自民党女性局の松川るい(52)、今井絵理子(39)の両参院議員ら38人が参加した7月下旬の訪仏視察に対し、「血税を使った観光旅行ではないか」などと批判が出ている問題をめぐり、新たな“問題”が浮上している。

「観光旅行」との指摘について参加議員らは、訪仏の目的は、同国の義務教育開始年齢の3歳への引き下げの効果などについて調査するため──などとしているのだが、SNS上でアップされた写真の一部にはなぜか、国会議員らと同じ赤い紐が付いた名札と見られるものを首からぶら下げた「日本人とみられる2人の女児」の姿が写っていたからだ。

 女児は議員らとの全体写真にも登場。現地在住で、たまたま遭遇した可能性もゼロではないが、ネット上では、《この子供たちは何を研修するために同行したのでしょう》《家族旅行そのものだろ》《こども連れの研修って、一般企業ではあり得ないわ。完全な慰安旅行》などと総ツッコミ状態となっている。

 女児がどの参加者の関係者だったのかはともかく、今のご時世、子どもの写真を何の配慮もなくSNSに投稿するのはあまりにも軽率で非常識。特定されればトラブルに巻き込まれかねないからだ。

《もちろん子供には何の罪はないのは言うまでもない。ただ、子連れでも参加しなければならないほどの研修だったのか》

《ぼかしもなく、アップはマズイよ。自民党議員がいかに人権意識がないかの表れだな》

 この問題、まだ続きそうだ。

日刊ゲンダイ
23/08/01 16:20
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