衆院の細田博之議長が29日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体と自身の接点に関する説明文書を公表し、教団関連会合に計4回出席したことなどを認めた。だが、詳細な説明はなく、野党側は「報道の指摘を追認しただけ」「ますます疑念が深まった」などと批判。更なる説明や辞任を求める意見が出た。与党側からも「問題の収束は遠い」と悲観する声が上がっている。

「くれてやる」上から目線の文書

 「本当にこんな内容のものを配ったのか……」。細田氏の説明文書のコピーを手にした自民党中堅議員は内容の乏しさに絶句した。

 A4用紙1枚の文書は、これまでに報道された教団関連会合への出席などを認めた一方、選挙時に団体から示された「支持」の内容や、政治資金パーティーの収入の有無などについての言及はなく、「今後、適切に対応してまいりたい」と結んでいた。中堅議員は「野党やマスコミがわめいているから…

毎日新聞
2022/9/29 20:53
https://mainichi.jp/articles/20220929/k00/00m/010/269000c