日本維新の会は16日、党代表選(27日開票)の街頭演説会を都内で行い、立候補している足立康史衆院議員、馬場伸幸共同代表、梅村みずほ参院議員の3氏がそれぞれ演説した。全国政党化に向け、「改革」をめぐる論戦を通じて首都圏でも存在感をアピールする狙いもあり、17日に川崎市でも街頭演説会を予定している。

足立氏は「維新にも(国会の)赤じゅうたんにまみれ、勘違いしている議員が増えてきた」と指摘し、国政優位ではなく、地方議員と国会議員が横並びとなる党改革の必要性を強調。「岸田文雄首相と戦い、討論力で負けない維新の国政のリーダーになれるのは私しかいない」と訴えた。

馬場氏は「自民党政治をピリッとさせる野党が日本に必要だ」と強調。「国政で維新と自民が改革競争をすることで国民に大きなメリットが生まれる。今回の代表選は、これからの日本がどの方向に進んでいくのかを決める非常に重要な選挙戦だ」と訴えた。

梅村氏は国会議員の多選禁止による人材の流動化や、党内資金の透明化といった公約を説明。維新は若年層や女性の支持が弱いことを挙げて「女性が訴えてこそ響く政策がある。女性リーダーという新たな、奇抜な一手を生み出してもらいたい」と訴えた。

https://www.sankei.com/article/20220816-NE3MM2H2ABPIZJ7K4B7YU7Y4I4/