読書部 Part.2
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ブックオフ行ってきたけどかなり人いたな
ゆっくり見てられねえわ 最近、江國香織にはまっとるんやけど、作風近い作家とかおらんのかな
女性作家って性描写の頻度が多くて男より突っ込んでさらっとやるから童貞のワイは驚くわ
村田沙耶香とか村山由佳とか、女性っぽいねちっこい体臭みたいな妖艶があるものな 角田光代すこ
性描写ほぼないけど女とはこういうもんなんやなっていう作品が多い
女特有の汚い感じだと桐野夏生のグロテスクとかええらしい
以前読書部でオススメされとった >>377
角田光代か、余裕があったら後で読んでみるで、サンガツ
実際、女性だけの職場とかギスギスしてるとこはめっちゃギスギスしとるらしいな
医療事務とか美容師に従事している人に聞いたことあって怖いと思った
桐野夏生はそういうの描くのが上手い作家なんかな、興味あるわ
男はどうしても女に夢見たり美化してしまいがちやもんな
女性目線で見た女性を知るのも面白いんかもな >>376
唯川恵と山本文緒が女性の内面描写が丁寧でおすすめ
もっとドロドロして恋に溺れる女性って感じなら島本理生なんかもいいと思う >>379
その辺りの作家は身近に読んどる人がおらんせいか聞いたことがないな、色んな作家さん読んでて凄いな
島本理生も佐藤友哉と結婚したニュースを見てだけで名前ぐらいしか知らんな
メモしといて後で余裕があったら読みやすそうな短い作品から読んでみるわ、サンガツ
個人的には、女性作家は娯楽作家に力量ある人多い気がするわ
純文学の女性作家は前衛性や比喩の乱用とか政治的な意味合いの強い寓話とか
前面に出すぎるフェミニズムとか、思想と物語性や娯楽性や
読みやすさのバランスが崩れがちで、余裕ないと中々読み進められず、難しいもんや
そういう硬質さの読み慣れも大事な経験かも知れんけどな
今年は新年から興味ある作家が増えて嬉しいで 確かに女作家はフェミニズム寄りの作品あるねぇ
旦那の愚痴とかダメ男とか
クズ男が描かれてる率高い気するで >>378
グロテスクは女子校の話やっけか
ワイも読んだことないから全く知らへんねんな 山田詠美の僕は勉強ができないとかは主人公がモテまくる様子とか女の考える理想の男てこんな感じなのかと思って気持ち悪くて読むのやめたわ
女性作家の描く男って過剰に美化されてるかクソかって感じやし女はリアルすぎる
まぁただ合わない本に当たっただけかもしれんけどな まぁ男性作家も女を美化したり都合よく書いてることも多いしお互い様な気もする
小説もあまり偏りすぎないように幅広く読むの大事よね 女性作家をちょっとは読んだ後で今年の正月に見た新海誠の『天気の子』とか想い返すと
純粋を女性に対して期待する男性らしい独特の女性観が凄い強い作品なんやなと思った
こんな風に新しい作家や読書経験が過去の名作や親しんだ作品を別の角度から見られるようにしてくれることもあるんやな
普段関心を持たない方面の読書が経験の見え方を変容させてくれるのも読書の醍醐味やね
新しい作家を読もうとする読書領域の開拓は感受性の開拓みたいなもんかも知れん そう言われてみると桜庭一樹の私の男とか倉橋由美子の聖少女とか読むと女性作家の抱く男性観に妙な感覚を抱いたことがあったわ
ワイはそういう物事の見方ってあんましたことなくて、男性的な視野にバイアスかかってるんやなって自覚する事ができるんやな 年末年始の落ち着いた雰囲気の残り香もそろそろ終わりやな
世界がいつも読書に適した静かな祝祭であり続ければそれが好ましいが、
日常に戻って労働に擦り切れ、名著で復活するサイクルに戻らなければならんのやな
今年も一杯読むで! ダメ男が書かれてるのは女性作家の主観、イデオロギーによるものというよりも、世界中で進行してる家父長制の崩壊を表してると思う
