厚生労働省は29日、医療機関などでの保険診療のうち、マイナンバーカードに健康保険証機能を持たせた「マイナ保険証」を患者が8月に利用した割合は、4.7%だったと明らかにした。利用率の低下は4カ月連続。厚労省は、別人情報のひも付けなどトラブルの多発が影響した可能性があるとみている。

 政府は4月、医療機関や薬局に、保険証の番号やマイナンバーカードのICチップを用いて、オンラインで患者の保険資格を確認するシステムの導入を原則、義務付けた。

 8月のオンライン資格確認の件数は約1億5732万件で、マイナ保険証の利用は4.7%に当たる約734万件だった。

共同通信
2023/09/29 18:57
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