もし東方が男の弾幕プロレスの話だったら [無断転載禁止]©2ch.net
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萃夢想からスタートです
「花見だ!」
春雪異変の後、やっと咲いた桜を見に多くの人妖が萃まった。しかし... 牙のリーダー「この湖を越えれば神社だ。
俺に続け!」
「「「押忍!」」」
早苗(男)「気配がおかしい...」
早苗は掃除も兼ねて天気を見に境内の外に来たところだ
そこで狼の一団に出くわした
牙のリーダー「一丁前に戦い慣れしたようなことをぬかす小僧だぜ!」
牙「ハッキリ言う!
この山から出てもらおうか!」
早苗「待ってください。
我々守矢神社はあなた達を攻撃するつもりは全くないのです。
ただ、少し話を聞いて頂きたい」
牙「わりぃな、無駄話は嫌いでよ」
早苗「無駄かどうか、考えようともして下さらないのですね。
ならば仕方ない」 早苗の頭の蛇がほどけて行く
牙「おい、ありゃなんだ...!?」
リーダー「ただの脅しだ!」
牙のリーダーが真っ先に斬り込む!
しかし早苗の蛇が切っ先を咥えてへし折ったのだ!
牙たち「「妙な真似をしやがる!」」
牙の怯みをかき消すかのような集中攻撃が始まる、しかし早苗は微動だにせず頭の蛇をオロチのように分岐させ、また刀を咥えて折り続けた
早苗「早く帰りなさい。
次同じことをすればこれではすみませんよ」
牙(間違いねえ...これは本物の化け物だ)
早苗「そうそう、武器をよく見てご覧なさい」
刃の欠けが完全に直っているのだ
リーダー「これは一体?」
早苗「我が神、八坂神奈子様より授かりし奇跡の力です!
もし良ければ、我々を信仰して下さい」
牙「やめときましょうぜ長」
リーダー「いや...俺は興味がある」
守矢神社はこのように力を伸ばしていた
−−−−−−−−−−−−−−−−−−ーー
妖怪の山の前に広がる、広大な沢
河童はここに集まっている
にとり(男)「ああ、嫌な気配がしてきたもんだ。
新しい神社が力をつけ始め、もといた神社は仕方ないとはいえ、そのうち止めにくるだろう」
首にほとんど見えない小さなエラを持つ水棲の技師は、陸の騒ぎを聞かないように川底で日課の機械いじりをしていた
そのとき、上を通ったのが霊夢達だ
レーダー「シンニュウシャ ジョウクウニ フタリ!
ニンゲン デスガ タイヘン ツヨイ エネルギー ヲ ハッシテイマス!!」 にとり「げげ! 人間!?」
にとりには、このエネルギーの主が誰か一瞬驚いた後すぐ想像がついた
にとり「どっちにも争ってほしくないが、強いて選ぶなら......よし、昔からの盟友に忠告してやろう」
こうして水をかき分け霊夢達の前に河童が現れた
にとり「光学迷彩発動!」
霊夢「何それ」
魔理沙「普通に見えてるぜ」
にとり「ありゃ。まあ急ごしらえで作ったし、無理もないか。
で、お前達はそのまま進むつもりなのかね?」
霊夢「そうだ。
ここの神に用がある!」
事態は確実に、にとりの予想に近づいていた
にとり「いっぱいいるから誰のことやら。
(あんまり山で戦われるのも鬱陶しいな...)
とにかく引き返しなよ」
魔理沙「そうは問屋と香霖堂が卸さない」
魔理沙の指先から青い魔弾が飛び出した、水面に落ちたそれは水を凍らせていく 魔理沙「コールドインフェルノ......たまには氷属性もいい。
吹雪、氷鎚、大紅蓮の地獄に裁かれよ!!」
霊夢「(いかん魔理沙に変なスイッチが)」
川を凍らされたにとりだが、さして気にする様子はなさそうだ
にとり「なんだか知らんけどね、機械は動くとあったまるんだ。
冷やしてくれるなら調子も良くなるというものさ。幸い防水も完備だ。
のびーるアーム!」
にとりのリュックから自由自在に伸びるマニピュレーターが出た
魔理沙「名前をもっとひねった方がいいぜ!」
マスタースパーク!
しかし!
マニピュレータは先端のハサミを閉じてぴったりと並べ、盾のようになる
そのままスパークを吸ってしまった にとり「魔力、妖力に強い装甲くらいはなきゃね」
マニピュレータ「オイシイエネルギー デシタ」
霊夢「旨いんだ」
マニピュレータ「アマイデス イロイロト
サテ、ワタシ ニ ツウジル コウゲキ ガ アルトスレバ」
にとりが慌てる
にとり「こらこら勝手にペラペラ喋るな」
マニピュレータ「物理攻撃デス
ソウコウ ガ クダケレバ ソレマデ......
イイジャ アリマセンカ マスター
ワカッタカラトイッテ ソノトオリ コウゲキデキル トハ ダレモ イッテマセン」
霊夢「いいことを聞いた!
博麗家流体術うけてみろ」
マニピュレータ「チカヅカレタラ オワリ ノ ワタシ ガ、無策 ト オモイマスカ?」
ハサミの先から妖力を凝集したビームを発する!
マニピュレータ「マリサ デシタカナ?
