政府は5日午前、首相官邸で能登半島地震を受けた非常災害対策本部(本部長・岸田文雄首相)の会合を開いた。首相は孤立集落や安否不明者が「相当程度」残っているとして、状況を早急に確認するよう関係閣僚らに指示。生活となりわいの支援パッケージ策定も求めた。

 同本部開催は4日連続で、首相は「いまだ救助が難航している箇所もあるが、諦めず粘り強く、漏れのない救助活動をお願いしたい」と要請。ライフラインの復旧を進めるため、輸送ルートの回復に全力を挙げる考えを強調し、食料や生活物資の調達・輸送も急ぐよう促した。

 支援パッケージについては「与党と連携し、被災地のニーズを踏まえ可及的速やかに取りまとめてほしい」と述べた。仮設住宅や災害公営住宅建設の準備を進めることも指示した。

時事通信
2024年01月05日12時06分
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