中島飛行機の当時、世界最速機であった、
偵察機「彩雲」陸軍四式戦闘機「疾風」等に搭載された、
18気筒35,800cc・複列星型空冷・離昇2,000(公称1,860)馬力と当時としては世界水準である、
中島製「誉」エンジンをメンテナンスで分解した所、9時と3時の対向する水平のピストンが1番摩耗が少なかったという事で、
富士重工(スバル)が水平対向エンジンを採用したと言われる。
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水平対向エンジンはバランサーを必要とせず、
2次振動まで完全バランスし、モーターの様に澱みない回転、加速をする優秀なエンジンとして、
戦前からポピュラーなエンジン形式であり、ヒトラー時代からあるVWビートルやBMWもバイクでは今も採用するエンジン形式。