栃木県議選の小山市・野木町選挙区(定数5)では自民現職の板橋一好氏(82)が全国最多となる14回目の当選を果たした。

 板橋氏は1971年に初当選し、現在は自民県連副会長。昨年12月の県議会で若年層の投票率向上策について議論になった際、「投票率を上げなくていい。関心のない人に投票させたら、ろくな結果にならない」などと発言し、問題視されても撤回しなかった。

 また昨年9月、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体「世界平和連合」の県連合会代表を務めていたことが明らかになり、辞任した。

 当選後、これらの問題の選挙戦への影響を記者団に聞かれ、「逆風だったとは思わない」と述べた。

 現職の都道府県議で全国最多の当選14回だった細田重雄・島根県議が、今回は立候補せず引退した。一方、岐阜県議選では自民現職の猫田孝氏(83)も14回目の当選を決めた。(山下龍一)

朝日新聞
2023/4/9 23:57
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