ロシア国営の宇宙機関ロスコスモスは５日、ロシア人の映画俳優らを乗せたソユーズ宇宙船「ＭＳ―１９」の打ち上げに成功したと発表した。国際宇宙ステーション（ＩＳＳ）で初の本格的な映画撮影に臨むという。

　カザフスタンから打ち上げられた宇宙船には女優のユリヤ・ペレシリドさんと監督のクリム・シペンコさんが搭乗している。出発まで約４か月間にわたり訓練を受けた。

　宇宙には１２日間滞在し、約４０分の映画場面を撮影する。女性医師が宇宙で様々な試練に遭遇する筋書きで、仮題は「挑戦」。ＩＳＳ滞在中のロシア人飛行士も出演する。

　９月には米国のスペースＸ社が、民間人４人を乗せた地球周回ツアーに成功した。１２月には実業家の前沢友作さん（４５）らがソユーズでＩＳＳに向かうことになっている。

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