家父長制の廃止とフェミニズムがやってきたことの帰結みたいなね
父の権威の失墜に対して相対的に母の権力が強まってる
現代文学の主流のテーマは母と子、母と娘の対決だからな
逆に昔からある父と子、父と息子の対決みたいなのは現実から離れててもうあまり流行らないのではないか ワイも結構女性作家の本読むわ
自分にはない思考というか
女の人ってこういうこと考えてんなーと勉強になる
ちな童 ブックオフの年始セールで岩波文庫と講談社学術文庫3万円くらい買い込んだ >>389
女性の人間関係が一つの主流なテーマになっとるわけやな
三島が『絹と明察』で日本文学の伝統では家父長を描けない、描けていない
と言って家父長を描かこうとしたけど「老衰≓卑怯な生き延び」という風な美意識が
根本にあったせいか、駒沢善治郎が戯画的になってしまってあまり上手くいかなかった印象
支配的な潮流や社会制度とそれに挑戦する側が等量の魅力や説得力を持たせて描くのは難しいんやろうな
大抵どちらの側が戯画的に諷刺されて、どちらかが英雄的に誇張される気がする
江藤淳の『成熟と喪失』とか今読み返すと面白いかも知れんな 文字化けした、なんでや
「老衰は卑怯な生き延び」と書けば大丈夫やろか
× 支配的な潮流や社会制度とそれに挑戦する側が等量の魅力や説得力を持たせて描くのは難しいんやろうな
○ 支配的な潮流や社会制度とそれに挑戦する側の双方の思想や主張を人物化した上で
魅力的な物語を組み立てて等分の魅力や説得力を持たせて描くのは難しいんやろうな
他にも意味が通らない悪文を訂正させて頂きますわ、すんません 海外の女性作家とかも読んでみたいな
評判が固まってない海外作家とか当たり外れめっちゃ激しいからなかなか読めんけど
新潮クレストブックとかがそういうの熱心よな
国内だと多和田葉子が世界的に評価されてるようやから後で読んでみようかな 原田マハのサロメ読んでる。すごく読みやすくて話がスイスイ進む。画家もしくは絵画を取り扱った作品で面白いのがあったら教えてクレメンス >>397
ゴーギャンをモデルにしたモームの『月と六ペンス』は傑作よ
すでに読んでたらすまん 女性作家の話題が上がってるけどちょうどマンスフィールドとサガンにハマりつつあるわ
2人とも心の機微を丁寧に描いてるから短い物語でもかなり読み応えあって面白い
ただ絶版になってるから探してても簡単に手に入らないのがネックだけど >>392
たしかに日本は母と子の密着が強い文化だな
江藤のそれや河合隼雄『母性社会日本の病理』なんかは興味あるんだけどまだ読めてない
とにかく父よりも母が出てくる物語が多く、現代ではとくに母は多くの場合父親の役割も兼任してるのだなと(日本の近代以降でも昔は父の権威がそれなりにあった)
思想が先にあってそれから物語を書こうとするのは難しく、読む方にも負担が大きくなるよな
それに成功したドストエフスキーというのが例外で、あとはみんな失敗するんだよね… 久し振りに三島とか谷アとか読み返してるけど、自分が使いこなせる
母国語の語彙が衰えてしまっていることに気付いてやる気が湧いてくるわ
いつでも立ち返ることが出来る美しい日本語を残してくれた天才達に感謝や
どうしても翻訳書や実学的な本ばかり読むと目にする語彙が減って来てしまうから
定期的に母校の恩師のように敬愛する少数の文豪に立ち返って日本語の豊饒を堪能するのは一つの至福やで 自分の文体を確立してる作家っていいよね、個人的に好きなのが大江健三郎や古井由吉や町田康なんだけど、この人らの小説読んでると足元揺らぐわ >>404
大江と古井が好きならば、ドイツの著作家なら、
ヘルマン・ブロッホ、エルンスト・ブロッホ辺りは表現の硬質な雰囲気が似てて結構ハマるかも知れんで
どちらも日本だと中々入手が難しくて図書館にもなかなか置いてないのが難点やけど
他にはドイツ文学の造詣が深かった川村二郎の評論なんかも合うかも知れんで