先程ノキンパツサン ノ コウセンワザ モ サイリヨウ シテイマス」 モブ河童たちの喜劇
おかっぱ「やった、にとりさん、ナイス足止め! カメラ現場に追いついた!」
あきんど「生視聴率すごい! スポットCMもっと入れてよ!」
めがね「え〜 今CMなんか入れたら暴動になるよ〜」
ヘアピン「ちょいまて、のび〜るアームの制御に割り込めた・・・音声入れるよ 5、4、3、、、キュー」
マニピュレータ「マリサドノ、サスガダナ シッテルカイ? キューリノキューチャンマルカジリパック、シンハツバイ、キター!!」
全員「やったぁ♪」 >>264
地霊殿のあの歌はここから始まったんですね
魔理沙「(ちょうど今
かっぱっぱーかっぱっぱー
きゅうりのキュウちゃん丸かじりー
って歌思い出したんだが)
それ旨そう」
にとり「俺が言うつもりのことはだいたいこいつが喋っちゃったけど、要するにこいつは俺の妖力で動くロボットなんだ。
弱点は、ほとんどない」
二人は避けて近づこうとする
魔理沙「いかにも俺が普通の魔法使い、霧雨魔理沙だぜ!
おい、ロボット!さっきのは結界の一種だろ?」
マニピュレータ「コタエル ドウリハ ナイ!」
左腕を伸ばして大きく振った
魔理沙は素早く箒に跨って上昇
霊夢は、相手の腕に飛び乗った
にとり「...は?」
マニピュレータ「マスター!
パターン ニ ナイ ウゴキデス!
ドウシマスカ!」
にとり「一旦手動に切り替える!」
マニピュレータ「ハイ」
にとりはポケットから携帯電話ほどの大きさのコントローラーを二つ取り出し、それぞれの手に握った >>266
なんとなく思いついてしまったんです
そうこうしている間に、弁慶の薙刀に乗った牛若のように霊夢がすぐそこまで駆けてきている!
すぐさま右手が飛んだ、霊夢はそちらに飛び移る!
にとり「フェイントだ!」
魔理沙「霊夢後ろ!」
霊夢「!?」
右腕に飛びついて間も無く、さっきまでいた左腕がうなって向かってくる
霊夢はそのまま振り返り、お祓い棒の先で機械の左拳を突いた!
霊夢「霊力を込めないなら、こいつも少しは効くはずだ」
殴られた勢いを逆に受けて活用、にとりのそばに着地した
霊夢「これはただの俺の勘だけど、いくらすごいアームでも関節の可動域には限界があるはずだ。
そしてここはその範疇」
にとりは驚きながらも、その顔には賞賛が浮かんだ にとり「まさか、ここまで簡単にこの武器の弱点を見抜くとは!
これならひょっとして最近うちに来た神も倒せるかもしれないな。
だがお仲間の調子はどうか?」
魔理沙「ブレイジングスター!」
箒の先端がマニピュレータの両手を打ち抜いていた
魔理沙「この通りだぜ。
ついでに結界装置もハサミにあったようだな」
にとり「よし!
この辺の河童には俺が伝えておく。
あとは天狗様を納得させてこい」
マニピュレータ「シュウリ モ フツカ アレバ
ジュウブン デスヨネ」
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実はこの時、他にも山への訪問者があった
妖夢「おい、椛か?」
椛(男)「おう、また勝負したいのはこちらも山々だが、しばし待ってくれ」
妖夢はいぶかった
妖夢「というと?」
椛「この山には今、小さいが見逃すべからざる混乱があるのだ」
妖夢「なぜだ」
椛「外の世界から新しい神が神社ごとやって来た」
妖夢「良いのではないか?
幻想郷はなんだかんだいって寛容だ。
神社の一つや二つ増えたところであいつも騒ぐまい」
椛「おとなしい神社なら俺らもここまで慌ててねえよ。
ただ、山の乗っ取りを考えてる。
山が済んだら麓にも出てくるだろうな」
妖夢「それにしてもお前はここを警備するのが仕事で、直接の関わりはないのでは?」
椛「ちょうど今しがた上司が、守矢、新しい神社を見てこいってよ。
これから出発するところだ」 妖夢「いきなり備えもなく敵の本丸へ行けとは!
あまりに無体が過ぎるではないか!」
椛「待て待て、あっさりその神社に取り込まれた天狗の目を覚まさせてこいって話だったんだ。
よほど運が悪くなければ境内までは入らないだろうよ」
妖夢「どちらにせよついて行ってやる」
かくして、神社そばの湖が遠くに見える開けた高原に椛の狙う天狗達がいた
妖夢達は高原の端の茂みに、目と鼻の効く椛が前になって隠れている
敵の数は20ほど
ある者は獣の爪のような突起のある手甲、またある者はトンファーのように回転させられる縁に刃をつけた盾を持ち、さらには兜をかぶり角がわりにブーメランをのせた者までいた
先程の『牙』のメンバーも混ざっており、どうみても正規の見回り天狗達に支給される装備ではない、守矢はまず今の山に不満のある層を味方につけたのだろう
椛「間違いない。奴らだ」
妖夢「これは正気に戻すのは苦労しそうだな。
...あとで団子でも奢れよ」
椛「桃太郎のつもりか?
結構甘党なんだな」
妖夢「俺が食べるんじゃない。
持って帰って渡す人がいる。それに犬っぽいのはお前だろ?」
椛「狼だ!
