13日の内閣改造で防衛相に起用された木原稔氏は同日夜の就任記者会見で、10万円の政治献金を受け取っていたなどと過去に報じられた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係について「(旧統一教会やその)関係団体との関係を絶っているということを申し上げたい」と語った。

 自民党が2022年9月に公表した教団側との接点に関する調査では、木原氏は「関連団体の会合に議員本人が出席し講演」となっていた。さらに、12年衆院選の選挙運動に関する収支報告書要旨の中に、関連団体「世界平和連合」から10万円の寄付と記載されていたことがわかっている。

 木原氏は会見で「自民党の調査に回答しており、特に過不足はない。党の方針として、関係団体との関係は絶つべしということであり、その通り関係を絶っている」と述べた。経緯の詳細には言及しなかった。

 岸田文雄首相は同日の記者会見で、「各閣僚について、現在は旧統一教会との関係を一切有していないということを前提として任命している」と言及している。【源馬のぞみ】

毎日新聞
2023/9/13 23:46
https://mainichi.jp/articles/20230913/k00/00m/010/443000c