菅前首相 ベトナム国家主席と会談 “ODA活性化が重要”で一致
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230110/k10013945171000.html

2023年1月10日 6時44分

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ベトナムを訪れている自民党の菅前総理大臣は、フック国家主席と会談し、経済的な連携の強化に向けて、日本からベトナムへのODA=政府開発援助を改めて活性化させることなどが重要だという認識で一致しました。

自民党の菅前総理大臣は、9日、ベトナムの首都ハノイで、チン首相と会談したのに続いて、フック国家主席と会談しました。

冒頭、フック国家主席が「総理大臣として多くの功績を残されたことを高く評価している」と歓迎の意向を示したのに対し、菅氏は「おととし訪問した際、心温まる歓迎をいただいた。ベトナムに戻ってくることができ、大変喜んでいる」と応じました。

そしてフック国家主席は、ことし日本とベトナムの外交関係が樹立されてから50年となるのにあわせて、ハイレベルの交流が進むことに期待を示すとともに、経済的な連携の強化に向けた支援を要請しました。

これに対し菅氏は、関係強化に努める考えを伝え、両氏は日本からベトナムへのODA=政府開発援助を改めて活性化させることなどが重要だという認識で一致しました。

会談後、菅氏は記者団に対し「ベトナム側の公式招待を受けて訪問した。経済だけでなく、人材育成、安全保障などあらゆる分野で両国関係を一層強化していく」と述べました。