村八分の凄惨な実態

 2013年5月10日朝、大分県宇佐市内の農村に住む元公務員の70代の男性は野菜の出荷作業中に、地域の長老的存在の住民に車の中に呼び入れられ、こう告げられた。

「付き合いせんことに決めたから。市報も配らんし、行事の連絡もせんので、参加せんとってくれ」

 心当たりはあった。この日の約1カ月前、男性が法事で関西方面に出かけている間に集落の13世帯の住民らは会合を開き、男性を「村八分」とすることを全会一致で決議。翌日には、自治区の戸数が1戸減ったと市に届け出ていた。きっかけとなったのが、国の「中山間地域等直接支払制度」を巡るトラブルだった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f60b5ab59c0ab61698796a1bf07f73b45474e2dd
https://bunshun.jp/articles/-/60840
「なんでこんな目に遭わんといかんのか」100万円単位の金銭が持ち逃げされることも…地方の集落で行われている“公金搾取の狂気”の実態
2/25(土) 6:12配信