まあいいや、こんな話はカタがついてからするもんだ。じゃないと縁起が悪い」 妖夢「さて、先手はどちらが取る」
椛「数で劣る俺達にできるのは、相手が少しでも油断した時に一気にかかる事だ。
俺は目も鼻も効く、尻尾を二回細かく振ったらそれが突っ込む合図だ。いいな」
妖夢「奴ら、何をやっているのだろうな?」
椛「神社の警備だろう」
妖夢が何かひらめいたようだ
妖夢「我にみょん策あり!」
椛「静かにしろ、で、どんな?」
妖夢「...舌噛んだことは触れないのな。
半霊は少しなら俺から離れても動かせるから、こいつの尻尾で別の茂みから石でも飛ばして奴らの目をそらす。
どうだ?」
椛「気に入った」
石が茂みに突っ込み、ガサッと音を立てる
天狗1「侵入者か?!」
天狗2「なんだ、ただの石か...どっかから転がってきたんだろ」
天狗達の視線が一瞬石の飛んできた茂みに向かったので、妖夢と椛は一気に駆け寄った!
椛「麓警備担当、犬走椛見参!」
妖夢「椛の手伝いに来た冥界庭師、魂魄妖夢!」 まあ、この名乗りの前にそれぞれ一人づつ峰打ちをくれているのだが
天狗3「たったの二人か、潰しちまえ!」
すぐに囲まれる、しかし
妖夢「ちょっと待て、さっき石を飛ばしたのは誰か、気にならないか?
誰もいない所から石が出るなど妙ではないか?
動物の気配もないのに(よかった、今度は普通に妙って言えた)」
天狗(数人)「そういえば...」
このまま妖夢はアドリブの脅しに入った
妖夢「数が不利な我々がなぜ何も対策せずに突っ込んでくるだろう!?
新兵器でさらに酷い目に会う前に降参する考えはないか?」
椛はかすかに意外そうな顔をしたが、すぐ妖夢に合わせてみた
椛「その通り。
河童に頼んで外の世界の最新兵器を真似てもらったものが、俺のこの盾の裏にある。
俺が少し指を動かせば、念力が出て全員頭がスイカ割りのようになるぞ!いいのか!?」
天狗達は少し考えていたようだが、残念な結論にまとまった
天狗4「ハッタリも大概にしやがれ!」
天狗5「本当ならそこの二人をわざわざ殴っただけで済ますはずがない」
妖夢「意外と賢い...?」
椛「お前天然って言われないか?
俺は一か八かのつもりだったぞ」
妖夢「全くない」 囲まれた二人は、互いに背中を合わせた
妖夢「こうして背を守り合うのは初めてだな」
椛「逃げる合図も可能なら尻尾でする。
よく気をつけとけ」
妖夢「それはいらぬ。
このまま全員倒すからだ」
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霊夢達はそのまま奥へ奥へ進んでいた
すると、また意外な奴が出てくる
文(男)「あやややや、侵入者の方向を聞いて来てみれば、まさか貴方達ですか」
霊夢「別に天狗に用はない。
ほらどいたどいた」
文「俺だって面倒だよ、ただお前ら、特に霊夢に詳しいのは俺だから、って上司の命令で来た」
魔理沙「面倒ならどいてくれよ」
文「本当そうしたいけど、見回りの天狗が納得しないからな」 霊夢「天狗って変な奴らだ。
この山の上の神様に用があるだけなのに」
文「組織になってしまったからね。
それと、新しく来た神様のことなら心配は要らないよ、ひどければ我々が追い出すつもりだ。
さあ、手加減してあげるから本気でかかってこい」
魔理沙「手加減するなら不戦敗にしろよ。
イリュージョンレーザー!」
いつも通りの光線、しかし
文「止まって見える。
素早くても直線では見切りやすいものさ」
霊夢「ならこれでどうだ!
ホーミングアミュレット!」
文「どこまでも追いかけるようにできている!
うむ優秀だ!良い、非常に良い!!」
霊夢「喋ってないでどくか戦うかしろ!」
文「言われずとも!
風神『天狗颪』!」
文のヤツデの葉の団扇が暴風を起こしホーミングアミュレットを散り散りに吹き飛ばした!
さらに網のような弾幕のおまけ付きだ
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しばし睨み合った妖夢、椛と守矢側の天狗達
ひとひらの紅葉が楼観剣の切っ先に乗り、裂けたのが火蓋となった
敵の駄物武器は楼観剣の前にバターのように切れていく、椛の盾は一切砕かれることはなかった
二人とも次々峰打ちで動きを止め、武器の相性が悪ければ回って互いの位置を入れ替え、囲まれていたはずが相手はただの一人だけになっていた
この残りの白狼天狗が『牙』の者だったことはすぐにわかる
刀身の反対側、柄の先に肉食獣の牙をかたどった突起があるからだ、これが『牙』特有のデザインだった
椛「妖夢、あれは剣の腕で言えば最も危険な天狗だ」 >>274
弾幕の格好良さは好きなので、可能な限り再現してます
妖夢「そんなことは見ればわかる!」
牙「守矢神社との約束だ。
彼らいわく、山での信仰が集まれば我々の独立も認めるという!
悪く思うな、苦しませはせぬ」
牙が目視の追いつかない速さで抜刀する
その両の手にはそれぞれ刀が握られていた
妖夢「二刀流...?」
幽々子の稽古以外では初めて対峙した二刀流の使い手だ
自分の有利な点がひとつ崩れたと言える
牙「白狼天狗というのは、元をたどれば狼。
そして四足歩行動物が最も速く走るには、背筋その他の体幹をバネにして、前後それぞれ両足は揃えて前に出す」
椛「その通りだ。いきなりどうした?」
妖夢「観察したことはないが想像はつく」
牙「ただ、この時ごくわずかながら右前足がより前に出ているものと、逆のものがいる。
ちょうど人の右利き左利きと同じだ、まあ人よりは左右の整合性は高いが」
妖夢「さっきから何が言いたい!」
妖夢はしびれを切らして既に二刀とも構えている
椛「妖夢!
