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前文略

 テレ東の総合編成局宣伝部は本紙取材に「4月編成について、現時点で決定していることはございません」と、「現時点で」の断りを入れて回答。複数の関係者の話を総合すると調整していることは事実で、現在は「確定」ではなく「内定」の段階という。

 それにしてもなぜ「WBS」を日本テレビ系「news zero」やTBS系「NEWS23」の午後11時枠から、報道の雄≠ノ君臨する「報ステ」にあえてぶつけるのか。らしくない°Cもする。

 というのも、テレ東は、独自路線をばく進する局だ。NHKや民放局がこぞって国内外のビッグニュースを特番放送する時もサラッと通常運転。象徴的なのは91年1月17日の湾岸戦争開戦だった。

 他局がセンセーショナルに報道特番を展開するのを尻目に、アニメ「楽しいムーミン一家」を予定通り放送。18・7%の高視聴率をマークした。

 これ以降も、他局の特番のウラで通販番組「ジャパネットたかた」や料理番組を放送。いつしかネット上で「テレ東伝説」なるパワーワードも誕生した。

 バラエティーも秀逸で「家、ついて行ってイイですか?」は斬新な企画で、アダルト業界がパロディー作品をリリースしたほどだ。

 独自色が濃すぎるテレ東が「WBS」を「報ステ」にぶつけるのは、ある計算≠ェあるという。関係者の証言。

「『報ステ』はニュース全般を扱うのに対し『WBS』は経済中心で差別化を図れます。独自路線で勝負できる!と判断したようです」

 加えてライバルは今年、評価がガタ落ちした。「報ステ」は4月、新型コロナウイルス感染対策が緩すぎて、メインキャスターの富川悠太アナウンサーやスタッフたちが陽性となり、世間から猛批判された。

「『報ステ』の平均視聴率は15%前後で、前身の『ニュースステーション』の勢いはありません。だから、テレ東も真正面から挑もうとしているようです」(前出関係者)

 といっても、「WBS」の平均視聴率は3%前後。大きな挑戦になることに変わりない。

 来年4月からの新「WBS」のメインキャスターは、報道局の大江麻理子(42)が続投する。

 もう一人のメインキャスター、須黒清華アナ(36)は第1子を妊娠中で年明けから産休に入り、後任をすえるかは未定。「WBS」の移動に伴い、現在平日午後10時枠で放送されている5つの番組は、他の時間へのスライドで調整中という。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/2538051/

(略)