自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題で、同派の堀井学衆院議員(比例北海道ブロック)は14日、販売ノルマの超過分に対する派閥からの還流として、2018~22年の5年間に1千万円超を受け取り、裏金にしていたと認めた。朝日新聞の取材に答えた。

 自ら裏金作りを認めたのは13日の宮沢博行前防衛副大臣に続き2人目。

 堀井氏によると、秘書が派閥事務所を訪れて受領していた。当時の秘書はいずれも現在は事務所に在籍しておらず、正確な裏金の金額を確定するまでには精査が必要と説明した。

 裏金の使途については「秘書が事務所全体の経費として使っていた可能性がある」とし、自身の私的利用は否定。政治資金収支報告書に記載しないよう派閥から指示があったかは「秘書を信頼していて、正直分からない」とし、「国民に政治不信を招いていることに深くおわび申し上げたい」と語った。

 堀井氏は元スピードスケート選手で衆院当選4回。9月から内閣府副大臣。14日、辞任した。(森岡航平)

「受け取った秘書はいま一人もいない」 一問一答

 堀井氏との主なやりとりは次の通り。

朝日新聞
2023/12/14 20:18
https://www.asahi.com/sp/articles/ASRDG6R6DRDGUTFK02Q.html