...待て」
牙「そして俺の走りは完全な左右均等だった。
つまり人のそれをはるかに凌ぐ真の両利き、完全なる均整を備えた戦いの身体よ!
二刀流とは俺が使うべきもの!」 妖夢「ならやってみせろ!」
気がはやった妖夢が左の白楼剣で斬り込むが、鍔迫り合いもかなわずあわれ一息の間に刀は宙に預けられた
妖夢「(残った楼観剣で...!)」
椛「妖夢!
俺に合わせろ!」
盾と並行して扱うことを想定した動きなのだろう
椛は右手のみで構えた重厚な得物に、体幹を用いた遠心力をかけ、叩き斬るようにして牙の右刀を抑えにかかる!
同じくして両手が楼観剣に集中した妖夢も牙の左刀に食いついた!
牙「なに!」
牙は自由に動かせる蹴りで縛りを抜けようとしたが、椛の盾がうまく防いだ
妖夢「妖怪が鍛えたこの楼観剣に!」
椛「この河童が作った俺の盾に!」
妖夢「斬れぬものなど!」
椛「護れぬものなど!」
妖夢・椛「何もない!!」
人鬼『未来永劫斬』!
牙符『咀嚼翫味』!
剣先から出た弾幕が牙に余さず命中する!
牙「ぐああ!」
そのまま少し吹き飛ばされた、様子を見ると命に別状はないが気絶しているようだ
椛「これでとりあえずは落ち着いたか」
妖夢「今度うちにも来てみてくれよ」
椛「俺らはご覧の通り忙しい種族だ。
それでも、暇な時にはぜひ」
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霊夢も魔理沙も網のような弾幕をくぐるのには慣れている
だが文は次の動きに出る
霊夢「見えない...?」 目視が追いつかないほどのスピードで飛び回る『無双風神』である
続けて、暴風雨のような弾幕が姿を見せる
霊夢「これじゃホーミングも吹き散らされるだけか!」
魔理沙「あいつが疲れるまで防ぐか避けて待つしかないみたいだな」
霊夢「結界!」
空中で結界を張って動きが遅くなる霊夢を、魔理沙が後ろからすくうように箒に乗せる
魔理沙「俺が運ぶ方が速いだろ?
しっかり掴まってろ!」
霊夢「お前こそ、無茶して飛ぶなよ?
結界と言ってもこれだけの弾数、防ぎきれるかわからない」
魔理沙「じゃあ急加速と急旋回!
二人乗りブレイジングスター!!」
箒の後ろから出るスパークが、間合いの確保と弾消しを同時に完成してくれた
予想外の弾幕に対応するために、霊夢達は最初に文と遭遇した時よりも距離を取っている
文「おお、怖い怖い。
さっきの光線には危なくかすりましたよ。
...最初に手加減してやると言ったな、あれは嘘だ。
これが天狗の弾幕
塞符『天上天下の照國』!」
霊夢「...っ!」
弾幕より前に強烈な光が発し、前にいた霊夢は弾幕が見えるまで時間がかかった
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守矢神社境内
三神が珍しがって見に来た人間たちに、激しく跳ねながら腕を様々に動かす独自の踊りを披露する
人間1「おおー!」
人間2「有難や有難や」
人間3「イケメンがいるわー!」
人間4「あれ神様なんだって」
人間5「博麗神社にはこういうインパクトのある行事が少なくていけない」
人間6「いあ!いあ!」
人間7「お札下さい!」
早苗(男)「どうぞどうぞ!」
神奈子(男)「さあ、皆で踊るぞ!」
諏訪子(男)「あーうー、元は僕の神社だったんだけどねぇ」
実はこのくらいノリの良い一面もある...のかもしれない
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文「まだまだ続くぞ!」
霊夢「しつこいなぁ」
光は落ち着いたものの全方位への凄まじい弾幕が続いている 魔理沙「今度こそ突破させろ!
マスタースパーク!」
スピードはともかく、立ち止まっての弾幕力のぶつかり合いなら魔理沙に分があるのだろう!
光線が弾をかき分け、飲み込み、文まで突き進んだ!
文「今まで真面目に戦ったことはほとんどなかったけど、これなら山の神様にも勝てるかもな」
霊夢「で、その神様の神社はどこ?」
文「この先まっすぐ上に飛べば湖が見つかる。
神社はそのすぐそばだ」
魔理沙「ついて来てくれよ」
文「ちょっと仕事が忙しいからごめん」
こうして二人は湖に達した
霊夢「誰か水面を歩いてくる」
魔理沙「そんなどっかの救世主様のようなこと......してる奴がいるな。
ファッションセンスに問題のある聖者様だぜ」
さて、早苗は湖を渡りきった
早苗「まさか宮司の貴方が直接ここに来るとは。
早速うちの神様に参拝だろうか」 霊夢「というよりはうち以外に神社ができたことに驚くよ」
早苗「俺は風祝の早苗、外の世界では絶え果てた現人神の末裔。
男の巫女と言ったところか。
そしてここは守矢神社、信仰が少なくなった外の世界から神社と湖ごと引っ越して来た」
確かに、原作では自分では知らないようだが諏訪子の末裔らしい
早苗「それで、あなた、黒い方は?」
魔理沙「天狗も河童も悪い神もまとめて懲らしめるヒーローだぜ」
霊夢「俺は......あんな手紙がくるあたり、だいたい知ってるか」
早苗「そうそう、このところ最大の用はこの山を頂くことだけど、それが済んだら博麗
......貴様の神社は全面的に我々に開け渡せ」 霊夢「そんなことをすれば幻想郷におわす八百万の神々が黙ってないぞ」
早苗「これは幻想郷の為でもある。
今の信仰が続けば幻想郷は力を失う。
奇跡を起こす力を失うのですよ」
霊夢「冗談じゃない。
信仰くらい自分でなんとかしてやる」
魔理沙「そうだ。
お前らみたいな怪しい神社に幻想郷が任せられるか!」
早苗「では、我が奇跡を見て考え直せ!
