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> 目が見えていたとして、あなたとAさん二人がいて、あなたは赤色が見える、Aさんは赤色が見えないとしましょう
> どちらが客観的事実でしょうか?

それぞれあなたの主観とAさんの主観でどちらも客観的事実ではない
> その客観的事実を証明するためにAさんは「赤色が見えない集団」を連れてきました
> さてその中において客観的事実はどれでしょうか?

あなたの主観とAさんの主観と「赤色が見えない集団」の成員の主観で客観的事実は無い

> それは客観的となりますよね?

それは単に多数意見、多数の主観で客観的事実ではない
「再現性」というのは帰納推論で客観的事実を判断するのに不可欠な概念であり、言い換えれば客観的事実についての科学的推論の手法で用いられる概念
科学的推論においては、この場合どちらが客観的事実であるかは単に主観の数的優劣の関係によってでなく、無数の他の事象に紐付けられて蓋然性として判断される
例えば多くの人が主観的に「人は他の生物に先駆けて神が作った」と信じていたとしても、科学的には他の様々な証拠に紐付けて推論される「人は先に存在した哺乳類から分岐した」というのが客観的事実となる