民放テレビ局の情報番組に出演するコメンテーターの発言で名誉を傷つけられたとして、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は29日、読売テレビ、TBSの2社とコメンテーターを務めた弁護士3人に計6600万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

 旧統一教会側は、読売テレビの「情報ライブ ミヤネ屋」内での紀藤正樹弁護士と本村健太郎弁護士、TBSの「ひるおび」内での八代英輝弁護士の発言で名誉を毀損(きそん)されたと主張している。読売テレビと紀藤弁護士、同社と本村弁護士、TBSと八代弁護士にそれぞれ2200万円の支払いを求めている他、謝罪の広告と放送も求めている。

 読売テレビは「訴状を確認した上で今後の対応を検討する」とコメントした。TBSは「訴状を受け取っていないので、コメントは差し控える」としている。【遠藤浩二】

毎日新聞
2022/9/29 14:10
https://mainichi.jp/articles/20220929/k00/00m/040/087000c