インドの神話でインドラという神が、ヴリトラという蛇の怪物を倒すという話がある
インドラとヴリトラは一時戦ったが、ヴィシュヌの仲介によって休戦し、休戦条件としてヴリトラは
「インドラが昼でも夜でも自分を殺すことが出来ない」 という条件を勝ちとった
そこでインドラは、ヴリトラを強力な酒で酔わせ、昼でも夜でもない時間帯に
ヴァジュラ(密教で使う金剛杵)でヴリトラを打ち取った
(ヴリトラの話は諸説あって一定しないが、大体こういう話)

「昼でも夜でも倒せない」というのはまさに、ヴリトラが二元性の生き物だからだろう
すなわち、ブリトラは自我の暗喩ということになる
そこでインドラは昼でも夜でもない時間... つまり、二元性を越えた中道によって、
ヴリトラを打ち取ることが出来た

おそらくこの話は日本の八岐大蛇を、スサノオノミコトが打ち取る時の話と同じものだ
ここでも怪物を倒すために、酒で酔わせるという話があるわけだ
この酒はおそらくなんらかの意味を持ってる
オロチは自我だから、自我を酒(暗喩)に酔わせ弱くする、
何らかの手法があるはずだ
これが何なのかわからないが... そのうち見つけられるかもしれない