岸田文雄首相は8日の衆院予算委員会で、同性婚制度に関し「社会が変わってしまう」とした自らの答弁を撤回しない考えを示した。「議論まで否定するというネガティブなことを申し上げたつもりはない」と正当化。同性婚を巡る国民的な議論が必要だとも訴えた。野党は、LGBTなど性的少数者を傷つけかねない答弁だとして追及した。

 首相は1日の予算委で、同性婚の法制化に慎重な姿勢を示した上で「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」と答弁していた。

 8日の予算委では、立憲民主党の岡本章子氏が「当事者はネガティブな表現と受け止めている」と批判し、謝罪と撤回を要求した。

共同通信
2023/02/08 16:34
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