開海『モーゼの奇跡』」
幻想郷では有名ではないかもしれない、旧約聖書の預言者の起こした奇跡である
早苗の下にある湖の水面が持ち上がり、二つに分かれ、霊夢達の退路を断ち、逃げ場を狭めた!
霊夢「これは早くケリをつけたほうがいい!
合体するぞ魔理沙!!」
魔理沙「おう!」 >>281
調べてみたらだいたいおじさんとおじいさんじゃないですか
髪型は、耳の前あたりに長い束があって、そこに蛇飾りが巻きつく以外は短髪、もちろん緑髪
服は原作のに普通の袖をつけて、カエルはベルトのバックルになるイメージです
互いに向き合って右腕で×字を作る
「「ハクレイクロs」」
早苗の放った弾があたり、融合しそこなってしまった
早苗「この手の宣言は連携技の前触れでしょう、常識的に考えて」
魔理沙「いてて、宣言させてやるという常識はないのかよ!」
霊夢「魔理沙こいつに何を言っても通じない!
お前が箒で運んでくれるならこの形態もいいかもな...」
魔理沙「え?」
霊夢の身体から紫色のオーラが放たれ、それが髪に染み込んでいく
服も少しきっちりした
霊夢「旧フォルム」
旧フォルム、靈異伝や封魔録で活躍した姿だ
自力で飛べなくなった代わりに、パワーを中心に身体能力が大幅に上がる!
また、霊夢の近くで周回していた陰陽玉も強化された
靈夢「落とすなよ」 弾幕と噴水を避けた魔理沙の箒から靈夢が跳んだ!
そして宙に浮く早苗に組みついて墜落を狙う!
早苗(一瞬でこれほどの動きができるとは...こいつ、何者?)
さすがに肩を抑えられた状態での抵抗は厳しいか、早苗は靈夢ごと水面に落ちた
早苗「まだだ、我が神のお力はこんな物ではない!
準備『サモンタケミナカタ』!」
陸に上がって弾幕をまき続ける
靈夢「すげぇな星がいくつもある。
目、まわんないのか?」
魔理沙「出してる方は大丈夫だろ。
それより靈夢お前...」
靈夢「ん?
どーした?」 魔理沙「飛べてるぜ!昔の格好で!」
魔理沙ほどではないが、少なくとも3〜4mくらいの高度は維持できるようだ
靈夢「お!
陰陽玉が強くなったおかげ、とかか?」
早苗「どこに逃げようと、隙はない」
頭の蛇を解放し高く舞い上がった早苗の猛攻!
すぐに頭を増やす蛇は氾濫した川のようだ、それをくぐっていくのは魔理沙のみ!
魔理沙「これだけは使いたくなかった......
でも霊夢があのフォルムで戦ってるんだ。
俺も相性の良かったあの形態にならないとな!」
魔理沙も旧フォルムを出す
そこにいたのは毒々しい紫のローブを纏い、三角帽に師にちなんだ三日月をあしらう魔法使いの姿だ
魔理沙「ククク...吾を顕現しむる咎は重い。
汝、覚悟はできて居るな?」 魔法使いのおっさん(30歳)がうふうふ笑うのですね、わかります >魔法使いのおっさん(30歳)
これは美少女への転生不可避ですわ >>285
そうなるとある意味ホラーですね
>>286
MP が たりない !
...そうですね、あまりデザインを細かく決めるつもりはありませんが
新旧共に魔理沙(男)はかっこいい、魔梨沙(男)はかわいい
こういうことでいかがでしょう
早苗「お前一人で何ができる!
所詮祭神もわからない神社ごっこの小屋を巣にした野良魔法使いめ!」
魔理沙「吾への侮辱は甘んじて受け入れよう。
しかし靈夢に対しては赦さぬ!」
魔理沙が何やら小声で詠唱をすると、突然漆黒の魔弾がゆらめきながら現れる
魔理沙「......審判を!...破滅を!」
早苗自身や、その頭の蛇が出す弾幕を押しのける黒弾
蛇に齧らせたら簡単に消えたが、その後ろに回転中の陰陽玉が隠れていた
さすがの早苗もこれには間に合わない!
陰陽玉の直撃を受けて地面に落ちてきた
靈夢「さっき少しだけでも飛べるようになってたのがデカかったな!
魔理沙の弾を追うように投げたんだ!」
早苗「なぜ、これほど強いくせに信仰が少ないんだ」
靈夢「俺が聞きたいよ!」
早苗「よし、うちの分社を置こう」
靈夢「それはそのうち考える」
魔理沙「今は進まねばならん」
早苗「神奈子様にも会われるつもり?」
靈夢・魔理沙「そうだ」 早苗「懲らしめてもらうがいい。
御柱が見えるだろ、あそこを通れ」
その頃守矢神社では
神奈子「博麗神社に充分な御利益があると思うか!
