富山県の新田八朗知事は20日の定例記者会見で、2020年知事選の際、「世界平和統一家庭連合」(旧・統一教会)から支援を受けていたことを明らかにした。

 知事は同連合や関連する組織の名称を挙げ、「いくつかの関係の方々と会った」と認めた。また、同連合側から集会に招かれ、話をしたことも明かした。寄付は受けていないという。

 知事は民間企業の前社長だった20年、知事選に出馬し、現職を破って初当選した。知事は「私は全く手作りの選挙を始め、だんだんと支援の輪が広がった。終盤は、多くの団体から支援をいただけるようにもなった。その中の一つだ」と述べた。

 集会に出席したことへの是非を問われ、「そういった場を作っていただけることは、当時の私の立場にとってはありがたいことだった」と述べるにとどめた。選挙後は、同連合と特に関わりは持っていないという。

読売新聞
2022/07/20 23:12
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220720-OYT1T50275/amp/