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2023/06/15(木) 15:48:11.18ID:Cs0jskel96月4日に行われた東京都議補欠選挙で当選した自民党の鈴木章浩都議(60)について「 週刊文春 」にこう告発するのは、東京都大田区に住む40代男性のAさんである。
「はあ? 警察? たいしたことないだろ!」
Aさんが突然事故に巻き込まれたのは今年1月29日の日曜日、午前11時半頃のこと。1車線しかない一方通行の細道を自転車で走っている時だった。
「小さな交差点にさしかかった時に、右手の一時停止のラインからすっと自動車が進入してくるのが見えました。とっさのことで避けることもできず、車と私の右のふくらはぎが接触したんです」(Aさん)
ところが、
「その運転手は、すぐに車から出てこず、私が手招きするとようやく車から降りてきた」(同前)
さらに「警察を呼びましょう」と呼びかけるAさんに対して、運転手はこう反論したという。
「はあ? 警察? たいしたことないだろ!」
そこでAさんは自ら110番通報し、警察を呼んだ。この運転手こそ、鈴木氏だったのである。
鈴木氏は1999年に大田区議会議員に初当選。2期務めた後の2007年には都議補選に大田区選挙区から出馬し、当選した。
「都議会では財政委員長などの要職に就いたことも。自民党会派では政調会長代行も務めました。2012年には上陸が禁止されている魚釣島に上陸したことが物議を醸しました」(都政担当記者)
都議会で起きた「セクハラヤジ騒動」
この鈴木氏が全国的にその名を轟かせたのが、2014年6月に都議会で起きた「セクハラヤジ騒動」だ。
「晩婚化の支援策について質問していた塩村文夏都議(現参院議員)に『自分が早く結婚したらいいじゃないか』とのヤジが飛んだ。これに対して塩村氏や、当時所属していたみんなの党が猛反発。犯人特定のための調査が行われる事態となりました。鈴木氏は当初から犯人と疑われたものの『寝耳に水でびっくり』などと発言を否定。しかし英BBCや米CNNなど欧米メディアも報じる大騒動となり、その後一転して自身の発言だったと認め、謝罪した。鈴木氏の事務所に生卵が投げつけられるなど世論の反発はすさまじく、都議会自民党から離脱したのです」(前出・記者)
その後、2021年の都議選に落選、事故を起こした今年1月時点は復活を期す雌伏の時を過ごしていた。
人身事故ではなく、あくまで誘因事故であると主張
今回の事故後の対応に、Aさんは怒りを増幅させた。例えば警察を待つ間、Aさんと鈴木氏は連絡先を交換していなかったが、警察が到着すると、
「警察官に『連絡先交換しましたか?』と訊ねられた鈴木氏は、『しました』と平然とウソをつきました。その言葉にさらに不信感が増した。事故当日、鈴木氏から一切謝罪の言葉はありませんでした」(Aさん)
Aさんは右ふくらはぎの打撲と頚部のムチ打ちでコルセットを巻くことを余儀なくされ、10日間の通院加療が必要と診断された。
「結局10日ほど仕事を休まねばならなかった。補償については保険会社とのやりとりになると思ったのですが……」(同前)
ところが、事故2日後に保険会社から連絡を受けたAさんは愕然としたという。
「保険会社の担当者から、鈴木氏が弁護士を立てて争う意思があると聞かされたのです。さらに鈴木氏が人身事故ではなく、あくまで誘因事故であるとの主張に変えてきたことを知らされました」(同前)
誘因事故とは物理的な接触がなく、あくまで当事者同士の動きに誘発された事故を指す。
「警察からは『(誘因事故ではなく)人身事故です』と聞いていたので、なぜそんな主張をしてきたのか、理解に苦しみました」(同前)
鈴木氏側の弁護士とAさんの話し合いの場が設けられ、今年5月、弁護士からAさんに対して示談書が届いた。
「治療費や休業損害、障害慰謝料などで損害額の合計が約21万2千円でした。専門家にも相談しましたが、少なすぎるとの見解でした。事故当日からの態度に不信感でいっぱいで、納得いかず、今も示談には応じていません」(同前)
今回の事故の問題点について元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士はこう語る。
「もし被害者が事故で怪我をしている可能性を知っていながら鈴木氏が車から降りてこず、110番通報もしなかった場合、道路交通法第72条で定められた救護義務違反に当たる可能性があります」
続きはWebで
文春オンライン
6/15(木) 11:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0eb54e52126b8e4ddb52bee8154dec309b5281c