基本的に保守派による体制の劣化叩きっていうのは本質を見誤っていることが多い。
上からの劣化と捉えるんだが実際は下からの浸潤であり
体制の弱体化によって起きる問題なんだからいくら語気を荒げて叩いてもどうにもならない。
巨悪と思って叩いていた上層部が実際は脆かったという問題で
そんなに強く叩かなくても勝手に瓦解していくだろう。
問題は弱体化した体制はいくらでもサヨクの付け入る隙があるということ。
そういう意味で保守派の自民叩きは暫定的な意味は認めなくもないがやっぱり本質ではない。
サヨクからあれだけ叩かれて劣化しないわけがないってのが本質にある以上
そんなに真剣に叩く動機を見いだせないってのが実際のところで
確かに劣化してるんだから免罪はできないが
じゃあ自覚的な保守派が取って代われば彼らを腐らせた理由も得心が行く
凄まじいバッシングを目の当たりにすることだろう。
まあこの国の場合特に戦後は元々そんなに体制が健全に機能していたと言えない面もあるが
強者であることの悪を繰り返し刷り込まれた連中が体制についたことで
失われた30年は静かに進行していった。