後は、その顔触れだとロレンス・ダレルやミシュレも合いそうな気がする
ミシュレの『愛』『海』とか気に入るんちゃうかな
まあ色々挙げたけど、いつか興味あったら読んでみてくれ
優れた表現力に揺さぶられている裡に世界の見え方が変わってくるのは面白いもんやね 貯金が減って、積読の数は増えて行く、嗚呼、読書人生浪花節 図書館行くと大江の小説集を手にとってみるんだがあの文章はちょっと無理だったなぁ
あれは俺には読めん
文体なら谷崎が好きかな
現代なら村上春樹 朝霧 北村薫
とても自然に伏線を張り上質な文でせつなく甘いストーリーが描かれている。
謎解きと主人公の人生が絶妙に合わさって素晴らしい。
どれもオチが本当に見事に決まっている。 お洒落な本棚とか欲しいなぁと思うことが時折あるけど、
まあ場所塞ぎになるし引っ越す時の処分が大変だし、
今の部屋でも見栄えを気にしなければ不都合はないから本棚買わなくていいか、
みたいな葛藤を突発的に繰り返してる
読書家は本棚も拘るんやろうかね すごく分かる
そして色々考えた結果カラーボックス増設する カラーボックスワイ苦手やわ
図鑑とかのでかい本入れるならええけど
文庫本縦に積んだり手前奥の2列になるの嫌いやねんなー
ちゃんと全部見られるようにしたい 奥の段に百均で売ってるようなスチロールブロック敷くと解決する
ティッシュの空き箱でもいいが メルカリでほぼ新品みたいなハードカバー本を売ってくれる人とてもありがたい…
紙の本はインテリアでもあるので本棚はわりと拘るで
よく図書館に置いてあるようなスチールの本棚買ったわ
見た目は地味だが機能的にはシンプルでけっこういいな
奥行きがあんまない方が良いよね >>413
百均で底上げの棚いくつか買ったわ
これだと文庫本を奥にいれて2列置くことができるね
奥の本も背表紙が見えるようになる
まあ少し取りにくくはあるが メルカリのほぼ新品ハードカバーって定価の何パーぐらいで買えるんや? >>416
ものによるけど
10%オフ〜半額以下くらいであるな
あんまり売れてないようなものはそんなに下がらないと思うけど
そこそこ売れる本がやっぱり多いね メルカリってよくも悪くも信頼出来る業者が設定する市場価格からズレとる気がする
だから名著を不当な高値で売りつけてくる狡猾な売手もいれば、
市場価値に疎かったり急ぎの用で小金が欲しいから名著が安価で手放す人がいたり
とにかく、妥当な価格よりも高いか低いか極端な所だと個人的には思うわ 市場とちょっとずれてる感じはあるよな
まあ専門書とかだとブックオフ辺りでも正当に評価できてないことがあるけど、そういうのは難しいね
古本屋でも時々すごくお得な本見つけるからついつい行ってしまうんよなぁ 多く出回ってる書籍はメルカリ側で売れやすい丁度いい値段を自動で出してくれるしな 海外の作品でシリーズものの新訳出すけどそれに繋がる前の作品は新訳も復刊もしませんっていうのやめてほしいわ
翻訳ものってお金と権利関係が複雑らしいから仕方ないないんだろうけど まあ古本の市場自体わりと流動的というか
根拠が薄弱なところあるよね
元々数が少なかったり付加価値のある超レア本が安定して高いのは当然だけど普通の絶版本くらいなら時期によってかなり変わるし
ズレてるというよりメルカリが新たな一つの相場になってる感はある 読みたい本が多すぎてそれを消化する事ばかりに時間を費やすから
恋愛がずっと御無沙汰なんやけど、将来婚活とかするにしても読書家の異性と巡り合いたいなぁ
結婚して子ども出来りとかしたら正直もう中々読書出来んやろうな
そう考えると独身時代は読書に一番傾注出来る、向学心の全盛期なのかも知れへん
読者は事実上無限に出来るから、他の趣味や生活様式の兼ね合いの維持がワイには常に難しいで 新聞で読んだんやが凪良ゆうってBL作家やったんやな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています