障害児通所給付費を不正に受給したとして、宇都宮市は21日、同市平出町の障害児通所施設「ピルエット」を3カ月間の新規利用者受け入れ停止の処分にしたと発表した。市は約640万円の返還を求める。同施設は船田元衆院議員(栃木1区)が代表である理事長を務めている。

 市子ども政策課によると、同施設は障害がある児童らが馬と触れ合うことができる通所施設。2021年4月~22年9月、人員の配置人数が法律の基準を満たしていないのにサービスを提供する状態が断続的に続いたにもかかわらず、給付費を受け取っていた。

 昨年9月に施設側から人員配置について市に相談があり、市が監査をして発覚した。【池田一生】

毎日新聞
2023/7/21 19:22
https://mainichi.jp/articles/20230721/k00/00m/040/435000c