世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を20年以上、取材し続けているジャーナリスト鈴木エイト氏が10日、TBS系「報道特集」(土曜後5・30)にVTR出演し、安倍晋三元首相の国葬による教団側への影響を懸念した。

 安倍元首相は生前、教団にビデオメッセージを送るなど、教団や関連団体との関係性が指摘されている。自民党は安倍元首相の銃撃事件に教団との問題が絡んでいることを受け、党所属の国会議員らには一切の関係を断つよう指導するとしている。

 一方で鈴木氏は、今回の国葬が実施されれば、教団側にメリットが生じると指摘。「国葬されるような偉大な政治家が自分たちの教団、その関連団体にビデオメッセージを寄せてくれた、最大級の賛辞を寄せてくれたと(宣伝される)。自分たちはそれほど素晴らしい団体なんだということの裏付けになりますよね」。さらに「勧誘活動にも利用されるし、結局それは新たな被害者の生産につながるということで、そのためにも利用される危険性はありますね」と危惧した。

スポニチアネックス
9/10(土) 18:16配信
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