衆院議長の細田博之氏(78)=島根1区、11期=が次期衆院選に12選を目指して立候補する意向を固めた。27日、山陰中央新報社の取材に答えた。既に複数の支援者にも伝えている。高齢に加え、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を巡る問題などの説明責任が問われる中、今後の言動に注目が集まる。

 細田氏は取材に対し「私も元気だから、地域のため国家のために頑張る気持ちに変わりはない」と述べた。関係者によると、細田氏は今後の衆院解散に備えて、立候補の準備を進める意思を支援者に伝えた。

 細田氏を巡っては教団とのつながりを追及され、2022年9月に複数の接点を認める文書を公表。10月にも補充説明した。今月24日には衆院の与野党代表者に対して非公開で説明したが、野党から「説明責任を果たしていない」と批判されている。

 細田氏は取材に対し、この点について「私としては(これまでに)ちゃんと経緯は話している」と述べるにとどめた。

 次期衆院選は、前回選で細田氏に敗れた立憲民主党の亀井亜紀子氏(57)が再び党公認で立候補する予定となっている。

山陰中央新報
2023/1/28 04:02
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/331815