>>280
「尊厳」というのは「尊さ」だけど、それが一定であるというのは、
1・「尊厳」というものそれ自体が対象事物(例えば人や動物の命)に主体として存在しており、それは「人間が対象事物を客体として尊重しようがしまいが、またその尊重の程度によらず、本来常に形而上的に一定の姿をしたものとして存在する」のだ、
従って「その一定を阻むならば、本来の姿の尊厳を不当に歪曲することになる、だから本来正当である一定の尊重をするのが人道的に正当である」、という意味?

それとも
2・「尊厳」とは人間が何かを尊重する際に客体に生じる概念であるから、「尊重のされ方によって一定ではない」が、「(人道的には)一定であるべきものとして扱わなければならない」、という意味?

1であるなら、尊厳というものが形而上的に一定のものとして存在することを担保する説明が必要。
2であるなら、本来的には一定でないものを人道的には一定のものとして扱わなければならない理由の説明が必要。