙は、誰よりもお姉ちゃんに見てほしいから。お姉ちゃんのそばにいて、お姉ちゃんと一緒がいいんだもん)
亜里沙「あのね、お姉ちゃん。お願いがあるんだけど…」
【七月七日】
雪穂「あれ、今日もポニーテールじゃないんだね…まだ結ぶの慣れない?」
亜里沙「うん…ポニーテールは、もういいの」
雪穂「どうしたの?…絵里さんとケンカでもした?」
亜里沙「ケンカじゃないけど…」
【昨夜】
絵里「結んであげるのはいいけどね…亜里沙。聞いてくれる?」
亜里沙「なあに?お姉ちゃん」
絵里「私は、亜里沙と私って似てないと思う」
亜里沙「え」
『全っ然似てないわね』
絵里「姉妹にしては、ね。…ただ、それでいいと思うの。だって、それが個性でしょ?」
亜里沙「お姉ちゃん…お姉ちゃんは、亜里沙がお姉ちゃんと一緒はイヤ?」
絵里「そうじゃないわ。だけど亜里沙は亜里沙だから。私とは全然違って…だから私は、ありのままの亜里沙が好きなの。無理して私と同じにしなくてもいいのよ」
亜里沙「亜里沙が、亜里沙だから…好き?」
絵里「そうよ。私は、亜里沙らしい亜里沙が…いつも素直で可愛い亜里沙が大好き♪」チュ
亜里沙「…お姉ちゃん///」 【再び七日・中学校】
雪穂「…なるほどね」
亜里沙「だから、似てなくてもいいの。雪穂だってそうだよね?」
雪穂「へ?」
亜里沙「穂乃果さんと雪穂。似てないけど、大好きでしょ?」
雪穂「まあ…ね///」
にこママ「日本一有名な仙台の七夕まつりは八月六日からの三日間。それから埼玉県狭山市の入間川七夕まつりが八月五日と六日ね」
ゆきあり「へー」
にこママ「東京でも杉並区の阿佐ヶ谷七夕まつりは八月四日からあるわよ」
亜里沙「七月じゃない七夕もたくさんあるんだ…」
にこママ「もちろん台東区の下町七夕まつりとか七月にやるところもたくさんあるし…七夕もいろいろね。個性があって楽しいでしょ?」
亜里沙「!」
『だって、それが個性でしょ?』
亜里沙(七月の人も、八月の人も…叶えたいお願いごとがあるのは、きっと一緒だよね)
【音ノ木坂】
絵里「ごめんね。今日は亜里沙と約束があるから…また今度」ナデナデ
凛「は、はい///」
タタタ…
にこ「相変わらず凛には甘いわねー。よっぽどお気に入りなのね」クス
絵里「そ、そんなんじゃないわよ。…ただ、妹みたいな感じっていうか…」
『亜里沙がお姉ちゃんと一緒はイヤ?』
絵里(妹みたい?…ううん。やっぱり亜里沙とは違う…私の妹は、世界で一人だけ)
にこ「妹ねえ…そういえば亜里沙って、あんたとは違って素直で可愛いわよね♪」
希「エリちも可愛いと思うけど…ウチも亜里沙ちゃんみたいな妹が欲しいな♪」
絵里「あげないわよ!」
のぞにこ「えっ」 【アイドル研究部・部室】
凛「はぁー。来年の七夕は生徒会長さんと一緒に過ごせますように…っと」カキカキ
花陽「り、凛ちゃん…(来年は生徒会長さん卒業しちゃってるよぉ…)」
海未「そもそも七夕は本来、旧暦七月七日の行事ですよ。なぜ今やる必要があるんですか」
凛「えっ。…きゅうれき?」
穂乃果「そうそう。うちも八月に七夕やるし…今月もやったら二回もできてお得だよね♪」
真姫「つまり、まだ七夕のチャンスはあるってことね」
凛「!…そっかぁ。まだ七夕があるんだにゃ♪」
ことり「ふふふ。来月は生徒会長さんと一緒にできるといいね」
凛「うん!」 【絢瀬家】
亜里沙「わあー!これ、ニッポンのキモノ!?」キラキラ
絵里「おばあさまが若い頃着てたんですって。そんな古い物とは思えないくらいキレイで、私もびっくりしちゃった…」
亜里沙「えへへ。ありがと、お姉ちゃん♪似合う?」クルッ
絵里「似合ってるわよ。とっても可愛い♪」ナデナデ
亜里沙「おばあさま!ありがとー!」
『ふふふ。そんなに大声出さなくても、ちゃんと聴こえるわ。エリーチカのこと、よろしくね』
亜里沙「うん。お姉ちゃんは亜里沙が守るよ♪」
絵里「あ、亜里沙///」
【夜】
亜里沙「天の川、見えないね…」シュン
絵里「亜里沙」ギュ
亜里沙「え。…な、なに?お姉ちゃん」
絵里「ちょっと座って。…髪、結んであげる」
亜里沙「え。…でも」
絵里「ほ、ほら…浴衣のときは髪を結ぶでしょ。だから今日は、ポニーテール…」
亜里沙「うん♪」
亜里沙(エヘヘ。お姉ちゃんと一緒でも、違っても…お姉ちゃんに結んでもらうのが一番好き♪)
絵里(やっぱり、そう簡単には妹離れはできないわね///)ギュ
絵里「そういえば…亜里沙は何をお願いしたの?」
亜里沙「あっ、見ちゃだめ!><」
絵里「え?…ど、どうして?」
亜里沙(学校は別々でも、亜里沙はいつもお姉ちゃんを想ってるよ。だから…)
亜里沙(見えなくても、お星さまはそこにいるよね?…亜里沙のお願い、きいてください♪)
サラサラ…
『オトノキがなくならないように。亜里沙は、お姉ちゃんとずっと一緒にいたいです♪』
おわり 姉妹百合素晴らしかった乙
ポニーテールにした亜里沙ちゃんも絶対可愛いだろうなぁ >>33
Вы мне так помогли
あと前スレの(わたあめ)http://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1499337286/19にも感謝
誰も見てなければもう明日でいいやって思ってたところあれでやる気が出た 基本的にキャラの語尾や口調だけトレースして雑学の説明させてるだけだからね、亜里沙、凛、希が特にそう、ハラショーとやんやん言わせとけばそれっぽくなるだろうって安易な考えだから読む側は違和感や嫌悪感を感じる
極端に言うとキャラを掴みきれてないんだよ自分の中で
亜里沙、凛、花陽とか特に掴みづらい、これはSS書いてる人が一番よく分かるだろうけどさ
凛なんて元気で毒っ気ある風なのに内気で女々しいとこもあったり凄く繊細なキャラなのにな、この作者はそのへんを掴みきれてない、表現しきれてない
あとほぼオリキャラや幼少設定みたいなのが多過ぎて情景が分かりづらい
世界観を毎回変えるのはいいがあまりに説明不足過ぎてまず1レス目で脱落する、キャラの説明なんて要らないだろ?って思うんなら世界観はちゃんと統一するべき
俺が〇〇の日シリーズを書くとしたら、例えば主人公を絵里とかにしっかり絞って
〇〇の日を検索させる→それで出たキーワードや
エピソードを絵里がどう受けとるのかを書くけどな
変に物語仕立てや良い話風にまとめようとするからキャラの動きや感情がおかしくなるんだよ、よく聞く「それラブライブでやる意味あるの?」って状態な ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています