彼は麻薬によってコントロールされていたby見城徹
http://www.gentosha.jp/articles/-/1609?page=3

彼にとって気が休まる日がないのは、あまりにも音楽業界の渦に巻き込まれ過ぎたからなんだよね。
彼は金のなる木だった。

麻薬を渡すことによって彼をコントロールしようとする人間が出てきたり、
ステージに立たせるために嘘をついたり、いろんな策を労して、
レコード会社を移籍させたりするわけですよ。

約束が守られなかったりするうちに、彼は常に音楽業界は自分を搾取すると思い始めた。
みんなが俺を騙すという、疑心暗鬼の孤独な状態にあったんですよ。

すべてはアメリカに行ってから狂い始めている。
金銭的なトラブルが原因で人を疑い始め、ますます薬にのめり込む、
そんな毎日だったと思う。