岸田文雄政権は、総裁選で掲げた「若手の抜てき」を前面に出し、実務能力に定評がある中堅やベテランを主要派閥から登用するなど手堅い布陣となった。「老壮青」のバランスを取り、内閣の刷新感や党内融和の強調といった「岸田カラー」の発揮に腐心した様子がのぞく。一方、「安倍、菅政権」で築かれた官邸主導より、党重鎮らの実権が強まる「党高政低」の流れが加速する可能性もある。岸田流は貫けるのか―。

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