そして我々は諸君らの信仰を得、此の地に落ち着いた後、幻想郷のそれより遥かに優れた外界の文明をもたらす計画がある!!
今信ずべきは守矢か!博麗か!」
「「「守矢!守矢!守矢!!」」」
諏訪子「そろそろ誰かが攻め込む予感がする。
皆、一旦帰りなさい」
神奈子が少し暴走し、諏訪子は興味を持って集まってきた人妖を家に返していた
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
博麗神社留守番
萃香「山はもともと鬼のものだろ。
これからでかくなって暴れてこようかな」
紫「天狗と河童の緊張が限界を超えるから駄目」
永琳「それにしても君、どういう体質ですぐに身体の大きさを変えられるのか、ぜひ調べてみたいな。
これは私の推測に過ぎないが、ただ身体の密度を薄くするだけではスポンジのようにふにゃふにゃになるだけだから、何か凄い秘密があるに違いない!
例えば足元に土中の有機物やミネラルを集め、密度を高めて圧力と熱をかけることで一瞬にして化学反応を起こし巨大な骨格や筋肉を生成。
これを戦闘用の着ぐるみのようにして、中にはいつも通りの君がそのまま入っている」
萃香「どうとでも勝手に考えてればいい」
幽々子「ダイオウイカ、オオウナギ、
変に大きい生き物ってだいたい普通のサイズの種類より味が悪いから嫌」
萃香「鬼を食うのか...」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
博麗神社の簡素な作りとは全く違う高い柱に囲まれた守矢神社は、ある種要塞のように見えた 靈夢達はその中の、柱の間隔が広く空いている場所を道として進もうとしている
靈夢「よし、ここだ!」
魔理沙「ククク...一体、如何な神であろうな」
神奈子「我を呼ぶのは何処の人ぞ。
なんだ、麓の宮司と魔法使いじゃん!
まだ直接挨拶してなかったからね、
私は八坂神奈子、よろしく!
何か用があるかい?」
靈夢「意外だな。
ずいぶんフランクな神様だ」
神奈子「最近は厳かにするより親しみを込めたほうが信仰されやすいんだ」
魔理沙「それはどうだろうと関係ない。
貴様の博麗神社を乗っ取る計画、今こそくじく!」
靈夢「そうそう、俺もそれが言いたかった」
神奈子「あれは結局のところ君達のためになることだ。
信仰を集める手助けをしているのだからね。
ついでに、たかっている妖怪達も成敗して差し上げよう」
魔理沙「ここに着くまでに聞いた、天狗や河童とは基本的に敵対しているそうでないか。
やり方と云う物を考えろ。
...神は死んだ。
フリードリヒ・ニーチェの言葉だ」 靈夢「第一、お前を祀っても信仰が増えるとは限らない」
神奈子が食いついた
神奈子「信仰はゼロ未満にはならない。
今の幻想郷に必要なのは神様を信じる心。
反対する者がいるならひとつひとつ取り除いて行くしかない。
特に霊夢、あなたならわかるはずだ。
信仰がどれだけ重要か。
信仰のないところに混沌が起こるということが。
......そろそろ、真の神の力を刮目するがよい!
神祭『エクスパンデッド・オンバシラ』!」
神奈子が宣言すると、二本のモミの巨木が空中に現れ、枝葉は外れてお札に変身しながら降ってきた
どう避けても、その後も一対ずつ現れる御柱になった巨木の幹で逃げ場が狭まっていく
靈夢「陰陽玉...突破ァ!」
靈夢の投げた陰陽玉が凄まじい回転で御柱を掘削、これで道を確保した
神奈子「ほう...その玉が霊力を溜め込むことはわかった。
しかし、それはここに来る前、早苗との戦いで吸収した分が多い!
私には波長でわかる。そして、その早苗の力の源は私と、我が友、この社のもう一柱の神だ!」
魔理沙「む?
まだ居ったか」
神奈子「今見せてやる...諏訪子!!」 諏訪子「勝手にここまでやって、よくも友達なんて言えたもんだな」
靈夢「かえる?」
諏訪子「カエル言うな!」
魔理沙「待て、勝手に、というのはどう言うことだ?」
諏訪子「話せば長くなるけど、遥か古代、幻想郷ができる前、僕は土着神だった。
そこでは平和だったさ。
でも途中でこいつがやってきた、そして信仰をめぐる戦いに負けて、それからは神奈子が表向きは神社を持った。
まあ完全に滅ぼされはしなかったし、信仰も増えたから一応感謝してるけど。
早苗は僕達のこと、何か言ってなかった?」
靈夢「いや、神奈子って名前だけ」
諏訪子「まあいいや。
雨にも負けず、風にも負けず、冬にも夏の暑さにも弾幕にも負けぬ丈夫な体を持ち、欲はなく......だいたいそんな感じの神に僕はなりたい。
さあ、神の遊び、弾幕祭りの始まりだ
開宴『二拝二拍一拝』」
細かく切れた光線が挟むためのV字列を二回作る
その後飛んで来るのは大弾だ
これはまだ最初、魔理沙も靈夢もすぐに避けることができた
諏訪子「もう一発!
神具『守矢の鉄の輪』!」
輝く輪型の弾幕が次々に現れる、弾が赤いのは古代の銅合金をモチーフとしたデザインか
神奈子「実際に諏訪子はこのような鉄輪で私を迎え撃ったものだ。
まあ、その時は霊力を込めた藤の枝で朽ちさせたがな」
諏訪子「1000年以上前の話でしょ!
