0001Felis silvestris catus ★
2020/10/27(火) 21:30:02.94ID:CAP_USER9「冷や飯」危惧しハラハラ WTO事務局長選で日本政府の「読み違い」
抜粋
■戦術で失敗した日本
■戦術で失敗した日本
日本政府の戦略は「anything but Korea」だった。この戦略は無理もない。韓国は日本による輸出管理措置を不満としてWTOに提訴。韓国による日本の水産物の輸入禁止措置を巡っても争った。日本政府に言わせれば、兪氏を支持する合理性が全くなかった。韓国は事前に、兪氏が事務局長になっても、輸出管理措置については公正に扱うという条件で、日本の支持を求めたが、「信じられるわけがない」(政府関係者)として、断った経緯がある。
ただ、日本は戦術で幾つか失敗した。まず、対抗馬としてアフリカからの候補者に目をつけ、最終的にオコンジョイウェアラ氏を推すことを決めた。日本と利害関係が衝突しないことや同氏が外相や世界銀行のナンバー2を務めたことがあるなど、政治・国際経験が豊かだったからだ。
だが、国際社会はアフリカ勢に冷たかった。欧米社会を中心に「G20でもない国の出身者が、国際的な通商問題をさばけるのか」という声が出て、票がなかなか伸びていかない。
他の候補も様々な問題を抱え、選挙戦を優位に戦えなかった。英国の候補者は、ブレグジット(BREXIT)がたたり、欧州連合(EU)諸国がそっぽを向いた。メキシコは、8月に辞任したアゼベド前事務局長がブラジル出身で地域性がかぶり、第1ラウンドで早々に撤退した。
そんななか、最終ラウンドに進出する2人のなかに滑り込んだのが兪氏だった。国際社会での地位向上にこだわるお国柄もあり、韓国政府が全面的にバックアップ。康京和(カンギョンファ)外相はもちろん、文在寅(ムンジェイン)大統領もドイツやロシアの首脳と電話会談を行い、兪氏を売り込んだ。猛烈な選挙戦が功を奏し、EU諸国は同氏支持を固めたという。
朝日新聞編集委員・牧野愛博
※AERA 2020年10月26日号
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2020102300008?fm=topics
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欧州連合(EU)加盟国が26日(現地時間)、世界貿易機関(WTO)事務局長選挙の決選でナイジェリアのオコンジョイウェアラ氏を支持することで合意した、とAFP通信が報じた。
AFP通信によると、EUは27日、公式にオコンジョイウェアラ氏への支持声明を発表する予定だ。EU加盟国の大使たちは決戦に進出した韓国産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長とオコンジョイウェアラ氏のうち、どちらを支持するかの合意を形成するため、同日会った。
最初の会議では合意はならなかったが、今後の会議でオコンジョイウェアラ氏への支持で固まると言われている。あるヨーロッパ消息筋は、7カ国が兪明希氏を支持していることを声明に記録するよう要求したが、ほかの国々ではオコンジョイウェアラ氏を支持することが「アフリカに明白なシグナルを送ることであり、相互の信頼のシグナルだ」と述べたと語った。ナイジェリア出身のオコンジョイウェアラ氏は、ナイジェリア財務相や外相、世界銀行副総裁などを務めた。
兪明希氏は今回のWTO事務局長選挙で、韓国人として初めて決戦に進出した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領や丁世均(チョン・セギュン)首相らは最近、他国の首脳に電話や手紙を通じて兪明希氏支持を訴えている。
WTOは今月19日から164の加盟国を対象に兪明希氏とオコンジョイウェアラ氏の最終支持度調査をしているところで、この調査は27日まで予定されている。事務局長は選出期限の来月7日まで意見一致を導き出す過程を経て、来月最終選出される。
キム・スンヒョン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2020/10/27 08:13
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/10/27/2020102780004.html
(略)