12月に行われる宮崎県知事選にタレントで前の知事の東国原英夫氏が立候補する意向を固め、17日、宮崎市で出馬会見を開きます。

一方、4期目を目指す現職の河野氏はすでに出馬を表明していて、現職と前の知事の異例の選挙戦となる可能性が高まっています。
17日、宮崎市で会見を開き、12月の知事選に出馬を表明することを明らかにしたタレントで前の知事の東国原英夫氏。

出馬表明を前に、県内の各市町村長のもとに足を運ぶなど、知事選を見据えた動きを活発化させています。

(東国原英夫氏)
「(河野知事の)12年間宮崎県政はどうなんでしょうかということ。否定するわけじゃないが、検証が必要なんじゃないかと思う。それでもう一度、僕にやらしてもらえないかなという提案をさせていただく」

知事選をめぐっては、去年11月に現職の河野俊嗣氏が立候補を表明しています。

(現職の河野俊嗣氏)
「引き続き、私のこれまでの経験を生かして宮崎の更なる発展に向けて、自分こそ先頭に立って宮崎を率いていくべき。(東国原氏が)どのような表明をなさるのかそれを伺ったあとで私の考えはご説明したいと思います」  


東国原氏が出馬表明することを受けて、すでに河野氏への推薦を決めている県経済団体協議会の福良公一会長は、「安定した県政を期待している。現知事を一致団結で支持する」とコメント。

また、河野氏から推薦願いを受けている自民党県連に対しては、東国原氏も推薦願いを提出することにしていて、県連は今月20日に選挙対策委員会を開き、協議をすることにしています。

現職と前の知事による異例の選挙戦となりそうな県知事選。
12月5日の告示に向けた動きが今後、活発化しそうです。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mrt/125290