今はあれより強いよ」 靈夢「封魔針!」
魔理沙「黒魔弾!」
無駄だった、ただの攻撃なら鉄輪は凄まじい勢いで弾いてしまう
靈夢「魔理沙、神奈子は今枝がなんとかって言った!
植物を使った攻撃が効くとすれば、"あれ"しかない!早く出すんだ」
魔理沙「......霊夢、いや"靈"夢の言うことならば......よし、その目に焼き付けよ、呪木を纏いし我が真の姿を!!」
靈夢が結界で守る中、魔理沙の本当の旧フォルムが作られていく
髪は桃色になり、箒が先端に花をつけた植物の茎のように変わった
そして、服も旧フォルムよりもさらに毒々しい暗い紫の長ローブに変わる、まるで全身に毒の気体を纏っているかのようだ
魔"梨"沙「おっけー、ここは魔梨沙にまかせて。
...キャハハハッ
見られちゃった♪これがボクの一番最初のコーディネートなんだっ」
神奈子「なんだ、これは」
靈夢「呆れるのもわかるが、本当に昔はこんなだったんだ。
神に歴史あり、もちろん人にもある」
諏訪子「わかる!
昔の神奈子はもうちょっと怖かった」 魔梨沙「ねぇ、そんなにお喋りしてていいの〜?」
三人が気づいた時には、かつて箒だった葉を羽ばたかせる植物が伸長し、鉄輪を絡め取るどころか、絞めてへし折っていた
神奈子「私は長年人間達に御柱、巨木を幹だけにしたものを運ばせた。
それだけの大木を運ぶのにどれだけの力が必要だったと思っている!
まして、この程度の蔓!
奇祭『目処梃子乱舞』!」
御柱を模した太い光線に弾幕V字列が結合している!
この突起を伴う御柱が魔梨沙の蔓を引っ掛け、持ち上げて切っていった
魔梨沙「まだまだ伸びる!」
切られた茎からは脇芽が生じ、弾幕に込められた霊力を肥料にしてどこまでも伸びる
諏訪子「複雑さならこれはどうだ!
土着神『手長足長さま』!」
諏訪子の手と足から次々にレーザーが飛び出る!
魔梨沙「自然は曲線を作り、人間は直線を作る。
神様はどっちかちょっとだけ気になったけど、直線の方なのかな?」 諏訪子「神様も意外とせちがらい...。
実務は僕がやってるんだ」
レーザーは鋭く曲がり、次々に魔植物を切った
魔梨沙「これならどう?」
おそらくは西洋魔術の四大元素とされる火、水、風、土を表現するものだろう、四つの玉が魔梨沙を守るように出現、それぞれ弾幕を発する
諏訪子「とてもじゃないけど届かない」
小さい弾達は簡単に防がれた
魔梨沙「なんで...」
靈夢「(魔植物が再生しきらない今、魔梨沙の最大の武器はなくなっている。
ここは俺が突破するしかないな)
陰陽玉!
進めぇ!!」
思い切り投擲された陰陽玉は、空中で強すぎる勢いのためにラグビーボール型に引き伸ばされ、さらにドリル型にねじれた
靈夢「いっけえええ!」
瞬間!
青天の霹靂
よく晴れ渡った秋の空を一つの雷が裂いた
その先にいたのはー
魔梨沙「魅魔様!?」
魅魔「またまた久しぶりじゃ!」 靈夢「助けに来たか邪魔しに来たかどっちだ!」
凄まじい回転を伴って突き進んだ陰陽玉は、魅魔の掌に収まっていた
魅魔「焦るな、ちょっと練り直してやっとるんだ」
魅魔が手を離すと、先ほどより大きなドリルと化した陰陽玉が改めて神奈子と諏訪子を狙った
神奈子「うむ、弾幕密度を増強せざるを得まい。
マウンテン・オブ・フェイス」
大量のお札が花びらのように配置される
陰陽玉ドリルは弾幕をぶち抜いて進むが、お札の塊を一つ超えるごとに失速しているのは明らかだ
魅魔「靈夢、魔梨沙!
ワシがこいつらをひきつけてる間に合体できないか試してみろ!」
魅魔の杖から三日月型の光弾が次々に発射される
神奈子「お前は悪霊か!
清めてくれる!
神秘『ヤマトトーラス』!」
霊力で形成した刃の乱れ撃ちだ!
魅魔「いらんな、毒気なら抜け切った。
真・マスタースパーク!」
魅魔のマスタースパークは魔理沙のそれをはるかに凌ぎ、弾消しどころか神奈子と諏訪子を飲み込んだ
魅魔「魔界のもんに比べたら、大したこともないのぅ、さて...あいつらは」 いきなり安価が出ました
とりあえず待ってみましょうか、もちろん魅魔スパークは
やったか?→やってない
のお約束どおりです でも魅魔様の女装ならちょっと見たいかも ←正統派ファン /
/ でも魅魔様の搾乳なら
∠ ちょっと見たいかも
∧_∧ \_____________
( ´Д`) _
/⌒ヽ/ / _)
/ \\//
/ /.\/
/ ∧_二つ
/ /
/ \
/ /~\ \
/ / > )
/ ノ / /
/ / . / ./
/ ./ ( ヽ、
( _) \__つ 靈夢・魔梨沙「旧・ハクレイクロス!」
古の力と最近できた技が一つになる
今こそ合体だ!
