大阪府議会 ギャンブル依存症 条例案可決|読売テレビニュース
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2022.10.26 19:13

 大阪府議会で審議されていたギャンブル依存症対策を進めるための条例案の採決が26日行われ、維新の条例案が賛成多数で可決されました。

 大阪府議会にはギャンブル依存症対策を推進する条例案が大阪維新の会と自民党からそれぞれ提出されていて、採決を前に条例案の内容をめぐって維新と自民の間で応酬が繰り広げられました。

 自民党府議団・原田亮幹事長「本当に当事者目線に立った当事者に響く、届く実効性のある啓発ができるのかどうか」

 大阪維新の会府議団・上田健二府議「個別具体的な施策について、依存症推進本部で議論されるべきである」

 原田幹事長「結局は大阪府知事を本部長とする推進本部任せになっているところが不備があると認識している」

 その後、採決が行われ維新の会が提出した条例案に公明党や共産党などが賛成し、可決されました。一方で自民党の案は否決されました。

 可決された条例案は、大阪府に依存症の対策推進本部を設置するほか、企業版ふるさと納税制度を活用して、民間から資金を集め、依存症対策の財源とすることなどが盛り込まれています。

 府議会ではこのほか、大阪・関西万博に出展する「大阪パビリオン」の建設にかかる府と市の負担額について当初より41億円高い111億円に増額する補正予算案についても賛成多数で可決されました。