そこに通りがかりの人間が一言
「でも魅魔様の搾乳なら見たいかも!」
...彼はこれから一つ活躍する
ちなみにすべて無事に終わった後魅魔様に闘魂注入されたらしい
魅魔「お前は何を言っとるんじゃ!
闘魂なら後でぶち込んでやる!ちょっと待っとれ」
魔靈夢「魅魔!
やり終えたぞ」
魅魔「遅い遅い。
今ワシが倒しちまったぞい」
しかし、煙の中から二神が再び現れる 神奈子「面白いことができるじゃないか」
諏訪子「どこまで持つかな。
土着神『宝永四年の赤蛙』」
諏訪子が分身、ほとんど瞬間移動のような動きで魔靈夢の懐に入り、回し蹴りを繰り出した
魔靈夢「!
速すぎる!」
そのままクレーターの様に地面にめり込んでしまう
諏訪子「まだ終わってないぞ!」
そのまま元の場所にいる諏訪子が弾幕を発し、諏訪子の分身はクレーターの中央にいる魔靈夢を追いかける
魔靈夢「やるじゃねえか...もう目が慣れた。
同じ動きは喰らわねえ」
少し前に失速して地面に落ちていた陰陽玉が靈夢の手に乗る、すると
魔靈夢「俺も瞬間移動だ」
魔靈夢は諏訪子の後ろにいた
神奈子はといえば魔靈夢にさらなる攻撃を加えようとするが、魅魔に防がれていた
弾幕よりも正面突破に向いた肩の御柱を振り下ろすが、魅魔のさすまたの様な形状の杖がうまく掬って受け流すのだ
そして魔靈夢の投げが炸裂する!
諏訪子「あー!」
諏訪子本体が分身諏訪子に空中で激突
一方神奈子は太い打撃で魅魔の杖を落とし、魅魔を無視して魔靈夢を狙っている
人間「魅魔様あああ!」
諏訪子「神奈子、あれしかないよ」
神奈子「わかっている!来い」
「「諏訪大戦〜土着神話vs中央神話」」 魔靈夢の上を取った神奈子と、地面に近い諏訪子がそれぞれ、藤の枝を模したうねりの強い弾幕と、赤い輪型の弾幕を発している
この時、靈夢達の装備にも合体が起こったのか、陰陽玉が芽吹いた
魅魔「...あれは?」
その芽はすぐに成長し、枝先には新しく小さな陰陽玉をブドウの様に実らせた
その一つ一つが諏訪子と神奈子に飛びつく
魅魔「やはり!
靈夢の陰陽玉と魔梨沙の魔植物の間に融合が起こったのじゃ!」
神奈子「なんだこれは!
払いきれん!」
諏訪子「しつこいなぁ!」
魅魔「それにしても...なぜ旧フォルムへの変身がここまで長続きする?」
魅魔の指摘は正しく、まさにそう言い終わるか終わらぬかの時に二人は合体がとけ、通常の姿に戻った
霊夢「今日は疲れたな」
魔理沙「いい加減さっさと済ませて帰ろうぜ」
魅魔「武器が壊れたが応援するぞい」
人間「今投げまーす!」
人間が投げた三日月杖は、無事魅魔の元へ届いた
魅魔「ほい、ありがとさん」 神奈子「早苗の奇跡の力を吸い取った手品ももう終わりか。
ここまで我々の神社で暴れて、無事に帰れると思うな!」
諏訪子「神奈子はちょっと暴れやすいけど、今回は賛成」
神奈子「神符『神が歩かれた御神渡り』!」
諏訪子「祟符『ミシャグジさま』!」
霊夢「夢想封印・瞬!!」
魔理沙「ファイナル・マスタースパーク!!」
魅魔「ワシのも合流させるぞ」
八卦炉の耐久の限界を無視した一撃必中の魔砲の守りを、虹色に輝く陰陽玉が固めている
三人の弾幕は神を越えた
霊夢「山で信仰したい奴を集めてくるぐらいは好きにすればいい。
だが里やうちで暴れるなよ」
神奈子「うむ、仕方あるまい」
諏訪子「というわけだから信者増やしは神奈子、よろしく」
神奈子「おい、ここは私が代表の神社のはずだが?」
諏訪子「だからこそでしょ、僕が実務で君が営業。
この役割分担の方がお互い良いって決まったじゃないか」
魔理沙「神様も世知辛いんだな」
霊夢「そりゃそうだ、信仰を集めないと神様は消滅するようにできてるし、信仰されるにはちゃんとした社がいる。
現実的な話としてある程度のお金が必要なのは仕方ない。
俺は神社を追い出されても、裏の山の木で材木屋とかやれるかもしれないけどな」 そこに早苗も歩いてやってきた
早苗「そうなったら守矢神社の勝利なわけですね」
魅魔「無理無理、こいつはなかなか強い」
霊夢「この幻想郷の結界を管理してるのは俺と紫だからな。
紫ってのはそのうち会うだろうが、強くて胡散臭い妖怪だ。
俺があっさり諦めてもあいつは違うだろう。
じゃあな、もう面倒ごと起こすなよ」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
幻想郷の上空にある天界、ここにも妖怪と同じく外で忘れ去られた天人が住んでいた
天子(男)「暇だなぁ。
地上に行ってみたくなった」
完 ( 魔) 魅魔様、闘魂注入、おなしゃす!
罪)( 罪)/( 罪)/ <イッノッキ! イっノっキ!! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています